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福岡「祇園」の由来と町屋 [ 神社仏閣]

福岡博多に行きました。
食べある記福岡編の前に、しばらく観光ネタです。

今回は祇園に泊まったんです。

「祇園」というと、京都を思い浮かべますよね。
それと同じ地名が福岡にもあるんです。地下鉄の駅もある。

「祇園」と呼ばれる由来を訪ねてみました。
地下鉄祇園駅近くにある櫛田神社です。

博多の夏の風物詩として全国的に有名な博多祇園山笠。
山笠はこの櫛田神社に奉納されるんです。
博多祇園山笠HP:http://www.hakatayamakasa.com/index.php

祇園駅から大博通りを西へ向かうと大きな鳥居があります。

鳥居のずっと奥に櫛田神社があります。

櫛田神社正面。

山門に「稜威」という額が掲げられています。
これ読めますか?
とんちゃんは読めませんでした。

これ、「いつ」と読むんですって。
神聖であること、斎(い)み清められていること。あるいは、勢いの激しいこと、威力が強いこと、だそうです。
えらく難しい言葉です。

山門の前には、立派な狛犬がいます。

こっちは反対側。
なかなか堂々としています。

立て札に祭神のことが掲示されています。

櫛田神社は博多の総鎮守です。
祭神は、櫛田宮が大幡主命、大神宮が天照皇大神、祗園宮が素戔鳴尊(スサノオ)。

これ見て、あれ?って思いました。
櫛田神社に祭神が3体あるんじゃなくって、櫛田宮、大神宮、祗園宮ってなっている。
ここには神社が3つある、ってことですか。
これはどういうことだろう・・・って。
でも、このことは次回にアップしましょう。

それよりもまずは、「祇園」が出てきましたよね。
祭神は素戔鳴尊。

素戔鳴尊は京都祇園にある八坂神社の祭神です。
八坂神社は元々の名は祇園社なんです。
その素戔鳴尊を941年に勧請したんです。
だから博多のこの地も「祇園」と呼ばれるんです。

立て札を見ると、山笠は素戔鳴尊の祗園宮の大祭だそうです。
あら、そうだったんですね。

本殿に進むと、中央が櫛田神社、右が天照大神、左が須佐大神が祭られています。
天照と素戔鳴尊の「大神」を左右に従えて「櫛田神社」があるんですね。

これも、あれ?って思います。
櫛田神社の大幡主命って天照や素戔鳴尊よりも偉いの?なんて。
いえいえそうじゃないんです。
櫛田神社のことは次回に少し詳しくアップしますから。

今回は、「祇園」の地名は櫛田神社に祭られている素戔鳴尊に由来する、ってことだけにしましょう。

ただしちょっと不思議なことがあります。
素戔鳴尊の勧請は941年ですけど、櫛田神社の勧請はもっと前の757年ってことになっているんです。
なのになぜ「櫛田」じゃなくて「祇園」になったのか?
と言いつつ、これも次回にしましょうね。

さて、神社を後にして・・。

 

櫛田神社正面の通りを挟んだところに、町屋が公開されています。

2階建ての大きな町屋です。

1階は土間の通路をはさんで左右に座敷があります。

天井は梁がむき出しになって、踏み天井です。

中央の吹き抜けを挟んで2階に部屋があります。

ケヤキでしょうか、立派な階段や箪笥です。

外に出たら、懐かしいポストがありました。

「丸ポスト」。
はがきを入れてもダメだよ、と注意書きまで書いてあります。

お隣にももう1軒町屋があります。
ポストももう1つあります。
ポスト好きの人がデザインしたんでしょうかね。(笑)

櫛田神社:


 
タグ:福岡県
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コメント 2

なゆ

それでもうっかり入れてしまいそうです。
立派な建物ですねー!
by なゆ (2012-06-11 17:35) 

とんちゃん

> なゆさん
なゆさんも、このポストみると懐かしいご年齢ですか?
町屋はほんと立派でした。
by とんちゃん (2012-06-12 06:18) 

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