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博多名代水炊きは「濃厚スープ」炊きで大満足 水たき長野@博多 [ 九州・沖縄]

おまたせです!
食べある記福岡編の再開です!(笑)

福岡に旅立つ前のこと・・・。

福岡の名物料理ってなんですか?やっぱりモツ鍋ですか?
福岡に詳しいTさんに聞いてみました。

「水炊きです!」
えっ?水炊き?それって自宅でも食べるような料理じゃない?

「水炊きをバカにしちゃ、いけん!」

いつも穏やかなTさんが、劇昂してとんちゃんを叱りつけました。
びっくりしたなーもぅ。

専門店の水炊きは、家庭で食べるようなものとは、スープが全然違う、らしいです。
「とんちゃんは、福岡で水炊きを食べたことがあるんですか?」
いや、ないんです。
「じゃぁ、ぜひ食べてみて下さい。意見はそれからにして下さい!」
キッパリと注意されました。

そこまで言うならお言葉に従って、水炊きを食べてみようかな。
で、どこで食べるといいの?

Tさんに、安くて美味しいです、と教えてもらったお店。
そこに行きました。
場所は中州川端駅の北東位置。

「水たき 長野」さん。

行灯には「博多名代」とあります。
「博多みょうだい」じゃないです、「博多なだい」よ読みます。
広く名前を知られていて、評判の高いことって意味です。

実に趣のある建物です。

木の看板が歴史を感じさせますよ。
ここって高いんじゃない?
Tさんに「安い」と知らされていなければ、やり過ごしそうなお店です。
まずは表の木戸をくぐりましょう。

と、そこには玄関までの長い石畳。
いよいよ高そうで、ちょっとビビリます。

お店は3階建てのビルです。

もう予約してあるので、後には引けません。
意を決して玄関に入りましょう。

入口奥には箱庭に行灯です。
予約しているとんちゃんです、と伝えると廊下の奥の部屋を指示されました。
通路の両側に小上がりがあって、衝立で仕切られた間に座卓が配置されています。
超高級なお店って感じじゃないんで、ちょっと安心。(笑)

卓に付いたコンロの上には、すでにスープの入ったステンレス製の鍋が置かれています。
まずはコンロに火を入れて・・
鍋の中には骨付きの肉が沈んでいます。

鍋が温まるまで、突き出しの酢モツでビールをいただきましょう。
おっとこれ、旨いです。

箸袋にも「博多名代」と印されています。

別注文の鶏ベーコンが出されました。
もも肉とむね肉のベーコンでしょうか?

これまた、美味しいです。
酒のつまみにとってもいいです。

せっかくだからオーダーしましたけど、実は結論から言うと、これがなくても水炊きだけで十分に満足できるってことを、後で知りました。
でもまぁ、美味しいですから一度は食べる価値がありますね。

さて、鍋が温まってきました。

すると仲居さんが、鍋のスープを湯飲みにすくい入れ、小ネギを散らして渡してくれます。
ほぉ・・まずはスープをいただくわけね。
「熱いので気をつけてください。」

どれどれ、ズズッ・・・
うわっ!うんまい!
これ、もうムチャクチャ濃ゆいスープです。

これは「水」炊きじゃないですよ、「濃厚スープ」炊きです。
Tさんが厳しく言った意味がこの段階でハッキリとわかりました。
水炊きを軽蔑していた自分に反省です。

スープだけでいただくと、ちょっと塩気が足りないので、塩を加えます。
水炊きを食べている間も、こうしてスープをいただきます。
このスープ自体が、すでに料理の一品なのです。

さてでは、水炊きをいただきましょう。
取り皿には酢が入っています。

それに小ネギと

もみじおろしを入れて・・

まずは最初から入っていた骨付きの鶏肉をいただきます。

足の関節部分で、肉は少ないですけど、かなり旨味のある肉です。
これにかぶりつきましょう。

いよいよ鍋に鶏肉を投入です。

もも肉とレバー、そしてつくねを仲居さんが鍋に入れてくれます。

このお店のお酒は、焼酎は小鶴、日本酒は菊正宗です。

炊けるのを待つ間に、もう1つの別注文品が到着。
手羽の煮込みです。
手羽元を煮込んだものが、1皿3本。

熱いうちにお食べ下さい、ですって。
醤油味でやや甘辛く煮込んであって、これまた旨い。

予約のときにオーダーしました。
出来上がるまでに50分かかるので、事前にオーダーしないといけないそうです。

さて炊きあがってきましたよ。

モモとレバー、手前の白いのがつくね。

レバーはプリンとしているけど、中はさすが鶏レバ、マッタリ感があって美味しいわん。

福岡では四つ身と呼ぶもも肉は、味が濃厚で美味しい。

つくねはムネ肉でしょうか、スッキリした中に肉の味が隠れています。
鶏肉が美味しいんだけど、しかしスープがさらに旨い。
肉を喰らい、スープを飲みながら、酒を飲む。
このトライアングルで、お腹も心もすっごく幸せになってきましたよ。

肉を食べきると、次ぎに豆腐、お麩、春菊、キャベツなどが鍋に入れられます。
鍋にたっぷり入っています。

濃厚なスープに味付けされた豆腐や春菊。

濃厚スープを吸い込んだお麩が、これまたとっても美味しい。
このお麩だけで満足できそうです。

最後の〆には雑炊かチャンポンか、ってところです。
でも今夜は二次会を予定しているので、〆は無しにしました。
ちょっと残念だなぁ・・。
それでもお腹は十分に満足しています。

いやぁ、ほんとに旨かった。
別オーダーの料理もいただきましけど、それがなくとも十分に満足できる。
まさに水炊きだけで十分です。

ぜひまた食べさせていただきたいです。
こんなお店を紹介してくれたTさんに感謝です。(合掌!)

ほんとにごちそうさまでした。

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タグ:福岡県
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hypo

すべてのお料理美味しいそうですね、本場に行かなくては食べれないのですね、東京にないのかな~本場の味が楽しめるお店って!
by hypo (2012-06-15 05:46) 

とんちゃん

> hypo
いやぁ、美味しいんで、びっくりしました!
東京にこんなお店があったら、嬉しいですね。

by とんちゃん (2012-06-15 07:22) 

furu

すっごい美味しそうです。
食べたいなぁ。 福岡ですかぁ 今となっては遠い場所です。
それにしても たべたい!
by furu (2012-06-15 07:47) 

とんちゃん

> furuさん
ほんと美味しかったです!
機会があって福岡に行かれたときには、ぜひどうぞ。
飲み食いして3000円程度ですから、素敵です。
by とんちゃん (2012-06-16 04:47) 

φ(・ω・)かきかき

私の知ってる水炊きと違う(^◇^;)
by φ(・ω・)かきかき (2012-06-18 08:23) 

とんちゃん

> φ(・ω・)かきかき さん
これは、普通の「水」炊きじゃないです。
出発前に「水炊きをバカにしちゃ、いけん!」って叱られた理由が
これを食べてみて、よーくわかりました。
しかも安い。
こんなお店が近くにあったら、最高です。
by とんちゃん (2012-06-19 07:20) 

思い出したゾウ、二度と行かない!ゾウ

35年ほど前に友人に誘われ行った。とても美味しかった。(予約していたのは確か。)
数日後、別の友人と近くを通ったので、入れるか?尋ねると、上から下までなめ回す視線の後に、「予約せんで来たっちゃ、入れるわけなかろうもん。」と、愛想笑いではなく嘲笑交えの返答。あの顔は今でも 忘れない。
水炊きをバカに、ではなく、人をバカにしている。あんな店は行かん。
by 思い出したゾウ、二度と行かない!ゾウ (2016-04-25 13:28) 

とんちゃん

> 思い出したゾウ、二度と行かない!ゾウ
35年前とは、ずいぶんと昔のこと。
景気が良かった時期だったかな。
美味しいお店だったのに、入れなくて残念でしたね。

by とんちゃん (2016-04-26 06:21) 

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