真っ黒い太田焼きそば 岩崎屋@群馬県太田市 [ その他関東]
群馬県の伊勢崎市に行ったついでに、太田市に足を伸ばしました。
なんでかって言うと・・・焼きそばですヨ。
日本三大焼きそばって知ってますか?
富士宮、横手、そして太田なんですって。
Wikipediaによると、2000年6月に秋田県横手市、静岡県富士宮市と「三国同麺」なるものを結成し、2002年には太田市観光協会が中心となって「上州太田焼そばのれん会」を結成したそうです。それで「三大焼きそば」ってことみたい。太田市が言い出しっぺですね。
で、なんで太田に焼きそばなのかっていうと、太田には旧中島飛行機、現富士重工があって、第二次戦後、富士重工や関連工場に東北地方からの出稼ぎが多数来ていて、秋田県横手市の人達が太田に焼そばを持ち込んだ、とされているようです。
だから太田焼きそばは横手焼きそばから生まれたようです。
太田が元祖、とか言わないところは好感が持てます。(笑)
その太田焼きそばはどんなんかって、いうと上州太田焼きそばのれん会のHPによると、「太田焼そばの特徴は、店により、味付け、麺、トッピング等がそれぞれ違うことです。」
まぁ要するに、みんなバラバラで統一性はないってこと。(笑)
「焼き脂はラード」、「具はキャベツのみ」、「ソースは足利の月星ソースを使用」なんて決めごとがある、なんて書いてあるサイトもあるけど、そんなことはないです。
そこまで統一したら、店ごとの違いなんてなくなるっしょ!
さて、私が行ったのは、まずは太田焼きそばの基本形(?)のお店。
岩崎屋さん。屋台から始まった店で、その創業は昭和31年のようです。
これって、私の生まれた年です。すごい!
メニューは、焼きそばと焼きまんじゅう。煮込みおでんもあります。
その焼きそばが、サイズによって何種類もあるのにはびっくり。
小 210円 子供向け
中 315円 女性向け
大 420円 男性向け
かなり安い値段です。
さらに
特大・・・・・ 525円
ジャンボ・・・ 630円
ダブル・・・・ 840円
名はない・・・1,050円
トリプル・・・1,260円
特に名はない・1,575円
さらに、「特に名はないの上」が2100円がある。
もう1軒行こうと思って、「中」を注文しました。
焼きそばだからササッと出てくる、と思っていると、なかなか出てきません。
かなり時間が経ってから出てきました。
おう!噂の通り真っ黒な焼きそばです。
麺は太麺。具はキャベツのみ。中といいつつ、かなり量で、これで315円というのは安い感じです。
麺は蒸し焼きそばで、かなりの太麺。モチモチした食感です。
その麺に、ソースがねっとり絡まっている。
で、味ですけど、色がまっ黒いから、味は塩っぱいのかと思って食べると、これが全然塩っぱくなく甘めです。ウスターソースの旨みがします。
しかしウスターソースにある辛さや酸味がない。かなり独特のソースを使っているようです。
辛さや酸っぱさが少ない点では、おたくふの焼きそばソースと似ています。
おたふくよりもネットリ感が少なく、甘さも少ない。
モチモチ感を含めて、私は気に入りました。
ペヤングの焼きそばの辛さを無くした感じだ、っていうのがKさんの評価。
なんだか貶めているようにも聞こえるけど、ペヤングみたいというより、ペヤングがこういう味をモデルにして作られている感じがします。実は、ペヤングのまるか食品はお隣の群馬県伊勢崎市に本社がありますから。
焦げ目がないから、かなりゆっくり焼いているんじゃないかって思います。
それで出てくるのに時間がかかるのかなぁ?
おかげでもう1軒行こうと思っていた予定が無理になりました。それなら「特大」あたりを注文すればよかった。
テーブルの上にソースが置いてあります。このソースは、麺にかかっているソースとは全く違って、酸味が効いている。辛さはない。
これを焼きそばにかけて食べると、酸味が効いて、引き締まった味になります。
このソースをかけて食べると、また違った味で食べられます。
駐車場に幟が立っています。
裏返しになっていたんで、写真は反転させてますけど、1つは「上州太田焼きそばのれん会」のもの。もう1つは「月星ソース」のもの。
月星食品はお隣の栃木県足利市にあるソース専門メーカー、というより焼きそばソースの専門メーカーで、店オリジナルのソースを製造しているようです。
太田の焼きそば屋の多くは、この月星ソースを使っているらしい。
この月星ソースがあるせいでしょう、栃木県や群馬県では、目玉焼きなどにはソースをかける、というソース文化圏になっているそうです。
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