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源泉掛け流しのぬる湯に長湯する 東京家@佐賀市古湯温泉 [温泉・旅館・民宿]

佐賀市には、旧富士町に熊の川温泉と古湯温泉があります。
その古湯温泉にある源泉掛け流しの宿に泊まりました。

泊まったところは「旅人宿 東京家」。
元禄元年に創業した古湯一の老舗旅館ってことになっています。

源泉掛け流しの宿です。

昔の看板が飾ってあります。昔は「東京屋」という名前だったようです。

大正時代は酒や醤油を売っていたそうで、当時の陶器製の容器も飾ってあります。
どうして「東京家」なんて名前なんですか?
って女将に聞いたら、さて、なぜでしょう。ハイカラ好きだったんでしょうか?
ですって。

ロビーにチラシが置いてあります。
この温泉地は古くから湯治場として人々を癒してきた。
東京家は、元禄元年(1688年)に創業した古湯一の老舗旅館。中国人の文学者・郭沫若や日本の民俗学者・宮本常一も立ち寄ったそうです。
お湯は源泉掛け流し、食事は旬を活かした山菜料理。

さて、この旅館は一見すると小さいですけど、継ぎ足した建物が繋がっています。
その建物の2階に通されました。

廊下の奥が私たちの部屋。

「かえで」というお部屋。

8畳間に2人で泊まります。
障子の奥には、旅館によくあるように、椅子とテーブルがあります。

さて、浴衣に着替えて、1階のお風呂に向かいましょう。

ちゃんと女湯と男湯があります。

泉質は「アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)」です。
PHが0.41というアルカリ性で、ナトリウムイオンと炭酸水素イオン(イオンの文字が抜けている)、炭酸イオンが多いので、お肌スベスベの美人湯系です。
しかもメタケイ酸も50mg以上あって、保湿成分が多い美肌系ですよ
泉温が湧出口で40度なので、かなりの微温湯(ぬる湯)です。

源泉名は「徐福泉」。この命名については、また後で・。

ここ古湯温泉とすぐ近くの熊の川温泉は「ぬる湯」で有名なんです。
その「ぬる湯」の効用が書いてあります。

そしてぬる湯の入り方が書いてあります。
要するに長湯しろってことです。50分間入るって体験談が書いてあります。
そんくらいゆっくり入るんです。

さて男湯の様子。
浴槽が2つに仕切られてあって、手前の小さい浴槽は沸かし湯。
奥の大きい浴槽が源泉掛け流し。

ちょっと高いところから、滝口風にお湯が流れ出ています。
お湯にはいると、ぬるい。
一度はいると、出られなくなるほどにぬるい。湯から出ると寒いんです。
だからいつまでも、ゆぅ~っくり湯に浸かります。
これがまさに「ぬる湯に浸かる」ってことなんですね。
あぁ・・人間がダメになりそう・・・。(もうとっくにダメになっているけど)

上がるときは手前の熱めのお湯に入いりましょう。

お湯は無色透明。湯を口に含むと、無味無臭。
お湯の強さはなく、むしろ実に優しいお湯です。

お風呂は夜10時まで、朝は7時からです。

さて、最後に「徐福」の話。
紀元前200年(孝霊天皇72年だから219年)のころ、秦の始皇帝の命を受けた「徐福」が日本に来て、佐賀郡諸富町寺井津浮盃に上陸し、その後、この温泉を発見して湯守りになったそうです。その名に因んで「徐福泉」という源泉があるようです。
徐福の話は作り話でしょう。でも朝鮮からの渡来系の「秦」氏が関係しているのではないかと思います。

古湯温泉は、英龍泉(富士町第1源泉)、鶴霊泉(富士町第2源泉)、富士泉(富士町第3源泉)徐福泉(富士町第4源泉)の4つの源泉があるようです。


 
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