伝統文化発見:大きな御神体(!)と建具の技 大沢温泉自炊部(6)@岩手県花巻市 [温泉・旅館・民宿]
岩手県花巻市の大沢温泉自炊部に泊まりました。
ひなびた湯治場の宿で、源泉掛け流しの温泉に浸り、おいしいご飯をいただいて、いい気分でした。
帰り際に、敷地内にある神社に立ち寄りました。
県道から自炊部に下る途中の駐車場脇にその神社があります。
これが、まぁ!なんですよ。(*^o^*)
鳥居の手前に水車があります。
大正時代、旧大迫町で使っていたものを平成になって移築したもの。
杵や引き臼もあるそうです。
鳥居の奥の方に「大沢温泉神社」があります。
そこに温泉の源泉があります。
そして湯の薬効の神様として薬師如来が奉ってあるそうです。
紹介したいのは、実はその神社じゃなくって・・・
鳥居の脇にある小さな祠。
「金勢(こんせい)神社仮宮」です。
「ここには冬の間だけ大きな御神体を奉っている。」とHPに書いてあります。
「大きな御神体」って意味深ですね?
本神社は車で20分ほどの大久保山にあります。
説明書きがあります。
金勢神社は、岩手県玉山村の巻堀神社から1971年に分神遷宮したそうです。
「金勢様は・・・本来道祖神と同じ・・・」
ここで気がつけば日本文化に詳しい人ですね。(笑)
これが「金勢神社仮宮」。
「大きな御神体」が祀ってあります。
大きな御神体!
ごりっぱ!(爆!)
隠れていて見難いですけど、後ろには大きな球状のものもついています。(笑)
毎年4月29日の例大祭には、大沢温泉の露天風呂で御神体を清めて、お披露目を済ませた後で、大久保山の神社に返すそうです。
自炊部の玄関に御神体を清めている写真があります。
女性たちが露天風呂の中で御神体を洗うんですよ。(笑)
もちろん女性は、はだかで・・・んなわけないです。
大沢温泉最後の話題に、私が見つけた懐かしい日本の技をご紹介します。
それはトイレで発見しました。
個室の扉は木製です。
ノブも木製。
中に入って扉の鍵をかける・・・。
ここで伝統の技を発見!
横に移動する棒が2つ扉についています。
かんぬき(閂)です。
これの使い方、わかりますか?
ポッチが付いている上の横棒にノブが付いています。
それを右に移動すると、扉が固定されます。
でもこれだけじゃ、外から開けられますよ。
下の横棒を右に移動させると・・・これでロックです。
わたしの実家の以前の古い家では、トイレの扉にこの方式のかんぬきがついていました。
トイレだけじゃなくって、時代劇で商家の扉にこれがついていますよ。
よく見ると、扉のノブはこんな「はな栓」で固定されています。
伝統の技ですね。
大沢温泉HP:http://www.oosawaonsen.com/
ナンダコリャ、ゴリッパ、うらやましい!!!
私の御神体はかなり控えめなもので・・・。
by マーチャン (2012-02-13 19:44)
> マーチャンさん
ハハハハ!
いや、もう、道祖神は元気だね!(笑)
by とんちゃん (2012-02-13 22:59)