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山陰・出雲の湯村温泉 [温泉・旅館・民宿]

湯村温泉に宿泊。
湯村温泉というと兵庫県の温泉が有名でしょうが、ここは島根県出雲市にある湯村温泉です。
この湯村温泉は「出雲風土記」に、漆仁(しつに)の薬湯と紹介されているそうで、なかなか歴史のある温泉です。

その湯村温泉は、出雲市内の旧木次町湯村に鄙びた宿の湯乃上館があって、そこが管理する共同湯の元湯(以前は「漆仁湯」)もあり、これらは温泉マニアにはかなり有名な温泉のようです。そしてその宿は、1日2組しか宿泊客を受け入れないとのことで、かなりレアものの温泉宿のようです。
ところが湯村温泉にはもう1軒、斐伊川を挟んでその対岸にある旧吉田町には、国民宿舎の温泉宿があります。料金もそれなりに安い。


国民宿舎清嵐荘。旧吉田町の公営だったのですけれども、出雲市に合併後した現在は、吉田ふるさと村という第3セクターが運営しています。この第3セクターの話題は、また後でも触れます。

チェックインの後、いつものように早速、温泉へ。

建物全体は建設当時のままのようですが、浴槽棟は改修したようで、かなり新しいです。

湯船は、内湯と露天があります。ともに掛け流しとのこと。
内湯は窓際でオーバーフローさせているので、循環かとも思いますが、成分表に「循環」とは書かれていませんから、やはり掛け流しなのでしょう。
湯量がかなり多いのかもしれません。

加温しているとは書いてありますが、加水や循環とは書いてありません。
これは露天風呂だけのことを指しているのかもしれませんが・・。

泉質は、単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)ですが、硫酸塩泉の感じもあります。
源泉の温度は40.8℃ですが、使用位置では43.0℃。
源 泉は斐伊川の対岸にある共同場の元湯と同じで、ホースで川の上を渡って引かれているそうです。
その際の温度低下も含めて、加温しているとのことです。
加温 している温泉は、コスト節減のために循環にならざるをえませんが、ここの加温は僅かですので、掛け流しなということのようです。


 

夕食です。

料理が色々と並んでいます。
1泊8000円はかなりリーズナブルな感じです。

カレイの揚げ浸し。

エビとサケの焼き物。

天ぷら。

豚肉と白身魚の鍋。

マグロとイカの刺身。

カニ味噌豆腐。

どれもそこそこに美味しくて、満足です。
贅沢を言うと、この地方の特色が出ているかというと、必ずしもそうではないところが残念なところかな。
カレイやイカ、カニ味噌豆腐は日本海のもののようにも思います。
でもマグロやサケといっしょにすると、せっかくのご当地性が見えなくなってしまうと思います。



朝食です。

 

私の好みの感じの朝食です。
自ら手間をかけた料理がいくつか並んでいます。

サバの塩焼き。
模様の感じからノルウェー産でしょうが、朝焼いてくれているところはいい感じです。

コンニャクの煮染めと凍み豆腐。
豪華さではなく、こういう手間をかけた料理を出してくれると、とてもうれしくなります。

ただの生卵。
生卵が朝食に出てくることは、まったく珍しくないのですけど、しかしここではちょっと意味が違うのです。

テーブルに置かれた醤油瓶。「おたまはん」と書かれています。

これは「卵かけご飯専用醤油」なのです。
卵かけご飯用とは、かなりのニッチー商品みたいです。
しかし吉田ふるさと村がこの醤油を売り出したところ、かなりのブレイク。
いまや類似品、というか同じコンセプトのものが色々と販売されているのです。

この商品のすごいところは、素材にこだわっているところ。
とくにメインの醤油は地元の醤油メーカーがつくる国産丸大豆醤油です。
国産と言ってもメインは島根県産の大豆のようです。

この醤油を使うために、生卵が朝食に出ている、と言ってもいいのだと思います。
当然、おたまはんをかけた、卵かけご飯をいただきました。
出汁醤油とは言いながら、出汁は隠し味程度になっているところがおいしさの秘密なのかもしれません。

この「おたまはん」は関東用と関西用との2種類の製品を売っています。
なかなか長けた販売方法です。
帰りにここの売店に行ったら、さらに感心するアイテムが売られていました。

なんとタイガース柄のおたまはん。その名も「おとらはん」!(爆!)

ちゃーんとタイガースの正式認証を持っています。(笑)

虎キチの同僚Yさんのお土産に買って帰りました。

週明けにYさんにこれを渡したら、大感激していました。(笑)

食べログ:清嵐荘

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タグ:島根県
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