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カプリチョーザ系のロメスパ風スパゲティ バルボア@虎ノ門1丁目 [ 東京ランチ]

虎ノ門に大盛りスパゲティの店が開店しましたよ。
大食い系のTさんが教えてくれました。
場所は虎ノ門1丁目の交差点から少し東のあたり。以前にフォーの店があったところ。

「ロメスパ バルボア」というお店の名刺を見せてくれました。
ほぅ!ロメスパを自称ですかぁ!

「ロメスパ」のことはミスターハングリーのところでも書きましたね。
立ち喰いそば屋や屋台のラーメン屋等を指して「路傍の麺屋」、略して「ロメン」と呼ぶ。
そのスパゲティ版を「ロメスパ」というそうな。
その共通点は、茹で置きした極太のスパゲティをトマトケチャップや和風ソースで炒める、というもの。
イタリアン・パスタとは全く異なる、日本流の洋食的な食べものです。

さて「ロメスパ バルボア」をネットで調べてみると・・・。
カプリチョーザなどを運営するWDIが開いたお店ですね。
低価格帯の新業態として焼きスパゲティ専門店を開いたようです。
で、名前もズバリ「ロメスパ」。
広告やPRを一切行なわず、facebookで認知度を広げてゆこうとしています。

1店目は4月1日にオープンした日本橋室町店ですね。
虎ノ門店は5月27日にオープンした2店目のようです。
6月17日には3店目の五反田TOC店がオープンしますよ。

WDIのHPでの紹介には「アルデンテに茹であげたイタリアンパスタとは異なる、日本の麺文化/洋食文化から生まれた美味しさからは、親しみやすさと昔に帰ったような懐かしさを感じていただけるはずです。」とあります。

自称ロメスパには惹かれるけど・・・ファミレス系かぁ・・・
私の主義に合わない・・・しかしロメスパだぞ・・。
えぇい!論より証拠! まずは行ってみましょう。

ということでやってきました。
「ロメスパ バルボア」

ガラス張りで店内がよく見えます。
メニューが歩廊側に張り出されています。

お店の前では、女性が声を張り上げてナポリタン400円の弁当を売っています。

店内は奥に向かって長い2列のカウンターがあって、左が厨房に向かって、右側が壁に向かっています。

厨房では2人のお兄さんがフライパンを振っています。
お店のロゴが入ったTシャツを着て、タバスコのロゴがついたキャップをかぶっているけど、どれも色違い。
お兄さんが振るフライパンは、普通に「大きい」というレベル。
ジャポネみたいな、ドでかいフライパンではありません。

フロアには同じような格好のおにいさんが1人。
そしてTシャツを着ずに、レジに立つお兄さんが1人。この方が店長さん?

会計は、お店には行ってすぐに左側にある券売機で食券を買うスタイルです。

メニューは
 しょうゆキノコ、塩バジリコ、ナポリタンの並盛り 500円
 明太子、ミートソース、ぼっかけの並盛り 550円

「ぼっかけ」ってヘンテコリンな名前だけど、牛スジとこんにゃくの煮込をトッピングしたもの。このことは最後に触れましょう。

量と値段は
 並盛り(350g)基本
 大盛り(500g)+100円
 特盛り(700g)+250円
 メガ盛り(1,000g)+400円

並盛り350gというのは、まぁごく普通の量です。

私は塩バジリコ大盛りです。

お店は満員なので、店内の椅子に座って順番を待ちます。
しばらくして壁際のカウンターに通されました。

カウンターには棚がしつらえてあって、どデカボトルのタバスコ、どデカ容器の粉チーズが置いてある。
これはもうロメスパお決まりの品ですね。
その裏には塩とコショウ。普通の小さな容器だから見えませんね。
変わっているのは、刻んだ唐辛子が置いてあります。
棚の下には、2段重ねで置いてあるテッシュとフォークが入ったカゴ。

唐辛子は、かなり大きな穴があいたボトルに入っています。

料理が出てくるまでに、しばらく時間がかかります。
理由は店が満員のためばかりではないでしょう。
厨房のお兄さんが振り上げているフライパンが、デカ盛りスパゲティの量に比べて小さいのではないかな。
それで調理の回転が悪いじゃないかと思います。
しかしジャポネみたいなどデカフライパンを振り上げるのは、アルバイトさんにはやはり無理でしょう。

そんな余計な心配をしながら厨房を眺めていたら、料理がきました。
塩バジリコ大盛り。

具は玉ねぎと青菜、これは小松菜ですね。小松菜はジャポネ流です。
でも肉は入っていない。
スパゲッティの上にフレッシュトマトと青シソ(大葉)がトッピングされています。
トマトもシソがジャポネよりも多いかな。シソも多いです。

ところで「バジリコ」ってバジルのことなんだけど、バジルは普通入りません。(このことも最後に触れますね。)

さてフォークに絡めていただきます。
麺が極太ですね。さすがロメスパ。

味は・・・さっぱり系。バターのべたつき感はありません。
料理を見たときから気がついたんですけど、ロメスパ流の油ギトギト感がないです。
ビジュアル的にもさっぱり系。

ニンニクはそんなに効いていません。
麺はわりとモッチリ。茹で上げてから長らく置いた、茹で延び感はありません。
だから美味しいです。

逆に言うと、本来の、敢えて言うならあの下品な「ロメスパ」流ではないです。

塩味でサッパリ系ですから、何かインパクトがほしい。
唐辛子を振りかけました。

「あんまり辛くないですよ」というTさんのアドバイスに従って、たっぷりと唐辛子をかけました。
たしかにほとんど辛くないです。

粉チーズもかけました。
やっぱり粉チーズの容器は出が悪いですね。
さらにタバスコもいいです。
味が濃厚&スパイシーになって、美味しいです。

前回、塩バジリコを食べたらしいTさんは、しょうゆキノコの大盛り。
こちらも見たとおり、サッパリ系で美味しそう。

◆感想です

イタリアンパスタではない懐かしい味、という宣伝通り。
作り置きした極太麺を使ってあって、そこはロメスパ流です。

でもバターは控えめでとても食べやすいサッパリ系。
下品なロメスパに比べるとずっとお上品。
ファミレスのスパゲティをぶっとくした。そういう感じです。

パスタ専門店のパスタではまったくない。その類の比較は全く無意味です。
では「ロメスパ」かというと、そのインパクトはないです。もっと上品ですから。

だから「ロメスパ」そのものではなく、あくまでも「ロメスパ」風です。
ファミレス流サッパリ系スパゲッティの極太&大盛りが食べられる、そんな感じです。
そういう意味で美味しいですし、お奨めです。
大食い系には特に。

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最後にお約束のこと。

「ぼっかけ」について

牛スジとこんにゃくを醤油で煮込だものは、関西では「すじこん」と言って、お好み焼きに入れたりします。
神戸市長田周辺ではそれを甘辛く煮込んだものを「ぼっかけ」と呼んで、うどんやカレー、なんにでもぶっかける。
その「ぼっかけ」なんですね。
神戸のスパゲティ専門店「RYU-RYU」では、ぼっかけスパゲッティというのがあるそうで、それを真似たのかも。

「バジリコ」について

バジリコっていうんだから、本来はバジリコ(英語だとバジル)を使ったパスタのはず。
でもそれってイタリアじゃあ(私は行ったことはないけど)「ジェノベーゼ」っていうやつです。
バジリコをすりつぶして、松の実、にんにく、パルメザンチーズといっしょにオリーブオイルで伸ばしたバジルソースを絡めたパスタです。ジェノバが発祥で、ジェノベーゼってこと。

でも日本じゃぁそのバジルが手に入らないから、シソやパセリで代用してつくったのが「バジリコ」っていうスパゲティ。
だから日本では、バジルが入っていないで「バジリコ」になるんです。
バジルを刻んでトッピングしたら?そんな料理はない、ってことになるのかな?






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