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辛さはどこへ行った? ボンベイクラブ@新橋 [ 東京飲みある記]

会社の面々で暑気払いに行ったときのことです。

汐留シティーセンター2階にあるお店。

「ボンベイクラブ」さん。
ニューヨークのインド料理レストランってことです。
でも「ニューヨーク・インド料理」ってどういう料理のことなんでしょうね。

店内には、赤いテーブルクロスが敷かれたテーブルに黒い背もたれの椅子が並んでいます。

予約席のナプキンは三角錐みたいな形で立てられ、割り箸もセットされています。

今回は、パーティー用の「DHANYAWADH(ありがとう)コース」、1人5000円です。
コースメニューは
 マンゴー入りサラダ
 インド豆せんべいとなつめやしのソース
 インド流エビチリ炒め
 骨なし タンドーリ チキン
 小羊挽肉のスパイシー焼き
 海老、魚、ホタテ入りのシーフードカレー
 黒コショウたっぷりのチキンカレー
 バターナン
 野菜ピラフ
 お楽しみ本日のデザート

日本語の上に英語も書いてあるけど、日本語と英語が微妙に違っているんです。
それは追々。

フリードリンク制で、アルコール類は生ビール、ハウススコッチ、ハウスワイン、ジントニック、モスコミュール、カシス、ソフトドリンクにはラッシーとマンゴーラッシーがあります。

まずは、生ビールで乾杯しましょう。
ビールは、インドのビールですか?
いえ、輸入品は高いので国産です、とお店の方。

出てきたのはハートランドビール。
あら、外国のビールね!なんて声もありましたけど、これキリンのビールです。
でも麦芽100%、アロマホップ100%のプレミアムビールです。
軽めだけど、フリードリンクでハートランドとは、なかなかよろしいよ。

インド流せんべいとなつめやしのソース。
英語では「パパドとタマリンドチャツネ」。
パパドは、確かに揚げ煎餅ですね。
原料は、お米や小麦じゃなくって、ひよこ豆の粉。

なつめやしのソース。
お店の方はこれをナツメヤシとココナッツのペーストですって、紹介しました。
甘いんだけど、これが意外にも、なかなか辛い。

今回のコース料理の中で、最も辛かったのが実はこのペーストなんですよ。(笑)
この話はまた後ほど・・。

ところで英語のメニューでは「タマリンドチャツネ」ってなってますよ。
このペーストの材料は、ナツメヤシ(英語でデーツ)?それともタマリンド?

「タマリンド」という名は、アラビア語の「インドのナツメヤシ」を意味する「タマル・ヒンディー」が語源だそうです。
「タマリンド」は「インドのナツメヤシ」だから「ナツメヤシ」としたのかな?
そして「チャツネ」を「ソース」と日本語訳したのかな?
ナツメヤシとタマリンドのミックスってこともありえるけど・・。

次ぎにマンゴー入りサラダ。

マンゴーが甘いのが、なかなかいいです。
英語では「マンゴーサラダ」だから、マンゴーが主役なんですね。

インド流エビチリ炒め。
英語では「チリ・シュリンプ」。

これは辛いでしょう!
って思って食べたら、これがあんまり辛くはないんです。

軽いビールは終わりにして、赤ワインをいただきました。
インドには美味しいワインもあるようですけど、もちろんこれは違います。
このハウスワインの銘柄はわかりませんが、ミディアムボディの十分に美味しいワインです。

骨なしタンドリーチキン。
英語の説明は「チキンティッカ」。
これが本来の料理名ですけど、料理の内容は、まさに骨なしのタンドリーチキンです。

ヨーグルト入りの香辛料に漬けた鶏肉を金串に刺して、タンドールで焼きます。
刺した金串の跡が、ほら空いているでしょ?

香辛料が利いてスパイシーですけど、辛さはほとんどありません。
ココロは、串からほぐした焼き鳥感覚ですね。

仔羊ひき肉のスパイシー焼き。
「仔羊ひき肉」っていうから、シシカバブみたいなものを想像していたら・・

あら?ラムチョップ?周りにひき肉も付いているかな?
英語でも「ラムチョップ」になってます。
スパイシーで美味しくいただきました。
でも辛さはほとんどありません。

カレー2種とナン、ピラフです。

ナンはバターナンで、熱々でふっくらしていて美味しい。
ライスは、ターメリックライスじゃなくって、野菜ピラフなんです。
しかも長粒種を使っていて本格的。

ピラフは、英語では「ベジタブル・プラオ」と書いてあります。
メソポタミア発祥の「ピラウ」がフランスに伝わってピラフに、インドに伝わってプラオになったわけで、ピラフ=プラオってことだね。

海老・魚・ホタテ入りのシーフードカレー。
ピリッと辛い(少しだけ辛い)カレーです。

黒コショウタップリのチキンカレー。
色を見てわかるように、ココナツミルクがたっぷり入って、マイルドです。
というか、全然辛くない!
まるでお子様カレーみたいなのだ。

この料理は、英語で「チキン・チェティナード」と書いてあります。
チェティナードは南インドの地方で、チェティナード料理は、インド料理の中でも最もスパイシーで辛味が強く香りが高い、らしい。
その中でチキンカレー(チキン・チェティナード)が有名、らしい。
でもこれは、全く辛くないです。
本来のチキン・チェティナードが食べたかったなぁ・・。

2つのカレーが、あまりにも辛くないので、なんだか食欲が減退します。
お店の人に、辛くするスパイスはないですか?とお願いしました。
ガラムマサラが来るかな・・。

チリを持ってきてくれました。

これを辛くないカレーに、バサバサ振り掛けます。

でも、あんまり辛くならないんです。

よく見ると、チリペッパーじゃなくって、チリパウダーです。
あっ、こりゃいかん。でも、もういいです。
辛くないカレーをいただきましょう。

最後に、本日のデザートは、マンゴーのムースです。
これは甘い。(当然!)

しかしなぁ、今夜の料理はどうしたんでしょうか?
どの料理もスパイシーでした。しかしホットではないんです。
一番最初のタマリンドチャツネが一番辛くて、その後の料理はどれも辛くない。
っていうか、どんどん辛さのレベルが下がっていって、最後のカレーは、お子様カレーレベルです。

今夜は辛くないようにしてね、ってお願いしたんでしょうか。
幹司役に確認したら、そんなオーダーしてないって。

辛さを求めてはいけないのでしょうか?
これが「ニューヨーク・インド料理」なんでしょうか?

ともあれ、ごちそうさまでした。

食べログ: ボンベイクラブ

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コメント 4

式守錦太夫

辛さに納得していない様子ですね。
私にはこの程度がいいのですが・・。

私も近くのインド料理店に行くと、パパドのソースが辛くて閉口します。
たまに食したくなるんですよね、辛いの苦手なのに・・。
by 式守錦太夫 (2012-08-25 01:08) 

コバヤン

ハートランドビールは、あっさりしていますが
コクもあり、インド料理にも合うと思います。
by コバヤン (2012-08-26 15:30) 

とんちゃん

> 式守錦太夫さん
スパイシーではあるんですが、辛くないんです。
日本人向けで、辛さをどれくらいにするのかは、難しいところですけどね。
しかしパパドのソースが一番辛いってのは、不思議でした。
辛いものって、ときどき食べたくなるもんですよね。
by とんちゃん (2012-08-26 18:15) 

とんちゃん

> コバヤンさん
うん、確かにハートランドビールは、コクがあってよかったです。
スパイシーだからワインもよかったです。
by とんちゃん (2012-08-26 18:17) 

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