湖南料理の「鮮香辣」料理と辛くない料理 湖南菜館@歌舞伎町(その1) [ 東京飲みある記]
今夜は中華料理で宴会。
毛沢東の料理人の弟子がいる、とUさんが選択したお店へ向かいました。
場所は歌舞伎町一番街、かの歌舞伎町のど真ん中。
そんなすごいとこの雑居ビルに、お店があるんです。
「湖南菜館」さん。
夕方5時からなんと朝の5時まで営業しているって!
いやぁ、さすが歌舞伎町!って感じのお店ですね。
湖南料理だから「湖南菜」館なわけ。
すごく怪しげなビル。
ビルの前で、このお店の男女に呼び込みされちゃう。
「これから団体で行きますよ」って言ったら、あわてて階段を駆け上がって行きました。
私たちは小さなエレベーターで4階へ向かいます。
事前のウォッチでは、ここは湖南料理のかなり美味しいお店みたい。
お店のHPによると、「湖南料理」の最大の特徴は「鮮香辣」(胃の中が熱くなる酸味と辛さ)で、漢方と唐辛子、豆鼓がブレンドされた鮮烈で深い味わい、だそうです。四川料理の麻辣(花椒のしびれと唐辛子の辛さ)とは違う辛さみたい。
湖南省旅行局の日本語オフィシャルサイトに、このお店が紹介されています。
本場中国の名店「毛家飯店」本部から料理人を招いたんだって。
このお店は歌舞伎町案内人・李小牧氏プロデュースのお店だそうです。
李氏は湖南省生まれの人で、色々と本も出している。
どんな人かって・・・それはまぁ次回にして、今回は料理のことをアップします。
さて、エレベータを下りるとすぐ右手にお店の入口です。
店内には、赤いソファのテーブル席。座り心地の良いソファです。
奥や手前には個室もあります。
箸は赤い布製(!)の箸袋に入っています。
店名入りの立派なお箸です。
コース料理もあるんですけど、今回は5人で来て、単品を注文しようってことになりました。オーダーは他の方にお任せしました。
私がオーダーすると辛いものだらけで、きっと泣いちゃう人が出そうだもんね。
まずは生ビールでカンパーイ!
ジョッキにも店名が印字されています。
料理は辛い料理と辛くない料理を注文しました。
まずは辛い料理から。
前菜の黒キクラゲのピリ辛冷菜680円。
意外に量が少なかった。キクラゲだからかな?
これ自体は辛くない。
いっしょに、食べるラー油が出されます。
ニンニクやゴマや豆豉がびっしり入ったラー油。
旨いです。辛さは、そんなにない。私の味覚だとね。
他の人は「辛い!」と言ってましたけど。
特製よだれ鶏1,380円。
本来は「口水鶏」で、ヨダレが出るほど美味しいっていう意味。その特製!
棒々鶏がと似ていて、棒々鶏は芝麻醤ベースのタレだけど、口水鶏は辛いタレ。
この特製は、タレじゃなくって、蒸し鶏が辛いソースに沈んでいる。
鶏はかなり豪快に切り分けられている。
柔らかぁい骨付き鶏に、辛いソース、唐辛子と花椒(ホワジャ)の麻辣ソース。
そんなに辛くないです、最初は。
後から辛さが追ってくる。辛旨です。
そして香菜(シャンツァイ)、好きなんです。(パクチーorコリアンダーです。)
肉と青唐辛子の炒め。黒い豆豉も見えます。
青唐辛子が辛いけど、料理全体は普通に辛い。
でも後から辛くなる。なるほど「鮮香辣」なのね。
豚肉と唐辛子炒め、かな。
唐辛子がたっぷり。黒い豆豉も見える。
辛いですけご、酸味もあって旨い。
辛うまぁーのソース。
これをご飯にかけていただきたいたら、さぞ旨かろう&辛かろう。
辛くない料理の紹介の前に紹興酒。
「花彫酒」って、加飯酒の古酒ね。
双喜五年花彫酒。5年物です。
「双喜」って喜が2つ並んだ紋のこと。
同行者はロックで、私は常温でいただきました。
クセの少ない、まろやかな紹興酒です。
さて辛くない料理。
湯葉の和え物。
湯葉に興味を惹かれたTさんのオーダー。
これは辛くない。
私はさっきの食べるラー油をかけていただきました。
「毛沢東の大好物」湖南風豚肉の角煮1,880円。
「毛氏紅焼肉」という名前です。
皮付きの脂身たっぷりの豚バラ肉を醤油と砂糖でトロトロに煮込んだ料理です。
八角が効いていて、トロトロでうんまい。
このコラーゲンたっぷりのトロトロソースをご飯にかけたら、うまいだろうな。
白いのはニンニク?じゃなくてクワイです。
中国に200以上の店舗を持つ「毛家飯店」がこの紅焼肉を看板料理としたので、「毛氏紅焼肉」という名になったそうです。
そこからこのお店の料理人が来ていますよ。
イカとニラ炒め。
これはぜーんぜん辛くないです。
ホタテとブロッコリの炒め。
赤いのは唐辛子じゃなくって、パプリカです。
これも辛くない料理。
五目海鮮あんかけおこげ1,800円。
トイレから戻ったら、小皿に取り分けてありました。
これも辛くない系。
ハマグリのニンニクソース蒸し1,480円。
春雨の小山の上に、ハマグリがきれいに並べられている。
これは旨い。これも辛くないです。
蝦マヨネーズ。
あんまりマヨネーズっぽくないかな?
これ、実はあんまり好きな料理じゃないんだ。
カイランと黒キクラゲの炒め1,680円。
カイランって、キャベツやブロッコリの仲間の野菜。
これも辛くない系。
湖南チャーハン1,050円
黒いのは豆豉です。豆豉のコクが効いた辛旨です。
五目チャーハンだったかな。
五目チャーハンは、食べるラー油をかけてピリ辛でいただきました。
こうして並べると湖南料理は少なかったかな。私が選ばなかったからね。
でもそれはそれで、いろんな美味しい料理があるってこと。
どれもとても美味しかったです。
ごちそうさまでした。
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どれもおいしそうです~^^
エビマヨも外したくないけれど、やはり私は角煮がいいです~(●´▽`)ノ
by niki (2011-11-08 09:32)
nikiさん
こんばんは。
角煮美味しかったですよぉ!
もしも辛い料理がお好きなら、ここはかなりいいです。
料理は辛いだけじゃなくって、味の深みがあります。
また行ってみたい、って思ってます。
by とんちゃん (2011-11-09 01:31)