梅ヶ枝餅と待望のさいふうどん 傘の家@太宰府 [ 九州・沖縄]
家族で長崎・福岡旅行をしました。
福岡ではやはり太宰府天満宮に行きましたよ。
天満宮を拝観して、さてもう1つのお楽しみ。
太宰府天満宮というと・・梅ヶ枝餅ですよね!
参道には梅ヶ枝餅のお店がたくさんあります。
境内や参道に、40店あるそうです。
その中のどこに行くか・・
とんちゃんのお気に入りはここ。
参道にある「傘の家」さん。
道を挟んだ向かいには、平仮名の「かさの家」があります。
そっちは華やかなお店で、行列ができていますので、目立ちます。
でもこっちは・・・。
なわけで、向かいのお店が目印です。(笑)
前回の様子はここです。
http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2010-02-21-3
ショーウィンドウが見難いですけど、食事もできます。
でも、なんでここがとんちゃんのお気に入りかっていうと・・・
1個からでも注文できるから。
まぁ、それは他のお店でもOKでしょう。
ホントの理由の1つめは、完全な手焼きだからです。
こういう手焼きのお店は、あまりありません。
もう1つ理由があって・・・それは後ほど。
おにいさんが焼いていて、おばあさんとおばさんが、店員さんです。
おっと、おばあさんは店主でした。
向かいのお店は人がいっぱいいますけど、ここの店内にはやはりお客がいません。
とんちゃんには客の入りは関係ないけど、お店には大ありですよね。
梅ヶ枝餅は1個105円。10個で1050円。
おまけはありません。(笑)
3人で3個の梅ヶ枝餅をオーダーしました。
出来たてで熱々の梅ヶ枝餅です。
中にはあんこがいっぱい。
お茶はサービスで、いくらでもいただけます。
ここでちょっと小休止ね。
テーブルの上に、梅ヶ枝餅の由来が置いてあります。
由来はいいとして、梅ヶ枝餅は、焼きたてをいただくのがベストですって。
入口の上に、梅ヶ枝餅の価格の変遷表が掲示してあります。
明治時代は1個2厘と4厘ですって。
あれ?2種類あったのかな?
それはそうと、今回ここで、ぜひとも食べたいものがあったんです。
「さいふうどん」です。
お財布のうどんじゃないですよ、太宰府の宰府ですから。間違えないように(間違える訳ないな)
国産小麦を石臼挽きした小麦粉で作ったうどんです。
前回、これを食べられなかったから、今回はぜひ食べたかったんです。
それがこのお店に来た、もう1つの理由です。
でも朝食食べて、梅ヶ枝餅も食べて、とんちゃんには、ここでうどん1人前は食べ過ぎ。
だから・・・
「このうどん、おいしいぞ!」
って、子どもに勧めました。(笑)
「ほんと?お父さん食べたことあるの?」
「ないけど、きっと美味しいよ!」
・・・何を根拠に言っているんでしょう。
「じゃぁ、食べてもいいよ。」
よし、「さいふうどん1つお願いします!」
どのうどんにしますか、って?
えっ?そんなに種類があるの?
メニューをみて下さい、だって。
メニューが新しい様式になっています。
メニューの内容は以前と同じみたいだけど。
うどんとそばのメニューがいろいろあります。
あぁ、どれも「さいふうどん」なんですね。
わかめうどんをオーダーしました。
わかめうどんです。
たっぷりのワカメとアゴのチクワ、カマボコ、そして小ネギが載っています。
小ネギは博多万能ねぎかな?
いただきます。
子どもが食べました。
どう?美味しい?
ウン!ってうなずいています。
そうかぁ!ちょっと食べさせて?
ダメ!
おい、ダメってあるかよ!
俺が教えてやったんじゃないかよ、よこせよ!
どんぶりを無理矢理奪って、いただきました。
ズズーッ!
おぉぉ! 汁がムチャクチャ美味しい。
昆布とカツオの出汁がうまい!
麺もちょっとだけ食べるぞ。
ちょっとだけだよ、とケチくさい子ども。(誰に似たんだ・・・)
うどんは太くて、ちょっと灰色しています。
「麺がちょっと灰色っぽいだろ?」
「うん、なんで?」
「国産小麦を石臼挽きしているからだよ。」
小麦は、外皮、胚乳、胚芽からできているんだ。
普通は胚乳だけしか使わないから白いんだけど、石臼引きは外皮や胚芽もいっしょに粉にするんだ。
だから灰色だけど、ミネラルが多いんだよ。
そして、なかなか腰のあるうどんです。
でも福岡流に、よく茹でてあるから、柔らかい。(苦笑)
どんぶりを子どもに返しました。
うどんに腰があるけど、ちょっと延びた感じだろ?
子どもに聞いたら、ウン!って頷いています。
でも、うまいな?
ウン!って頷いています。
練り唐辛子みたいだけど、梅肉です。
さいふどんの説明を引用しておきます。
この「さいふうどん」は、明治末期に参道でお土産として販売されていたうどんです。
製麺所の閉鎖で途絶えていたんですけど、太宰府商工会
と太宰府食堂組合が復活させたもの。
復活されたうどんの麺は、筑後地方小麦を使って石臼で挽いた小麦粉を使っています。
小麦を石臼挽きすると胚芽や小麦の薄皮が入って、粉が灰色になります。
だから小麦の繊維質やミネラルなどの栄養素が多い麺になります。
参考:http://www.crossroadfukuoka.jp/event/?mode=detail&isSpot=1&id=400000006484
梅ヶ枝餅が美味しかったんで、お土産に買って帰ることにしました。
「登録商標 梅ヶ枝餅」と印刷されたラベルがついています。
そうそう「梅ヶ枝餅」は登録商標なんです。
太宰府梅ヶ枝餅協同組合が申請して昭和30年(1955年)に登録しました。
その登録をした組合長が、実は、この傘の家のおばあちゃんなんですよ。
家に帰ってから、包みを開けてみました。
栞には・・
お店にもあった、梅ヶ枝餅の由来が書いてあります。
冷蔵庫に入れておいたら、変形したままで、硬くなっちゃった。
電子レンジでチン!していただきました。
ちょっと硬くなっちゃったな。ちょい失敗。
梅ヶ枝餅美味しそう~!!
おまけが無いのに表記して
あるのはちょっと笑えます。
by マーチャン (2012-05-20 15:53)
こんどそちらで、うどんを食べてみようかな?
私は、太宰府では行列ができる方の喫茶に入ります。
レトロな雰囲気でとても和みますよ。
by ヨッシーパパ (2012-05-20 18:56)
> マーチャンさん
昔ながらの手焼きの梅ヶ枝餅、おいしかったです。
たくさん買っても安くならないなら、
書かなくていいじゃん!って突っ込みたくなりますよね。(笑
by とんちゃん (2012-05-20 19:42)
> ヨッシーパパさん
向かいのお店ですか?
和める雰囲気って、とってもいいですね。
by とんちゃん (2012-05-20 19:45)
太宰府に行けるチャンスがあったら、傘の屋さん行ってみたいですね。できれば家族ではなく、飲み仲間と連れだって行きたいです(笑)
by ちょんまげ侍金四郎 (2012-05-21 08:23)
ショーウィンドーと軒先のガラスに、
激写中のとんちゃんさまのお姿が映り込んでいて、素敵です(笑)
お店の風情はよさそうなのに、やっぱり目の前の人気店ゆえなのでしょうかね。
by 式守錦太夫 (2012-05-22 01:53)
> ちょんまげ侍金四郎さん
とても静かなお店です。(笑
飲み仲間と連れだって・・・いいですね。
ただしこのお店は、お酒はあるけど、つまみがない・・
いや、定食のおかずをつまみにできるかな。(笑
まぁ、飲みは別のお店ですね。
by とんちゃん (2012-05-22 04:58)
> 式守錦太夫さん
見えないことにしてください・・。(笑)
元々はまさに傘屋さんで、向かいの店とは親戚(兄弟?)です。
向かいの店は新しくて設備もよくて、有名店です。
行列があるほうに行っちゃうっていうのが、群集心理なんですかね。
私は表通りの立派な店より、小路のひっそりしたお店が好きなもんで。
飲み屋探しとおんなじ感覚です。
by とんちゃん (2012-05-22 05:05)