これは中毒になる 天下一品総本店@京都市 [ 近畿]
京都2日目の夜。
今夜は2つのことを実行します。
1つは、今はちょうど桜の季節なので、夜桜見物に行くぞ!
もう1つは、京都の有名ラーメン店「天下一品」の総本店に行くぞ!
総本店は、ほかとは味が違うのだとか。そうなのかなぁ・・これはまた最後に。
というわけで、まずは天下一品総本店に行きました。
出町柳駅から叡山電車に乗って2駅、「茶山」で降りて、歩くこと約10分。
白川通に天下一品総本店があります。
赤い提灯がたくさん下がっている。
「中華そば専門店 焼豚鉢一面入り」と大書きされた、巨大な赤提灯が下がっている。
焼豚鉢一面入りとは、チャーシューがラーメンどんぶり一面に入っている、ということのようですが、今はそのメニューはないようです。
「昭和46年創業 総本店」の看板。
昭和46年は、創業者がラーメン屋台を曳き始めた年。
店内は、左側に厨房に向かうカウンター席、右側にテーブル席が配置されている。
暗くなりかけたときに店に入ったので、店内には客がまばら状態。
まずが生ビールで乾杯!
ラーメンは、「こってりスープ」と「あっさりスープ」そして、屋台当時の「屋台の味スープ」の3つ。
Tさんが「屋台の味」、Yさん、Mさんと私の3人は「こってり」を注文しかした。
カウンター席の上の壁に、天下一品の宣伝ポスターが貼ってあるのだけど、そのイメージキャラクターがなんとベッキー。
ベッキーと社長とのCMも放映されているようです。
なんで、ベッキーなのかなぁ、わかんないねぇ・・。
天下一品のコッテリ感がベッキー風だとか・・。
まぁ、ワンマン社長が採用を決定したんだろう・・・とか。勝手なことを話す。
wikipediaによると、ベッキーは、元々は「味がさね」のイメージキャラクターとしての2004年(平成16年)に起用され、その後、天下一品全体のイメージキャラクターになっているようです。
1杯のビールを飲みきらないうちにラーメンが来ました。
私のは「こってり」。
スープを見た目は、九州系ラーメンの豚骨スープによく似ています。
でも白濁したスープではなく、どんよりとした薄茶色です。
そしてスープの量が少なめ。
それにチャーシューと九条ネギがトッピング。
Tさんの「屋台の味」の方は、スープの薄茶色が薄い。
麺は中太のストレート麺。
その麺を箸ですくうと、汁まで一緒にヌルヌルと上がって感じに、スープに粘度があってドロついている。
そのスープは、粘度があって濃厚ではあるけど、しかし脂っこいわけではなく、しつこい感じでもない。これが天下一品のスープの特徴。
このスープは、豚骨白湯スープではなく、鶏ガラ白湯スープらしい。
鶏骨と鶏皮をゼラチンが出るまで長時間炊き出したベースに、野菜などを加えて濃厚に煮込んだものらしい。
脂肪分だけでなく、ゼラチン質がスープに乳化してこのドロドロ状態を作り出しているようです。
ところで、中太のストレート麺はいいのだけど、その麺が柔らかい。
これまでの私の「天下一品」体験は、つくば店のみですけど、そのつくば店での印象は、スープがぬるい、麺が柔らかい、というラーメンとしてはあってはならないものでした。
今回2度目の体験も、それとやや似ている。
スープはややぬる目。粘度の高いスープだから、熱々にするときっとヤケドをするから、ぬるめの方がいいようです。
麺は、やや柔らかめ。ドロドロスープと合わせるには、この方がスープになじみやすいのかもしれない。
そう解釈し直すと、つくば店での悪印象がやや変更されました。
テーブルに唐辛子味噌が置いてあります。
ドロドロのスープにこれを入れます。スープが濃厚だから、たっぷり入れた方がいいです。
「ラーメンのタレ」という容器もおいてあります。
カエシのようです。これを入れるとスープの味が濃くなるので、これは途中で加減して入れるのがいいみたい。
スープを飲んでいくと、丼に書かれた「明日もお待ちしています。」という文字が見えてきます。
その丼の縁には、ドロドロスープのゼラチン質がベタベタと残り、スープの濃厚さの名残になっています。
やはり後を引く、中毒になりそうなラーメンです。
さて、総本店のラーメンの味は他店とは違うのか?
結論を言うと、No!とも言えるし、Yes!とも言えるようです。
かつては、
店舗毎にスープを作っていたから、当然味も違っていたはず。
しかし現在は、関連会社の「株式会社タック・フーズ」のセントラルキッチンでスープを仕込み、それを真空パックで各店舗に配送している。
だから基本的には、味の違いはないはず。
ところが、各店舗では、その真空パックのスープを元にして、濃度(カエシの量)や味の調整を行った上で客に提供しているらしい。この味の調整や加温方法などの違いによって、店によって味のバラつきが出てくるようです。
「超弩級らーめん・天下一品」参照
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