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皿うどんにはソース、本格中華の叉焼は焼いて作る 宝来軒別館@長崎市 [ 九州・沖縄]

家族で長崎旅行に行きました。
午前中は再現された出島を観光しました。
午後は原爆資料館を中心に見学しましょう。

でも、その前にランチです。これ重要!

長崎のランチは何をいただくか?
ちゃんぽん・皿うどんか、あるいはトルコライスか?

長崎は初めてですから、ここはやはり、ちゃんぽん・皿うどんですね。
ってことで原爆資料館近くで、いただくことにしました。

市電の浜口町駅を降りて、坂を上って原爆資料館の近くのお店に向かいました。
「宝来軒別館」という名前。
宝来軒なんて、町のラーメン屋さんみたいなお店かな?

と思ったら、これがとんでもなく立派な建物ですよ。

間違いなく「宝来軒別館」です。

今まで家族旅行で食事したお店の中で、最も絢爛豪華です。

こんな立派なお店で食べるなんて、初めて!おとうさんらしくない!
ってカミサンと子どもに誉められました。(苦笑)

いつもどんな店で食べてきたんだろ・・・ホント。

入口を入って正面に受け付けがあります。

入口脇には、大きな置物。
材質はなんでしょう・・象牙?
ムチャクチャすごいです。

入って右側に、順番を待つ休憩所があります。
これがなかなか立派なんです。
カフェみたいですよね。

いや、実際のところ、ここで生ビールを飲んだりできるんです。

しばらくして呼び出されて、テーブルに案内されました。
1階の受付からすぐのところです。

さて、ここに来たんだから、やっぱり、ちゃんぽんか皿うどんですよ!
 ちゃんぽんは800円
 皿うどんは、太麺の炒麺(焼きそば風)と細麺の搾麺(パリパリ麺)があって、どっちも800円です。
 ソボロちゃんぽん、ソボロ皿うどん1000円っていうのもあります。

カミサンはちゃんぽんに即決定。
じゃぁ、とんちゃんは皿うどんだ。

皿うどんの「細麺」は揚げてあるから「パリパリ麺」ね。
「太麺」は「焼きそば風」の「炒麺」って書いてある。きっと餡かけ焼きそばなのね。
要するにこのお店の皿うどんは、細麺と太麺の餡かけ焼きそばなんです。

実は、元々の皿うどんは、汁のないちゃんぽんから誕生しています。
要するに、汁なしちゃんぽん。
そのタイプの皿うどんを期待していたんだけど、ここにはないようです。
事前の調査不足でした・・。

さて、細麺と太麺の餡かけ焼きそばから選ぶんなら・・・今日の気分は細麺のかた焼きそばかな。

ところで、「ソボロ」ってのはどう違うの?ってフロアの人に聞いたら、具が多い、ってことです。
それをソボロって言うんですね。
でも具は多くなくていいかな。

ということでオーダーは、カミサンはちゃんぽん、私は皿うどんの細麺。
子どもにもちゃんぽんを勧めたんだけど、チャーシューメンだって。
チャーシューメンは「叉焼湯麺」って書いてあります。

割り箸といっしょに、スプーンみたいな形のレンゲが置いてありました。

さて、料理が順番に運ばれてきます。

とんちゃんの皿うどん細麺。

揚げた細麺の上に餡かけの具がのっています。
これは中華料理の硬焼きそばです。

パリパリの麺が餡でちょっと柔らかくなって、そこがまた美味しいですよ。

ところで、長崎の人は皿うどんには、必ず「あるもの」をかけます。
さて何でしょうか?

では、ヒントです。
テーブルの上に、酢とウスターソースが置いてあります。

「わかったぁ、酢だ!」

焼きそばに酢をかける人は多いですね、皿うどんにも酢。
そう思うのが、まぁ普通ですかね。

しかし!「ブッブー!」です。

えっ!まさか?

はい、そのまさかですよ。

皿うどんには、ウスターソースをかけて食べるんです。
これが長崎流なんです。


かなりビックリですね。
私も初めて知ったときには、ほんとに驚きました。
皿うどんにソースの初体験はここ→http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2010-07-31-3

でもソースかけると確かにおいしいんです。
ウスターソースですけど、香辛料が少ない、皿うどん用のソースです。
でも気をつけないと、しょっぱくなっちゃいます。

子どもに味見させたら、美味しいって言っています。
でしょ?

カミサンのちゃんぽん。
白濁したスープの中に麺があって、その上にたっぷりと具が載っている。
具がどんぶりの上に盛り上がって山になっている。
具の多い「ソボロ」はどんなに具が多いんでしょう。
これで十分です。

具には豚肉や魚介、カマボコ、キャベツやニラが入っています。

麺はしっかし太い白色のストレート麺です。
モチモチしていて、美味しいですね。

子どものチャーシューメン登場。
ぉおお!叉焼だ!

チャーシューメンだからチャーシューが入っていて同然だって。
いや、そうじゃないんです。

チャーシューって漢字で「叉焼」って書くように、本来は焼いて作るんです。
だけど日本のラーメン屋のチャーシューは、煮て作る「煮豚」なんです。

しかし、ここのチャーシューは、まさに焼いて作った「叉焼」なんです!
まさに本物の叉焼ですよ。
しっかり甘系の味がついていて美味しい。
本格中華のお店です。

ちゃんぽん由来の皿うどんは食べられなかったけど、美味しいお店でした。

ごちそうさまでした。

P.S.
実はこの記事、カミサンのオーダーが皿うどんだったと思って書いたんです。
そしたらカミサンから、私は皿うどんじゃなくって、ちゃんぽんを食べたのよ!って指摘されました。
それで内容を書き改めました。
でもなぜ、ちゃんぽんと皿うどんを間違ってしまったのかって・・・。
記事を読んでいただければわかりますけど、本来の皿うどんって、ちゃんぽんに似ているんですよね。
・・・って言い訳しています。
ともあれ読者の皆さん、間違って書いていてごめんなさい。

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タグ:長崎県
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hypo

この店構え…、ビビリますね!でも値段もそんなに高くなく、美味しそう!
by hypo (2012-05-09 05:47) 

ちょんまげ侍金四郎

本場の皿うどんは具材がどっさり乗っていて、なおかつ麺も選べるというのがいいですね!
by ちょんまげ侍金四郎 (2012-05-09 10:54) 

マーチャン

長崎といえば皿うどんですよね。
仙台で何度か食べたことがありますが、私も女房も大好きです。
本場の皿うどん、食べてみたいですね~。
by マーチャン (2012-05-09 18:30) 

ヨッシーパパ

立派な店ですね。
私が長崎に行った時には、ちゃんぽんと皿うどんを食べました。
後から、来た人たちが角煮マンを頼んでいて、追加しようと思ったのですが、どんどん店が混んできて頼みそびれてしまいました。
by ヨッシーパパ (2012-05-09 19:01) 

とんちゃん

> hypoさん
店名から、街の中華屋さんだと思っていたんです。
値段は手頃で、なかなか美味しかったです。

by とんちゃん (2012-05-09 21:32) 

とんちゃん

> ちょんまげ侍金四郎さん
普通でもこんだけ具が乗っているんだけど、
その上の「そぼろ」っていうのは、もっと具が多いんだそうです。
いったいどんな状態になるのかなって思います。
by とんちゃん (2012-05-09 21:36) 

とんちゃん

> マーチャンさん
長崎といえば、ちゃんぽん、皿うどんですね。
私も、今回初めて本場の皿うどんを食べました。
長崎は観光するところも多いし、食べものも美味しいし、
機会があったらまた行ってみたいです。
by とんちゃん (2012-05-09 21:38) 

とんちゃん

> ヨッシーパパさん
ホントに立派な店なんで、びっくり。
ちゃんぽんも食べたかったです。
角煮マンも食べてみたいんです。
それはまた、次回の機会かな。

by とんちゃん (2012-05-09 21:44) 

taotao7

こんにちは。こちらにも書き込みさせていただきます。
蓬莱軒別館のちゃんぽん。美味しいところです。以前紹介した、「ちゃんぽんのすすめ@江戸」の一番最初にでている、三軒茶屋の「來來來」のご主人は、この蓬莱軒別館で修行された方です。先日も食べに行ってきましたが、この写真と同じようなちゃんぽんですよ。東京ではもっとも長崎らしいちゃんぽんですので、是非どうぞ。
もう一つ、美味しいちゃんぽんの食べ方もお教えします。食べる前に具と麺をひっくり返し、混ぜてしまってから、麺と具を一緒に食べましょう。具が上に乗っているのは盛り付けの見栄えのためです。具はスープにエキスを出して麺に染み込ませるために使った出がらしなんです。具だけを食べてもちゃんぽんの美味しさはわかりません。具と麺を一緒に食べることが美味しい食べ方なんです。食べ方もちゃんぽんでということです。
by taotao7 (2013-10-24 09:29) 

とんちゃん

> taotao7さん
重ねてありがとうございます。
三軒茶屋の「來來來」さん、機会があったらぜひ行ってみたいです。
麺と具を一緒に食べる。なるほど、そうですか!
次回からはぜひそうします。
by とんちゃん (2013-10-25 09:23) 

taotao7

「宝」来軒別館でした。すみませんm(__)m
by taotao7 (2013-10-25 16:13) 

とんちゃん

> taotao7さん
ご丁寧に訂正いただき、ありがとうございます。
by とんちゃん (2013-10-26 06:22) 

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