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昔の虎ノ門の面影を感じさせるレストラン レストランとらのもん@虎ノ門 [ 東京ランチ]

昼飯に虎ノ門にある洋食屋に行きました。

看板に「十勝ワインの店」なんてあります。池田町の十勝ワイン、きっとかなり昔から置いてあるんじゃないかな。

喫茶店みたいな店構えですけど、レストランです。『レストランとらのもん』ですから。

 

店の中も、喫茶店みたいな感じで、4人がけのテーブル席が4つ、2人がけが1つあります。12時10分頃に入りましたけど、行列もかければ、満員でもない。
あんまり人気のない店です。

厨房は年配の男性が1人、フロアにはエプロン姿の上品な感じの女性が1人です。ご夫婦でしょう。
この女性はウェートレスと言うべきなのか・・・。

ランチはどれも800円。
カツカレー
スペシャルカレー
スパゲティ・ミート
スパゲティ・トマトソース
ミックスランチ
ショウガ焼
とんカツ
オムライス
ハヤシライス
チキンカツ
カキフライ(10~2月)
手作りメンチカツ

「特製カレー」っていうメニューもあって、辛さが6段階あります。
しかもそのネーミングが
子とら、中とら、中々とら、大とら、とら天国、とら地獄
なんていうおかしなもの。ぜんぜんレストラン風じゃないです。

でも一番安いポークカレーとチキンカレーが1100円だから、ちょっと高い。

カレーがイチオシみたい。ならばメニューの一番上のカツカレーかな。いっしょに行った4人みんながカツカレーに決めました。

ランチのカレーでも辛さが選べないのかって尋ねたら、丁寧に「ございません」との答え。だから、普通にカツカレーを4つ注文しました。

ところでくだんの女性は、そのご年齢とその上品さからして、ウェートレスなどではなく「マダム」だ。

しばらくして、スープが来ました。コンソメスープです。

ややあって、カツカレーが運ばれてきました。
マダムが両手に持った皿を2人に配膳したところで、マダムが一言
「これでおしまいです。」と上品に言い渡されました。

「えっ!これでおしまい?! あと2つはないの!」と驚く。

マダムは、別の客の勘定をしてから、ふたたびカレーを2つ運んで来くる。
それをテーブルに置きながら
マダム「これは見本です。」
さらに「観るだけですよ。」と言って、マダムは去っていきました。

「観るだけだって?!」とまた驚いてみる。

ここのマダムが冗談好きというのは、ちゃんと折り込み済み。
せっかくなんで、冗談を受けてみました。(笑)

さて、カレーは、やや大盛りのご飯の上に大きなカツが載って、それに赤っぽいカレーがかかっています。

カレーの脇に、サラダと赤いケチャップ味のマカロニが添えられています。

カレーの味は、あんまり辛くなくて、カレーというよりカレー風デミグラスソースって感じで、そのデミグラスソース味が結構旨い。
カツは、厚いってわけではないけど、そこそこの厚さ。

ところで、ここのカレーはフォークで食べます。
同行のNさんが、「スプーンはないのかな?」って言うんで、「聞いてみたら」と水を向けた。
Nさん「すいません、スプーンはありませんか?」と尋ねると
マダム「当店にはスプーンはございません。」と上品な、しかしキッパリとした答えが返ってきました。
「当店では、そこに添えてございますフォークにて食べていただくことになっております。」
予想通りの答えが返ってきたので、私はもう爆笑です。

レストランだからスプーンがないわけないんだけど、Nさんは、マダムのキッパリした対応に、折れてしまいました。(笑)

私たちが受けているのを見て、マダムはさらに言います。
「なお、フォークは別料金をご請求させていただきます。メニューには、金物付きとは書かれてございませんですから。」
この発言は予期していなかったので、また笑ってしまった。

すると、Nさんがボケをかましました。
「じゃあ、このお皿は料金に入っているんだぁ~」
マダムは聞き逃しません
「聞こえましたよ。では、お皿の料金もお支払いしていただきます。」
同行した全員で爆笑です。

私「お皿の料金のことを言った人だけ、別料金でお願いします!」と言うと、
マダム「いいえ、連帯責任でございます。」と返されてしまった。
「お皿のお金まで払うわけ!」と、またも爆笑です。

上品な言い回しのマダムは、もう冗談の言いっぱなしです。

カレーはごはんの盛りが良くて、しかも豚カツが載っているから、普通盛りでかなりの満腹感です。

福神漬けをつまんで、きれいに平らげました。

4人は満腹になってレジに向かうと
マダムは「お一人8万円です。」とこれまた古典的な冗談。
で、同行中ただ1人の女性には「女性は800円です。」なんて言っている。

「うわ~っ、高いなぁ~」って言いながら、千円を渡すと、マダムはおつりの200円を払った本人にではなく女性の手の中に次々と入れてから、その手を握って「しっかりお持ち下さいね。他の人に渡してはダメよ。」なんて言っている。

最後まで楽しませてくれます。
この冗談が煩わしい人は、ここじゃ食べない方がいいですね。

ところで、私たちが食べ終わったところで、アベックの1組が席に着きました。
見た顔だなって思ってよく見ると、なんと江本孟紀、エモヤンでした。

エモヤンが2010年の新年会をここでやったりしていて、本人のブログに「ここは同世代のトシちゃん、イヨちゃん夫婦でやっている店」なんて書いてあったりして、かなりの常連みたいです。





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タグ:東京都 洋食
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