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塩バターラーメンなんてイカン!でも、旨いんだな りんりん@茨城県牛久市 [  牛久市]

休日にラーメン屋さんでランチしたときのこと。

牛久駅東口近くから県道48号へ至る道は女化街道という。
とくに牛久市神谷のスーパー・カスミから県道48号線へ向かう道には、ラーメン屋・中華屋、蕎麦屋、さらにはイタリアンのパスタや韓国料理の冷麺まで、麺類のお店が多く並び、麺ロードと命名されています。
とんちゃんが命名しました。v(^^)

その麺ロードを南下すると目に入る看板。
【食文化のため シンプルににして最高の塩ラーメン 深い味わいと香りをぜひご賞味ください 店主】という看板。
塩ラーメンの香りって、なかなか想像しにくいですよ。

1階がお店、2階が住宅のようです。

【店主極みの拉麺・定食 りんりん】さん。
このお店、以前はイズミヤに入ってて「鈴林」という店名だったけど、ここに移転して「りんりん」の平仮名になったようです。
ご主人は「鈴木」さんですけど、「木」を「林」にしたのかな?

今回で、何度目かの再訪です。
やはりお店イチオシの塩ラーメンをいただきに来ました。

入口の家には【中華団欒(だんらん)食堂】と掲げてある。
親しい者たちが集まって楽しく時を過ごす「団欒」の場にどうぞ、ってことなのね。

1枚目のドアを開けた風除室に【今日のランチ】の黒板があります。
 A:塩バターラーメン、ジャンボ餃子、半ライス
 B:中華丼、ジャンボ餃子、漬物
 C:野菜ラーメン、ジャンボ餃子
どれも790円です。
通常価格より安かったり、メニューにない料理です。

ボリュームがあってお勧めなんだろうけど、メタボ親父はそんなに食べちゃダメ、って自分に言い聞かせて、スルーしました。

もう1枚のドアを開けると店内です。
左に小上がり、右にカウンター、その間にテーブル席があります。
まぁ1人なので、カウンターに座りましょう。

パウチされた写真入りメニュー。
片面は【こだわりの塩】。
上に小さく【天然塩にニンニク、古根、葱、山椒実を使用した深い味わいと香りを是非賞味ください。】って書いてあります。
「古根」ってナニ?

根生姜のことなんです。
ただし普通の根生姜とはちょっと違う。(ちょっとウンチク)
生姜は、春に種生姜を植えて10~11月に収穫するんだけど、普通は新しく増えた部分の根生姜を2ヶ月ほど貯蔵して、皮の色があめ色になった根生姜が売られています。老成(ひね)生姜とか囲い生姜なんて言われます。
ところが春に種として植えた生姜も元気で残っていて、これを「古根(ふるね)生姜」と言うんですね。繊維質で辛味が強いんだそうです。
ちなみに新生姜っていうのは、夏に収穫する生姜のことです。

さて肝腎のメニューですけど。
 塩バターラーメン 650円
 塩ラーメン    600円
 煮卵塩ラーメン  700円
 タンメン     680円
 野菜ラーメン   650円
 りんりんラーメン 750円
など。

メニューのトップが、なんと塩バターラーメンだ!
ラーメンにバター入れちゃいかん!
なぜかって?・・・バターが美味しいからです。
それがなぜ「いかん」のかって?
バターの美味しさに惑わされて、スープの本来の味が分からなくなるから。
ラーメン道を愛するとんちゃんは、ラーメンにバターは拒否。
だから塩バターは、絶対にパス!

煮卵塩ラーメンが【一日数量限定】だって。
煮卵、いいねぇ。数量限定なんて、惹かれるぞ。
よしこれにするかな。

そう思いつつも、いちおうメニュー全体に目を通してみましょう。

もう片麺は【醤油味】。
【人参、しょうが、ニンニク、干えび、長葱で仕込んで、料亭の白醤油をブレンドした自家製の醤油だれです。さっぱりとしたコクのある味です。】だって。

トップは、特製ラーメン650円。【数量限定】これもいいなぁ。
ラーメン 550円など。
味噌ラーメンやヤキソバもある。

定食メニューは920円と950円。
塩バターラーメン、ジャンボ餃子、半ライスは今日のランチで790円だったぞ。
今日のランチはお得なんだなぁ。
・・・でも、ダメダメ、ダメよ。

「煮卵塩ラーメンお願いします!」
と、フロア係のおねえさんにオーダー。
これでいいんです。

カウンター越しに中華鍋を振るうご主人の仕事が見えます。
立ち上る湯気で、メガネが曇りそうです。
最近、いやずいぶん前から老眼でして、メガネがないとメニューの文字が読みにくいんですわ。

お客が多いけど、手際よくさばかれているようで、意外に早くに料理が出てきました。

煮卵塩ラーメン。
澄んだスープに、煮卵、ホウレンソウ、メンマ、海苔、中央に・・

えっ?バターだ!

「あのすみません、塩バターじゃなくって、煮卵塩ラーメン頼んだけど、バターが入っているよ・・・」とおねえさんに聞いてみた。
「煮卵塩ラーメンにはバターが入ってます。」と、おねえさんキッパリ断言。

え゛ーっ!
バター入りだったのぉ!

改めてメニューの写真をよく見ると、確かにバターがあります。
あぁ、やっちまったぁ!
バターはダメだって断言したのに、自らバターを招いてしまった。
かなり動揺するとんちゃん。

しかしこうなってしまったからには、もうしかたがない。
よし、塩バターを食べるぞ!

ここで戦術を決めておこう。
まずは、非バター地域のラーメンを攻略する。
つぎにバター占領地域に進む。
よし、これだ。これしかない。

都合の良いことに、バターはチャーシューを座布団に、その上に鎮座している。
まだスープの中に進出していないな。よしよし、良い子だ。
チャーシューの座布団を水平に置き直して、バターを正座させる。
(いや、あぐらかな?、まぁこの際、どっちでもいい。)
しばらくそこでジッとしていろよ。
よし、これで準備が整った。

バターに犯されていない無垢のスープをいただく。
スープは実に透明。わずかに油が浮いている。
スッキリしているけれども風味がある。
なるほど、ニンニク、生姜、葱、山椒のミックスされた香りが柔らだ。

麺は、中細の平麺で僅かに縮れ、しっかりした腰がある。
茹で加減もいい。

チャーシューは茨城県産のローズポークの肩ロースだ。
厚切りのチャーシューでサッパリした味。

チャーシューを食べちゃうと、その上のバターが溶け出す・・・。
いや、大丈夫。チャーシューは3枚あって、もう1枚にバターが乗ってます。

よし、ここらでバターを溶かしはじめよう。
スープの中にバターが溶けていく。
・・・うまそう。(*´∇`*)

煮卵。濃すぎない味です。

色が濃いメンマは、少しピリカラです。
塩辛いの辛いじゃなくって、ホットの辛い、ね。
ピリ辛メンマって、珍しいかも。

さてバターが溶けてくると、スープの味にぐっとコクが出てくる。
やっぱり旨い。(笑)

塩バターラーメンを食べながら、昔の記憶が甦えってきた。
中学生のころ、料理自慢の叔父さんが「うまいラーメンをつくってやる。」と言って、湯麺にバターを入れたラーメンをつくってくれた。
まさに塩バターなのだ。
バタータンメンは、バターのコッテリした感じと甘さのおかげで、それまで食べたことのないほどの美味しさだった。
それ以来、インスタントラーメンにも必ずバターを入れるほどに、バターラーメンに惚れ込んでしまったのだ。
もちろん、塩だけでなく、酒油にも味噌にも。

塩バターラーメンも味噌バターラーメンも、おいしいんだよ。
いやだから、いかんのダ、っていうの!(笑)

ラーメンの麺がちょっと少ない感じなので・・・

ごはんもいただきました。(食い過ぎだ!)

最後に、ご飯にスープをかけて。
やっぱりうまい。

完食です。

丼にスープの油とバターの脂が点々とついている。

久々の塩バターラーメン、美味しかった。(笑)
でもこの店の塩ラーメンは、バターを入れずに食べた方が、やっぱりいいと思う。
次回は人気のタンメンにしようかな。

ごちそうさまでした。

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タグ:茨城県
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コメント 4

hypo

どれも安くて美味しそうですが、この塩ラーメン、カロリーが…。

by hypo (2012-12-01 05:29) 

とんちゃん

> hypoさん
塩バターラーメン、美味しいんですけど、やっぱりカロリーが・・・ね。
by とんちゃん (2012-12-01 08:38) 

ぐちぐち

さあバターのところはどんな味だッ、と、身を乗り出して拝読しちゃいました。修学旅行で行った札幌でバターののったラーメンを生れて初めて食べ、「こんなことしていいんだ・・」と、瞠目した記憶があります。今はパリ住まいで、フランスは酪農国なのでバターはうんと安く、冷蔵庫に欠かしません。
by ぐちぐち (2012-12-01 16:31) 

とんちゃん

> ぐちぐちさん
北海道人はバターが大好きなんです。
朝ご飯にはバターが欠かせません。

熱々のご飯に穴を開けて、バターを入れてご飯で蓋して、少し待つ。
おもむろに醤油を垂らして、溶けたバターとご飯を混ぜる。
このバターご飯は、北海道では普通に食べられているメニューなんです。
とくに子どもは大好きです。
by とんちゃん (2012-12-02 11:01) 

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