ニセコで日本酒を楽しめるペンションに泊まる 吟渓@北海道ニセコ町 [温泉・旅館・民宿]
ニセコアンヌプリスキー場のペンション村(ポテト共和国)に、私たち夫婦のお気入りにペンションがある。
ペンションというとフレンチとかなんとか言って洋食なんてのが多い。でもそういのは脂ギトギトで重く、この年でそこに2泊もする気にはなれない。
それに引き替え、美味しい日本酒が用意されていて、それにあう和洋のサラリとした食事が出てくる、お腹に優しいペンションがある。
そしてその日本酒は、なんと原価販売。呑兵衛にはたまらない。
それがここ、吟渓。
2006年末、家族でニセコアンヌプリでスキーをしました。
ニセコエクスプレスで、札幌からニセコ駅に着くと、ペンションのオーナーが迎えに来ていました(ありがとう!)。
その年は北海道も雪が少なくて、道路の路面が出ているくらいです。
ペンションに着いてからスキーウェアに着替えて、いざスキーに!
・・・って思ったんだけど、子どもが「雪遊びしたい」って。でもって雪合戦して、雪だるまつくって・・・。
それからやっとアンヌプリスキー場に行きました。
スキー場までは、ちょうど手が空いていたオーナーが送ってくれました。(またもありがとうございます。)
ニセコの雪はパウダースノー!
・・・のはずだったんですけど、雪が少ない上に、昨日なんと大雨(!)が降って、雪はザクザクのシャーベット状態。本州の春スキーみたいです。
まぁ、しかたがないけど・・・かなり残念です。
でも天気がいいから、暗くなるまで存分にスキーをして、ペンションに戻りました。楽しかったです。
さて、ニセコアンヌプリでの宿泊は、ペンション 旅の宿「吟渓」です。
ここはすっかり私たちの家族の定宿になっています。食事が美味しいことと、日本酒が美味しいことが理由です。ここのオーナーは利き酒師の資格をもっているんです。
そしてうれしいサービス。ニセコにはたくさんの温泉がありますが、夕食の前に、そのうちの好きな温泉に送迎してくれます。
以下は、食事の紹介です。
1泊目の客は私たち家族1組のみ。
夕食メニューは
・食前酒:しゃかりか ・ いくらときのこのおろし和え ・ヤーコンのキンピラ ・茶碗蒸し ・サケのチャンチャンホイル焼き ・鶏もも肉のハーブ焼きカ レークリームソース ・オーナーの手打ちそば ・ご飯 ・豆腐とワカメの味噌汁 ・漬物:メロンの粕みそ漬け ・デザー ト:チョコレートソースの自家製アイスクリーム |
食前酒に「しゃかりか」
が出てきます。
北海道の日本酒メーカー小林酒造(栗山町)の酒
で、酒を凍らせて飲む「みぞれ酒」です。
グラスに注ぐ前に、瓶をたてに振ります。振っ て(シェイク)飲む酒(リカー)だから、「しゃかりか」なんです。アルコール度数が10度以下と低く、甘酸っぱい口当たりのお酒です。
イクラとキノコのおろし和え
ヤーコンのキンピラ
ヤーコンはゴボウよりも柔らか
い食感で、キンピラにあう食材です。
どちらも日本酒の肴にぴったりです。だから、食前酒→ビール→そして日本酒を飲む番になるまで、手をつけずに
置いておきました。
茶碗蒸し
コーヒーカップに入った茶碗蒸しです。これは子どもの大好きなメニューの1つ
です。
サケのチャンチャンホイル焼き
シイタケが肉厚で、香りが非常に強いのにビックリ。
聞いてみると、お米を買っている島牧
村の波多
野農場で作り始めたものだそうです。 地場産の新鮮なシイタケってことです。
サケは、食べた感じでチリ産の養殖物なんかではなく、北海道
産と思います。
鶏もも肉のハーブ焼きカレークリームソース
洋風の料理です。これはうちの子どもを意識し
てつくってくれたメニューかな。
鶏はニセコの地鶏でしょうか?美味しいです。
クリームソースは、バター少なめでサッパリしていて、こうい
うのが好きです。こうじゃないと日本酒に合わせられない。しかも軽いカレー風味で美味しいです。
オーナーの手打ちそば
出た!!
オーナーが打った細切りの十割そばを冷たい水で締
めていて、ほんと美味しいんです。
これは客が少なく、オーナーに時間があるときしか出てこないメニューなんです。
幸いに、今夜の客は私た
ちだけ。
子どもはここのそばが大好きなんで、カミサンの分まで食べてしまう。
もちろん私も好きで、出されてすぐに食べてしまった
もんで、写真に撮るのを忘れました。(笑)
ご飯、豆腐とワカメの味噌汁
お
米と味噌は、それぞれこだわりの食材です。
米は、島牧村の波多野農場でできた無農薬の「ななつぼ
し」を自家精米した五分搗き。
味噌は北檜山町の無添加味噌。
漬物:メロンの粕みそ漬け
最初からテーブルの上に出されています。自家製の漬物もここ
のおすすめ。
「メロンの漬物」なんて、驚いてしまいますが、理由があります。美味しいメロンを作るためには1本の木(草だけど)に1個のメロンし
かつくらないから、それ以外の実は摘果します。摘果した未熟の青いメロンは、こうやって漬物なんかにします。
味は、ウリです、メロンはウリ科です
から。そして僅かにメロンっぽい香りがします。
デザート:チョコレートソースの自家
製アイスクリーム
キレイで美味しかったんだけど、写真に撮り取り忘れました。
これも出されたとたんに、食べちゃう
からなんです。
子どもとカミサンは、暖炉の近くのソファーに移動して食べました。
日本酒は、オーナーが選んだ日本酒が、クーラーに何種類も貯蔵されています。
自分で銘柄
を指定してもいいですが、好みを伝えるとオーナーが選んでくれます。
今夜は2種類いただきました。
私は芳醇だけどもキレがよくて、
後味のスッキリした日本酒が好きです。
1杯目は新潟県、美の川酒造の良寛の純米吟醸無濾過生酒にしました。
コクとふくらみがあるお酒でし
た。
2杯目は、同じく美 の川酒造の越の雄町純米吟醸ひやおろし。
美味しい食事を食べ終
わったところで、オーナーが暖炉に火を入れました。
ソファに座って炎って眺めているだけでも癒されてきます。
朝食は洋風
で、パンは自家製です。
サラダ、オムレツ、
ウィンナー、ヨーグルト、ルバーブのジャム。
それに、自家製のカボチャのパン、バターロールです。
地元産のルバーブは
赤ではなくて緑色をしています。甘酸っぱい。
以前にもここで食べて、カミサンが魅了されてしまいました。
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