中州の屋台 司@福岡市 [ 九州・沖縄]
博多に泊まりました。
博多通には絶対になれないけど、せめて博多の屋台にはまりたい(?)と思っている。
で、一昨年行った中州の春吉橋へ屋台を求めて行きました。
今回は行き当たりばったりじゃなくて、行ってみたい屋台があるんです。
司という屋台です。なんとHPもあるのです。
ご覧の通り、和服を着た女将がやっている屋台です。
そして実に美人の女将なのです。
若いときはどれほどの美貌だったのか・・・。
品の良さと美貌は、これはただ者ではない感じです。
さて、メニューはこんな感じ。
Kさんと二人だったので、天ぷらの盛り合わせ(900円)を注文。
ちょっと食べてしまったけど、エビや穴子、キスの天ぷらなど、これは美味しいです。
正直言って、想像以上。
なんでこんなに美味しいのか、女将さんに尋ねてみました。
天ぷらの油は菜種油を使っていて、毎日替えるのだそうです。
具を入れても温度が下がらないように強い火力のレンジを使用。
真っ当な天ぷら屋と同じようにしているわけです。
加えて女将の技。(女将は否定していますが、これ無しにはありえない。)
その結果、カラっとした天ぷらが揚がっているのです。
一押しのメニューです。
串の盛り合わせ(900円)も注文。
ただの焼鳥だけでなく、タコの炙り焼きやアスパラのバラ肉巻があって、これまた旨い。
黒毛和牛のサガリ(1300円)。
タマネギスライスに焼いたサガリが乗って、その上に小ネギがたっぷり散らされている。
見た目にもとてもきれいで、見るからに美味しそう。
食べるともちろん美味しい!!
私は、脂肪が少なく味が濃厚なサガリがカルビよりもとっても好きなんだけど、この1皿はもうホント絶品です。
(カミサンもサガリ好きだから、羨ましがられるだろうなぁ~)。
写真を取り忘れたけど、辛子明太子の天ぷら(900円)も注文。
これは女将のオリジナルだそうだけど、ピリッと辛くて、酒の肴に最高。
酒の方はというと、ビールを飲んでから、日本酒に切り替え。
ここの日本酒は「美少年」です。
女将が熊本出身なのかと思ったら、「酒屋が置いていくから」とのこと。
はてさてどういうことか。
最初は冷やでもらったけど、純米なので2杯目はぬる燗でいただきました。
博多はまだ少し暖かい気候なこともあり、ぬる燗がとてもいい感じ。
女将とあれこれ話をしたけど、もと博多のクラブにいたとのこと。納得。
美人で、品があって、料理も上手で、きっぱりした性格で、なんとも素敵な女性です。
ここは屋台だからといって料金は特に安いわけではないです。
けど、料理のレベルからは、妥当な価格と思います。
そして女将や他の客と至近距離で酒を飲みながら楽しんで、リーズナブルな料金、というのが屋台のひとつの楽しみ方なのかもしれません。
ぜひまた女将に会いたい、と思います。
この屋台に座ったときは、韓国人のアベック(これって古い言い方かな)がいて、Kさんが得意の韓国語で話をしていました。韓国人、中国人が屋台の周りにたくさんいます。
博多はかなり国際的な街になっていることを感じます。
韓国には屋台文化はないはず。
台湾には、東南アジアと同じく屋台文化がある。
なんてことを考えると、博多は、東南アジアに連なる屋台文化が活きているわけで、文化的に繋がるものがあるかも。
博多(福岡市)では、屋台のために水道や電気がちゃんと設備されています。
水道は屋台で共同、電気は屋台毎に支払うように設備がされているとのこと。
屋台を博多の文化として残すためのインフラ整備がされているわけで、実に民度が高いと感心しました。
屋台は台湾から東南アジアにまでつながる文化と思うわけで、どういうつながりがあるのか興味が沸いてきます。
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