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歓楽だらけの皆生温泉に鄙びた温泉宿 夜見の島旅館@島根県米子市 [温泉・旅館・民宿]


羽田から鳥取空港に向かう飛行機は富士山頂を間近に通るのだけど、今日は雲がかかって山頂だけが見えている。
これを見ていて、小学校で習った歌を思い出した。
 ♪あ~たまをくもの~う~えにだし~、し~ほうのや~まをみ~おろして~、
  か~みなりさまを~し~たにきく~、ふ~じはに~っぽんいちの~やま~。

しかし北海道にいた私は、富士山を見たことがなかったので、どう日本一なのかさっぱりわからなかった、という記憶がある。

皆生(かいけ)温泉に泊まった。

宿は楽天トラベルでみつけた夜見の島旅館だ。リーズナブルというのが選んだ理由。

着いてみると鄙びた和風旅館だ。
部屋は本館の他に、離れのようにいくつもの建物がある。今回は3人で1部屋づつお願いしてあったのだが、宿泊客が多かったせいらしいが、3人とも別々の建物になってしまった。

私が泊まったのは、12畳のトイレ付きの部屋。一人で泊まるには広すぎる部屋だ。

風呂は掛け流し(写真はHPから)。左奧隅の水口から熱いお湯が静かに流れ出ている。

源泉名が貯湯槽で、お湯は共同のタンクから引いているらしい。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉の高張性中性。濃度は高いようだ。無色透明だが舐めてみると苦塩味が少しある。源泉温度は64度で、お湯はゆっくり出ているから、掛け流しかもしれないけど、加水されているかもしれない。

無臭のはずだが、ほんのわずかアンモニアのような臭がする。風呂は朝入ったので、前日に大勢の人が入ったせいだろうか。

ここは「割烹観光旅館」と自称していて、食事の評判もそこそこよかったので、電話で夕食もお願いしてあったのだが・・。
旅館に到着して確認すると、注文が入っていない。
電話に出たのが、おばあちゃんだったのがいけなかったみたいだ。

夕食は出来ないので、外でお願いします、と言われたんで、しかたなく食事は外へ出る。

旅館の周囲はソープランドがやたらに多い。食事するところは、ラーメン屋と焼き肉屋しか見つからない。ソープの呼び込みのお兄さんに、近くに居酒屋がないか聞くと、親切に2件教えてくれた。(ありがとう。)後で寄るね、なんて言ったけど、もちろんその気はない。(ゴメン。)
たどり着いた店で刺身を食べた。さすがにうまい。(写真は撮らなかった。)

皆生温泉の歴史は古くなく、1890年(明治23年)に地元の漁師が海中に湧く温泉を発見し、それを泡の湯と名付け、大正時代に地元の土地会社が温泉地として開発したそうだ。行ってわかったが、ソープがやたらに多く、歓楽温泉となっている。そのイメージを変えるために、1978年(昭和53年)に弓ヶ浜に海水浴場を整備し、1981年(昭和56年)に日本最初のトライアスロンを開催し、毎年大会を開催しているそうだ。

夜見の島というのは、出雲国風土記に出てくる弓ヶ浜の名前で、旅館の名前はそれに因んでいるのだけど、以前は浜屋という名称だった。古い資料が、旅館のロビーに貼ってある。

朝食は、焼き魚(サバ)、自家製の出し巻き卵があって、メニューは定番だけど手がかかっているところがいい。ここを紹介しているブログもあった。


■割烹観光旅館 夜見の島
鳥取県米子市皆生温泉3丁目3-12
0859-35-0771


 
タグ:旅館 島根
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