キーマカレー・スパゲッチに魅了 ミスターハングリー@霞ヶ関 [ 東京ランチ]
大盛り系スパゲティが食べたくなった。
久しぶりにカスミダイニングの「ミスターハングリー」に行きました。
大食い系のTさん、大食い系の新人S女、そして大食い自粛中のKさんと連れだって。
そこは茹でたてパスタをアルデンテ状態で出すパスタのお店ではない。
作り置きのスパゲティをフライパンで焼き上げて出すお店。
その典型はケチャップたっぷりのナポリタン。そんな懐かしい「スパゲティ」があるお店です。
そもそも「ナポリタン」なるもの自体が日本製の食べものですね。
そしてそこは有名な「ロメスパ」のお店です。
立ち喰いそば屋や屋台のラーメン屋等を指して「路傍の麺屋」、略して「ロメン」と呼ぶらしい。
そのスパゲティ版を「ロメスパ」というそうな。
ロメスパの共通点は、茹で置きした極太のスパゲティをトマトケチャップや和風ソースで炒める、というもの。
想像するだに、イタリアンの「パスタ」とは全く異なる食べもの。
ロメスパというと、有楽町のジャポネと大手町のリトル小岩井が有名。
そのリトル小岩井の2店舗目がカスミダイニングにある「ミスター・ハングリー」なんです。
ちなみにミスターハングリーはコメールという会社のお店です。
リトル小岩井も同じで、小岩井農場とは実は関係ないようです。
少し出遅れてお店に到着したら、運良く並んでいる人がほとんどいない。
でもお店の中は満員。
5分ほど待って、2人がけの席2つに案内してくれました。
私はS女と向かい合って席に着きました。
ここの「スパゲッチ」は、普通盛りは490円、大盛590円、特盛690円です。
何にしようかな・・・と迷いまくるS女。
わかりますよ、その気持ち。
定番のメニューを見て、「ナポリタン」にしようか「ミート」にしようか・・・。
「醤油バジリコ」もいいですね、あっ!お隣のテーブルで食べている「タラコ」も美味しそう・・。
今月のメニュー「アスパラ・ベーコン」っていうのもいいなぁ・・・。
と、悩んだ結果、ついに決断したのが「ミート」です。
ミートの普通盛りをオーダーしました。
あれ?大盛りじゃなくていいの?
今ちょっと気を遣っているんです、だって。
まぁ女性だもんね。
私のオーダーは・・お店に来る前から決まっていました。
これまでに、ナポリタン、醤油バジリコというロメスパの王道は確認しています。
そして今回はいよいよ道を踏み外し、邪道の選択・・・
「キーマカレー」です。
スパゲティにカレー。あってはならない選択と思います。
しかしこれが一部ユーザーに圧倒的(?)な支持を得ているらしいのです。
それがどんなものか、期待に胸をふくらませ、いや腹をふくらませています。
おっと、もちろんオーダーは「大盛り」です。
まずは小さなガラスのボウルに入った細切れキャベツのコールスローが来ます。
これを食べていると、スパゲッチが来ます。
・・・なかなか来ません。混んでるもんね。
かなり時間が経ってから、私のオーダーが来ました。
キーマカレーの大盛り。
一見すると、ミートソースを絡めたみたいな感じです。
だが、ちがう!
運ばれてくる同時にあたりにまき散らされるその香り。
それは間違いなくカレーの香りです。
食べる前からこんなに香るスパゲティってあるでしょうか?
ニンニクの香り、オリーブオイルの香り、バターの香り、というのはありますが、こんなにプンプンと臭うスパゲティは初めてです。ほのかな香り、じゃなくて「臭い」ですね。
でもそれは当然のこと。だって、カレーですから。
そのカレーが、ぶっといスパゲティに絡まっている。
フォークに絡めて口に含むと・・・
うーん、やっぱカレーだ。少し辛いカレーだ。
カレー好きの私は、カレーだっていうだけで嬉しいです。
噛みしめると、マッタリしたカレーの中に、モッチリとしたスパゲティ。
これかなりいけますよ。この感じ好きです。
そしてなんだかとっても懐かしいような・・・
そうだ、子どものころのこと。
おふくろがいつも大量のカレーをつくるから、3日間ほど毎食カレーを食べ続けた。
カレー好きの私もちょっと飽きる。
だからときどき、うどんにカレーをかけて食べた。
汁のある普通のカレーうどんじゃなく、単なるうどんにカレーをかけたもの。
あの感じに似ている。
カレーである喜びに加えて、私にはノスタルジックな味わいがします。
嬉しさにまみれていただきます。旨い。
とはいえ量が多いから、食べ進むうちに単調な味にちょっと飽きそうになる。
そのときに味のアクセントを出して、大盛り完食の支えになってくれるものがある。
タバスコと粉チーズ。
タバスコどデカ瓶入り、そして粉チーズどデカ容器入り。
タバスコをかけてグッと辛くしたり、粉チーズをかけて味を濃厚にしたり。
味の変化を2度、3度と楽しめます。
しかしこの粉チーズ、頭に空いている穴にチーズが詰まって、なかなか出てこない。
蓋を開けてザザっと振りかけました。
容器を戻してよく見ると、「衛生上の問題により蓋を開けてのご使用はご遠慮下さい。」と書いてます。
あら、ゴメンナサイ。
でも、この容器、とっても使い辛いのよ。だからみんな蓋を開けるのよ、きっと。
ところで気がつくと・・・S女のミートがまだ来ません。
私の食べるスピードをグッグッと2段ほどシフトダウン。全にローです。
来ないねぇ。あら、かなり後から来た隣の人のところには持ってきたよ。
S女「スイマセーン!ミート1つ、まだ来ないんですけどぉぉ。」
店員「申し訳ございません、すぐに持って参ります。」
それって、そば屋の出前だな。しゃぁない、もうちょっと待つかぁ・・。
と思ったら、速攻で持ってきました。
本当に「すぐ」でした。
ミートの普通盛り。想像以上に、というか以下に、色が薄い。
普通は「ミートソース」がスパゲティの上にかかっているんだけど、これは絡めてある。
あっ!だから「ミートソース」じゃなくって「ミート」なんだ!
肉混じりってことなんですね。
ただし肉は申し訳風です。まぁこの料金で多くの望むのは無理ですよね。
お味は意外にサッパリしている。インパクトに欠けるかな。(笑)
でも旨いです。
ロメスパ、やはり魅力的です。
そして最後に宣言します。
キーマカレー、好きです!
ごちそうさまでした。
関連ランキング:パスタ | 虎ノ門駅、国会議事堂前駅、霞ケ関駅
こちらの経営母体がコメールであることは、とんちゃん さんの口コミで知りました。
それに感謝と敬意を表しまして、以下、ご案内します。
一応、食べログの私のレビューにも書いてはあるんですが。。。
今度は、日替わりスープ60円を是非試してみて下さい。
>>>
さてさて、新事実というか、真相解明、これにて一件落着です。
こちらの経営母体と、リトル小岩井、小岩井農場の関係ですが、ずっと
モヤモヤしていたんで、実際に小岩井農場とこちらの運営会社に電話して
聞きましたら、、、、、、
リトル小岩井
=小岩井農場商品㈱の経営、小岩井ファームサービスの社名変更。
HPを見ると、小岩井農牧(株)100%出資の会社とあります。
ですが、そのHPにはリトル小岩井の事は全く記載がありません。
http://www.koiwai.co.jp/guide/farm.html
小岩井農場のHPの問い合わせ欄から、『小岩井農場商品(食品)に
関するお問い合わせ』の番号にかけらた、丁度、小岩井農場商品㈱に
繋がりました。
電話口のお姉さんがとっても丁寧に受け答えして下さり、最後に
『是非ご愛顧下さい』と付けくわえてくれて、なんかスゴクうれしかった
です。
ミスターハングリー
=上記問い合わせの際に聞きましたら、小岩井農場とは縁もゆかりもない、
つまりリトル小岩井の姉妹店ではありませんでした。他の方も調べ
られたように㈱コメールの経営。http://comer.jp/。
今度はコメールさんにも問合せして確認しました。
電話口の男性が、ファンから電話もらって直接意見を聞けたと言うことに
大変喜んでくれました。
<<<
by KOJimannと申します (2012-07-04 12:30)
> KOJimannさん
リトル小岩井は小岩井農場商品の経営だったんですね。
HPに書いてないから、違うと思っていました。
ネットに小岩井農場と関係ない、っていう記述があったんで、信用してしまいました。
ということは、ミスターハングリーはリトル小岩井のパクリってことになりますね。(笑)
by とんちゃん (2012-07-07 06:16)