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炉端焼きの店で土瓶酒を呑む 炉ばた@富良野市 [ 北海道]

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「北の国から」で有名な富良野市に泊まりました。

夕食の場所の事前調査ってことで、駅周辺を探索しました。
富良野駅近くに「へそ歓楽街」という飲み屋街があります。
富良野は「北海道のへそ」と自称し、「北海へそ祭り」という珍妙な祭りがあります。
で、へそ歓楽街なんてところがあるんです。

昭和44年7月に制定された「富良野市民憲章」に、「私達は北海道の中心標の立つ富良野市民です」とある。「北海道中心標」は、正確には「北海道中央経緯度観測標」というもので、北海道(本道のみ)の中心の東経142度23分・北緯43度20分の位置である富良野小学校の校庭にあるそうです。ここが中心だ、というのは大正3年(1913年)のこと。その中心標があることから、富良野は北海道のへそと称されることになったわけです。

その「へそ歓楽街」で気になる居酒屋を発見です。

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番屋風の外観、提灯が下がる正しい「居酒屋」のたたずまいです。
提灯には、その名もズバリ「炉ばた」。そして「土瓶酒」という文字。とても誘われます。

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店に入ると、コの字型のカウンター状にテーブルがあり、その中央に囲炉裏があります。
そのコの字型のカウンターの左奥に座りました。
囲炉裏には、大きな土瓶が炭火にかかっている。
この土瓶で、徳利を暖めるのだろうか・・・、と思いつつ、まずは生ビールを注文。

壁には、倉本聰の色紙があります。
後で分かったことですが、ここは「北の国から '89 帰郷」 冒頭で、黒板五郎が中畑和夫と飲みながら子供たちの自慢話をした店なのです。

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突き出しは、すき焼き風、味は薄味です。
肉は、北海道では当たり前の豚です。
生ビールは1杯にして、燗酒をぬる燗で注文しました。土瓶酒(450円)。

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徳利を土瓶に入れるのかと思ったら、店主は土瓶から木のひしゃくで茶碗に酒を注いでいます。

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土瓶から注がれた茶碗酒が、テーブルに置かれる。ちょうどよく温まっています。
この方式は先代からものだそうです。土瓶自体は、もう何代も替わったそうですけど。
直火で暖め続けるから、温度管理が難しいのだそうです。
そのおかげで、注文するとすぐに酒が出てくるわけで、酒飲みにはうれしい。
店主が言うには、一度に注文があると、その次は暖めるのに時間がかかってしまうから、なかなか難しいのだとか。
なるほどなかなか苦労があります。

つまみが欲しい。
でも本来の夕食はこの後で他の人と食べるのだから、あまりたくさんのつまみは注文できない。
壁のメニューを探すと、行者ニンニク(アイヌネギ)を発見。
春に採れるものが、この時期に食べられるの?と店主に聞くと、「ある」とのこと。
ならば、と注文しました。

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独特の強い香りがする行者ニンニク。
しょうゆ味が付いたおひたし。
もう酒が進みます。

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冷奴。三升漬けがのせられている。
青唐辛子、麹、醤油をそれぞれ一升づつあわせて漬け込んだものが三升付け。シソの実が入っています。
それを冷奴に乗せて、もう酒の肴に最高です。

夕食をいっしょに食べる人にこの店に来るように伝えて、ここで夕食にしました。
魚を食べて、さらに酒を呑んで・・・。
魚は旨いです。(写真は取り忘れました。)

後日、ネットでこの店のことを検索していたら、マスターの結婚当時の話を発見。羨ましいほどの話です。

食べログ:炉ばた

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