活きの良さ抜群の海鮮丼 なぎさ鮨＠京都府伊根町

舟屋で有名な京都府伊根町に来ました。

お昼は「なぎさ鮨」さんに行きました。
ここのお寿司が魅力なんだけど、ちょっと食べてみたいものがあったんです。
何かって？「へしこ鮨」です。

活魚料理、ふぐ料理、伊根の幸、丹後の魚処、いろいろ書いてます。
建物の右端になにやらあるけど、それは後ほど。

入口には杉玉が掲げてあります。

紫色の暖簾をくぐって店内へ。

営業時間は午前10時から午後10 時までです。深夜営業なしです。

店内はカウンターと小上がり。
私は入口近くのテーブル席に座りました。

カウンターのショーケースには活きの良い魚が並んでいます。

黒板に「本日の鮮魚」が書いてあります。
　くろだい、白いか、平目、かれい、あじ、サザエ、サヨリ。そしてかれい煮。

経木に書かれたメニューを男の人が持ってきました。
ご主人じゃなさそうです。（この男性には翌朝、思わぬところで再会しました。）

本日の献立は、
　さしみ定食、寿し定食、煮魚定食、焼魚定食　各2500円
ちょっと高いなぁ・・・

なぎさ自慢
　にぎり（九ヶ入）、寿し諸合わせ、海鮮丼、穴子丼は吸物付で2100円
　鯖の棒ずし　1700円

「にぎり」と「寿し盛合わせ」って、どうちがうんですか？
ってメニューを持ってきた人に聞いたら、私はわかりません、っていう返事。
あらまあ。じゃぁご主人に聞きましょう。

「あのぉ・・にぎりと寿し盛合わせって、どうちがうんですかぁ？」
「あぁ、今日はにぎりにしてください。」
あらまぁ、寿し盛合わせって、面倒な料理なんだろか？
理由はともあれ、結局、違いはわかりませんでした（笑）

そうすると注文は限られますね。
Ｓさんは「にぎり」、私は「海鮮丼」を注文しました。

そうそう、食べたいと思っていた「へしこ寿し」はどうなんだろ。
メニューにはないですね。

暖簾をくぐってご主人に尋ねました。
「あのぉ、へしこ寿しってありますか？」
「あぁ、あるけど、まだ出来てないから、出せないなぁ。」
仕込みがあるんですね、やっぱり。
きっと夜なら食べられます。

残念だけど、へしこ寿しは食べれませんでした。
（実は、その夜に「兵四楼」で食べることができましたけど、それはまた後ほどアップします）

ご主人がカウンターの奥で刺身をさばき始めました。
よろしくお願いします。

さて待っている時間つぶしに、ちょっと外に出てみました。

お店の右端に、可愛い石像があります。しゃがんでいる子どもです。

ん？なにしてるの？
ご主人に伺うと、釣りをしているんだけど、竿がなくなっちゃったんですって。
握っている手に竿があったんですね。それで赤い魚を釣ってるんだぁ。

店内には、テレビ局からの手紙が張ってあります。
毎日放送でこのお店が放映されるんですね。
突然来て、撮っていったってご主人が言ってます。

伊根は、タレントや有名人が来るのがもうしょっちゅうらしいです。
あんまり頻繁に来るから、そういう有名人の色紙なんかを店に張り出していない、って聞きました。有名人がふらっと来るのが日常茶飯事なんですね。
確かに、このお店にもサイン色紙がありません。
それもなんかすごいです。

そろそろ準備ができた感じです。
湯飲み茶碗には舟屋の絵が描かれています。
伊根工房の作だってのを後で知りました。

割り箸が並べられて、いよいよ食事登場ですね。

「イカを食べてください」って出てきた白イカの刺身。
丹後地方ではケンサキイカのことを白イカと呼びます。
ゲソやミミを刺身にしてあります。

ゲソ。ムギュっと歯ごたえがありますね。

ミミ。コリコリした食感です。
活きが良いから、身が締まって硬く、美味しいです。

そしていよいよ本命登場。

Ｓさんのにぎり寿し。

私の海鮮丼。蓋を開けると・・

刺身がたっぷり載っています。

刺身がてんこ盛りです。

ぐい飲みに入った醤油と刺身皿。
では、いただきまーす。

厚切りのブリです。脂が乗って、いやもう、うんまい。

白イカもいます。
右端に見えるのはゴボウの天ぷら。これがまた旨かったんです。

カレイ（平目？）は炙ってある。

シラスも載っています。
クロダイやアジなど、たっぷり載っています。

お吸い物。

魚（何だろ？）と豆腐が入ったお吸い物。上品です。

おまけ、って言って、鯖を豆腐の煮物が来ました。
味噌煮じゃなくて薄味のしょうゆ。活きがいいんですね、臭みが無くてうまいよ。
ご飯も欲しくなっちゃうね。

お代は、現金払いです。ツケはなし、ですって。

いやぁ、おいしかったぁ。
ちょっと贅沢したお昼でしたけど、これなら十分に満足です。

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