ヤギ乳アイス ファーミーランド@上越市 [ 甲信越]
上越市・旧東頸城郡の浦川原地区にある、ふれあい観光牧場に来ました。
ファーミーランドというところ。
ここをつくったファーストファーム(株)の社長・蓑和さんにお会いして、その事業の話を伺いに来ました。(この会社のことは最後に書きます。)
山の中腹にあって、とても景色の良いところに牧場はあります。
霞んで見える山並みは長野県との境にある関田山脈や妙高山。
天気がよければその向こうに日本海が見えます。
さっきの方向とは反対側には、棚田が並んでいます。
たくさんのヤギがいて、つい大人も戯れてしまいます(笑)。
入園料は無料。こうして動物とふれるのも無料です。
何種類かの体験メニューがあって、それは有料です。
幼稚園の子どもたちが遊びに来ていました。
広い原っぱ(ちゃんとした牧草地なんですけど)で遊び回っています。
広々としていて、とっても楽しそう。
広っぱの上には大きな屋根のテラスがあります。
子どもたちがお弁当の最中です。
テラスからは、美しい景色を眺めることができて、若いカップルやお年を召したご夫婦なんかがゆったりした時間をここで過ごしているそうです。
トレーラーが置いてあって、そこがカフェテラス ファーミーです。
メニューは
ヤギさんのジェラート300円
ヤギミルク200円
ホットコーヒー300円など
ヤギさんのジェラートは、この牧場のヤギからとったヤギ乳100%のアイスクリームです。
120mlのコーンとカップが300円、500mlが1200円、3000mlが6000円。
人の乳に近くて、タウリンが牛乳の20倍もあり、大量のオリゴ糖を含んでいるのだそうです。
味は、プレーン、チョコレート、バニラ、抹茶、それに季節限定のイチジクがありました。
私はプレーン、連れのTさんはイチジクを注文。
ヤギ乳の特有の臭い、なんて全くなくて、濃厚なんですけど、口当たりはサッパリしています。
甘みは少ないです。これはかなり美味しいです。
ここでは、ヤギ乳100%のバターも5月から12月までの期間限定で販売しています。
70gで1500円です、
ファーミーランドに向かう途中には山本ぶどう園という、ぶどう団地があります。
ここでお土産にブドウ狩りするのも楽しそうです。
ぶどう園のオーナーも高齢化して、一部には廃園になっているところもあります。
ファー
ミーランドを開設するファーストファーム(株)は、建設業を営む蓑和さんをはじめ、異業種有志5人(旅館業、行政書士・土地家屋調査士、酒造業、農畜産
業、建設業)で設立した会社で、東頚城郡が検討した農業特区に協力して、平成15年9月に会社を設立して農業に参入したものです。
東頸城地域の恵
まれた自然環境を維持し、また高齢化等によって耕作断念され荒廃が進む農地を復旧・保全しながら有効活用して、家族(Famiry)で楽しめる農場・農園
(Farm)をつくり、そして将来の新しい産業(第1次産業×2次産業×3次産業)を目標に、トップ(First)を目指してチャレンジしている会社で
す。
異業種5人組が、夢の実現と、新しい農業形態へのチャレンジをしている会社です。
この牧場があるところは、かつてあった牧場が廃業して荒れ地になっていたところです。その荒れ地を借りて復旧し、ふれあい観光牧場にしました。越後田舎体験の受け入れや、小学校へ子ヤギの貸し出しもしています。
さらにヤギ乳の加工を始めて、それがアイスクリームとバターです。来年は、この事業をさらに増強する計画です。
ま たこの会社は、山間地の棚田で「五百万石」と「越淡麗」を栽培、前者は有名な酒造好適米(酒米)、後者は新潟県が開発した酒米です。これを異業種5人組の 1人が営む新潟第一酒造㈱に全量販売して、オリジナルの吟醸酒「特区酒」を醸造し、数量・季節・地域限定で販売しています。
今後も夢の実現のために、もっと事業が広げられていくと期待しています。
蓑和社長にお会いするのは2度目です。旧東頸城農業特区は全国第1号の認定で、翌年正月に社長にお会いしたのが1回目です。そのときは、5人組のお一人が経営する旅館に宿泊し、5人の方々と酒を酌み交わしたことを思い出します。
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