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源泉掛け流しの共同浴場がいっぱい 蔵王温泉 [温泉・旅館・民宿]

山形県の蔵王温泉に泊まりました。

ここは山形市から車で30分ほどの近さにあります。冬だからスキーもできます。

この温泉は共同浴場がいくつもあって、そこを巡り歩くのも楽しいです。
夕食前に2軒の共同浴場に行きました。(翌朝、写真を撮るために再訪。)

宿にした民宿庄子から一番近い湯は、下湯共同浴場。
最近改築されたようで、建物が新しいです。

「入浴心得」が掲示されています。
蔵王温泉の湯は強酸性なので、石けんが使えないです。

脱衣所には棚があるだけ。

浴室内には左側に浴槽、右側に洗い場があります。
浴槽には奥に湯口があって、適温のお湯が投入されています。
洗い場はカランもシャワーもありません。湯船のお湯で洗ってください。

pHは1.8という酸性。
泉質は、酸性・含硫黄-硫酸塩・塩化物温泉。
塩素、硫酸水素、硫酸のイオンが多い。

源泉名は、蛇荒川折口・インキョ・上の川です。
源泉温度が高いので井戸水を加えていますけど、掛け流しです。
お風呂に入っていると、「お湯の具合はどうですかぁ」なんて言いながら地元のオジサンが入ってきました。
「熱すぎるとか、温すぎるとか、難しいですよ」なんて言ってる。
「湯守をされているんですか?」
「湯守ってほどじゃないけどな。お湯の温度を調節してるんだ。」
この湯の源泉は、スキー場のリフトの鉄塔の近くだそうで、そこから湯を引いてきているのだろうです。その温度が熱いので、加水しているんですけど、その加水の程度を調節しているわけ。

この浴室内には加水用の水道もないし、加熱装置もないから、湯口の温度だけで湯船のお湯の温度を調節するわけ。
おじさん、お疲れ様です。

温泉街には川が流れていますが、水じゃなくてほとんどお湯。
その川の上に変わった装置があります。

温泉分湯箱。
源泉からの湯を各施設に分湯する装置です。
ここで、蛇荒川源泉のうち、上の川源泉と折口・インキョ源泉の湯を混合し4施設に分湯しているんです。
さっきの下湯共同浴場は「蛇荒川折口・インキョ・上の川」って書いてましたから、ここの湯を使っているんですね。

もう1つ、坂を上って向かったのは「川原湯共同浴場」。
ここの湯に入るのは今回で2度目。前回はここ

共同浴場はどこも有料で大人200円、小人100円です。
現金か「協賛券」が必要です。民宿に泊まると協賛券を無料でもらえます。

入浴料を入れる箱があります。

入浴時間は朝6時から夜10時まで。時間になると扉が自動開閉します。

中に入ると、自動で扉が閉まったときに解除するボタンがあります。
これなら安心だ。

さてここの浴場の特質は、屋外に看板が掛かっていました。
「湯船の底から湧き出るすのこ敷きの温泉です。」英語の説明もあるわぁ。
前回来たときは、この看板なかったなぁ。

浴室への扉を開けると。

すのこ敷きの湯船があります。
洗い場はありません。床まで湯があふれているからね。
湯に入ると、足の下から熱い湯が出てくる感じが、じんわりと感じます。

pHが1.45という酸性。温度は48.1℃。
泉質は、酸性・含鉄・硫黄・アルミニウム・硫酸塩・塩化物温泉。
塩素、硫酸水素、硫酸イオンが多い。
遊離二酸化炭素が多いから、湯に入っていると身体に気泡がつきます。

この共同浴場は、すぐ隣の「かわらや旅館」が管理しています。
前回来たときは、その宿に泊まったんです。今回も当初はそこに泊まろうと思ったのですが、なんと2010年3月16日に全焼してしまって、その後休業していました。

今回見てみると、新しい建物が建っています。
開業を期待したいです。


 
タグ:温泉 山形県
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