沖縄料理をたべる(その5) 我部祖河食堂@宜野湾市 [ 愛しき食堂]
H氏が「沖縄そばを食べたい」と言い出したんです。良い店を知らずに、適当に店に入ってしまった。
そしたらその店で食べたソーキそばを「まぁ、こんなものでしょう」と評価されてしまった。
うぬぬぬ、沖縄そばは、そんな甘いものではない!
沖縄そばの名誉をどこで挽回させねばならない!
お昼にH氏らを誘ってお店に向かいました。
我部祖河食堂です。
我部祖河食堂は那覇市我部祖河に本店がある沖縄そば屋で、「ソーキそば」発祥の食堂なんです。その支店が宜野湾にあるんです。
とはいえ、実は私も本格的ソーキそばは初めてなんです。というのも、沖縄でそばを食べるときはいつもは沖縄そばを食べていて、ソーキそばは食べていないんです。
だから今回は、私にとってもソーキそばとはこれだ!というのを確認する、という重大な意味もあります。
店は、宜野湾コンベンションセンター近くの2階建ての建物の2階に店がある。
建物も大きくて、居酒屋みたいな外観です。
店内もかなり広くて、なんだか観光地の展望レストラン風です。
ちょっとモダンすぎて、沖縄そばを食べる雰囲気じゃないので、ちょっと不安になります。
そんな不安を吹っ切って、ソーキそばを注文です。
出てきたソーキそばは、ソーキ、すなわち豚のあばら骨、そう!スペアリブの肉が載っている。
しかもソーキはなんと4本も載っている。
そのうち上の2本は正にあばら骨付のスペアリブですけど、下の2本は柔らかい軟骨がついている。これは軟骨ソーキを呼ばれるソーキです。
(その後、わかったんですけど、東京でソーキそばを食べると、本来の骨付きソーキではなく、軟骨ソーキがほとんどなんです。)
はやる気持ちを抑えて、まずはスープをズズズ。
おぅ、これは普通の沖縄そばとはちょっと違います。
沖縄そばは昆布出汁と豚骨が合わさっているけど、豚骨の出汁が強い。ボリューム感があります。しかし豚骨と言っても、豚骨ラーメンみたいにトロトロ、濃厚タイプじゃぁない。
脂を徹底的にすくいとるから、スープは白濁していなくて透明です。
さとなおcom.の評価では、本店のは、ちょっとしつこくて胸焼けする、とあったけど、そういうしつこさはこのスープにはないですね。本店と味が違うのかも。
では、そばをチュルチュル、モグモグ。
ゴワゴワしているけどモチモチ、で噛むとアルデンテ風にブチッとちぎれる。
これこれ、正真正銘の沖縄そばです。
そしていよいよソーキ。
甘ダレでしっかり煮込まれていて、とっても柔らかい。
うんまいぞ。
いや、これは旨い。
Hさん、どう? これが元祖ソーキそばらしいよ。
沖縄そばを見くびっていた某氏も「これはおいしい」と評価を変更です。
私自身も、本物のソーキそばはこれが初めて。しっかりおいしい。
ぜひ、本店のソーキそばを食べてみたい。
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