地元民普段使いの居酒屋は魚が旨い たかまさ@富山県高岡市 [ 甲信越]
富山県高岡市に宿泊です。
夕食は高岡市駅近くの居酒屋へ出かけました。
地元の人がたくさん入っていそうな「たかまさ」さんに入ってみました。
入口を入るとカウンターがあって、お客がたくさん。
奥には座敷があるようですが、そこもお客がいっぱい。地元民に人気みたい。
無理かな・・と思ったら、2階へどうぞ、の案内。2階もあるのね。
2階へ上がると広い座敷があります。これなら入れます。
先客は地元民?いや、そちらも仕事で来ている風のサラリーマン4人。
座敷に座ると、元気なおばさんがおしぼりを持ってきてくれました。
「今日のおすすめはあの黒板に書いあるよ。」
黒板には、本日お奨めの刺身、酢の物、焼物、その他のメニューが書いてある。
刺身は地元の魚ですね。フクラギ、サス、アオリイカなどなど。
「ゲンゲありますか?」
「ないのよ。向こうのお客さんにも聞かれたんだけどぉ。」
「じゃあ、シラエビありますか?」
「それもないのよ。向こうのお客さんたちと同じもの注文するのね。」
向こうのお客も、県外の人みたいです。
もっと普通のものを注文しないといけないようです。
テーブルの上にあるメニューを見ると、まさに普通の居酒屋風。
でも白子の天ぷら、すりみ揚げなんかがある。
白子昆布焼きとかご当地物もあります。白子は2月までだけど、まだあるかな・・。
と、思いつつ、白子のことは以後、すっかり忘れてしまう。(笑)
まずは生ビールで乾杯。お疲れさまぁ!
お通しは青菜のお浸し、桜海老が入っている。
こういうちゃんとしたお通しを出す店に、悪い店はありませんぞ。
アルコールはすぐに日本酒にしましょうね~。
富山の地酒が用意されています。
リストの一番上は、地元高岡市の「勝駒」純米酒です。
この「勝駒」は、単に地元というだけでなく、非常に評判のいい酒なんです。
(実は、今日の夕方にその醸造所に行って、とっておきの酒を買っているんですよ。そのことはまた後でアップします。)
元気のいいおばさんに、勝駒を4合瓶で注文。
そしたら2種類持ってきたんです。「純米生酒」と「しぼりたて本生」。
どっちにしようか迷って、まずは純米生酒。4合瓶です。
ラベルのこのロゴは、池田満寿夫氏の作品だそうですね。
純米の生酒だもんね。この時期しか味わえないよ。
勝駒を造っている清都酒造場は、富山で一番小さな造り酒屋なんです。
量産しない造り酒屋が誇りを持っていい酒を造り続けているんです。
わが酒蔵にいらっしゃいませんか、一緒に飲みましょうよ、なんてすばらしいメッセージが書かれています。
さて勝駒の純米酒は地元の五百万石を使って、精米歩合50%という吟醸酒に近いもの。
香りが優しくサラッとしている。優しいけど純米らしい力強さを感じます。
あぁぁ、これは旨い。幸せです。
料理の方ですけど、まずは刺身の盛り合わせ。
上から右回りに、ザス(サス)、しめサバ、つぶ貝、アジ、平目、真ん中がフクラギ。
サスはカジキマグロ、フクラギはイナダ(関東)とかハマチ(関西)と呼ばれているものです。
美しいぃ。
どれも旨いんですけど、しめサバが脂がのっていて、もうメチャメチャ旨い。激うま。
元気なおばさんに追加注文をしたら、しばらくして「売り切れ」ですって。(超残念)
刺身盛りは、4切れしかなくて、ちょっと問題でしたけどね・・。
とにかく刺身はかなり旨いですよ。
ブリカマ980円。
すごく美味しいけど、ちょっと高いかな。
柳ハチメ980円。メバルの仲間ですね。旨い。
勝駒がすぐに空いてしまいました。
2本目は「曙」の氷見初嵐 純米酒。
富山県産の雄山錦95%、五百万石5%使用のお酒。
やや辛口ですっきりとした酒です。
カレイ唐揚げ800円。
骨まで食べられるように揚がっています。
また1本空きました。
勝駒の芳醇さがやはり恋しい。
さっき元気おばさんが持ってきた「勝駒」のしぼりたて本生を注文。
富山県産五百万石100%、精米歩合60%なんです。
実はこれ、すごい新酒だったんです。
さっきの純米生酒よりぐっとボリュームのある酒です。
アジ塩焼き700円。かなり立派なアジですよ。
オジサンたちは酒ばかり飲んであんまり食べない。
そんなオヤジに混じって、比較的若くてお酒に弱いSさんは注文を遠慮しているのかな。
Sさん好きな物食べてよ! では、ってオーダーした豚の角煮。
トロトロじゃないけど、そこがまた美味しいかも。
結局、日本酒の4合瓶を3本空けてしまいました。よく飲んだねぇ。
これで1人5000円弱でした。いい感じです。
さすが地元民で賑わうお店ですね。
店を出ると雪が降っていました。
ホテルに帰ろうか?でもまだ9時だしね・・・。
呑み助は次の店へ・・。
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