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二郎系ってこんなに旨いものなのかと感動 らーめん陸@世田谷区 [ 東京ランチ]

馬事公苑の近くでランチをとることとなった。
同行のKさんはジロリアンである。
ジロリアンとは、慶応大学正門近くにある「ラーメン二郎」を頂点とするデカ盛り「二郎」系ラーメンをこよなく愛するファンのことである。
ジロシアンKは、デカ盛り二郎ラーメンを食べ続けたおかげで・・・巨漢になった。(笑)

そのKさんによると、馬事公苑近くに二郎系があるのだそうだ。
しかし、実はとんちゃん、二郎系は避けてきたのである。
なぜかって?
デカ盛り、脂ギトギト、化調たっぷり・・これって、旨いラーメン路線とは道が違うように思うんだよね。

でもKさんが「ここは美味しいです!」と力説する。
「美味しいですよ!行ってみませんか!」
そこまで云うなら行ってみるかぁ。

場所は世田谷通り、馬事公苑から新宿方向に400mほど行ったところ。

「らーめん 陸」さん。

店内に入ると、ほほぉぉお、豚骨の匂いですかね。
この香りは悪くないよ。

店内はカウンターのみ。
お店の奥に、ソファの待ちスペースが6人分ある。
ソファは満席だけど、すぐに順番が来そうです。

ここは食券を購入するシステム。
お店には行ってすぐ右側の券売機で食券を購入します。

メニューは、
デフォルトのらーめんが650円、豚増し850円。
つけめん750円、塩つけめん800円。
大盛は+50円、麺少なめは-50円。

麺の量はデフォルトで270g。
大盛りは360g以上(!)、少なめは180gですって。
普通のラーメンの量って150g位だよなぁ。
「少なめ」の180gだって、すでに常識的は「大盛り」だよ。
デフォルトの270gは普通の1.8倍だ!
大盛りは普通の2.4倍!恐ろしい量だ。

とんちゃんは、デフォルト「らーめん」の麺少なめの「小」にしました。
食券を持って店内の列に並びます。
ソファのお客さんがカウンター席に移動して、とんちゃんもソファーで待ちましょう。

「次の方、食券をお渡し下さい!」と呼び出されたら、食券を渡します。
そのときに「好み」を聞かれます。

「好みって、何を言えばいいの?」
二郎ビギナーのとんちゃんは、ジロリアンKさんに聞きました。
「麺の硬さ、野菜、油、ニンニクの増量、味の濃さを指定するんですけど、ここはニンニクと醤油はテーブルにあるから自分で調節できますし、麺の硬さは十分ですから、野菜と油を増やしたければ、そう伝えるといいです。」

ふむふむ、なるほど。
油は十分だな、野菜増やそうかな?でも食べられないといかんしな・・・。
ということで、好みは「特になし」としました。

このお店、ソファに6人座れるんですけど、オーダー取りはその6人が順番に聞かれます。
これは、いっしょに茹でる麺の数が最大6個で、それに合わせてオーダーをとっているようです。
ソファーが6人分というのには、十分な理由があるようです。

いよいよカウンター席につく順番が回ってきました。

席に着くとお冷やが置かれます。
しっかり氷が入っているところがニクイよ。

らーめん・麺少なめ。

小さな丼に見えますけど、それはチャーシュー、いやここでは豚っていうのかな?
豚が大きいから、丼が小さく見えるんです。

デカくて分厚い豚が2枚、野菜はキャベツともやしがトッピング。
これらのトッピングで麺が完全に隠れています。
スープはかなり少なくて、麺がやっと浸るくらいしか入っていない。

トッピングをかき分けて、まずは油が浮かんだスープをいただいます。
んむ?むむむぅぅぅぉぉぉおおお!
これは、うまい!

豚骨のコラーゲンがすっかり乳化したスープは、素晴らしくまろやかで、舌にからみつくようにして喉に流れていく。
濃厚だけれども、しかし全くしつこくはない。
しかも想像していたような化調感がまったくない。
スープ自体の旨さが実にすばらしいではないか。

「これ、旨いよ!想像以上に旨い!」
ジロリアンKさんにスープの旨さの感動を伝えました。

さて、トッピングに覆われているこれをどう食べたらいいんだろ?
おぉ!そうだ、そうだ。
二郎系は天地返しをするんだった。
二郎ビギナーは、1つ1つ手順を考えながら食べないといけません。

麺少なめは、天地を返すのも難しくありません。
すると、ぶっとい麺が今やその姿を現しました。

平打ちの太麺、少しウェーブがかかっている。
麺は太くてシッカリした腰があり、それが硬めに茹であがっている。
これもすばらしい。
クリーミーで濃厚なスープをからめて、咀嚼感の強い麺をワシワシといただきましょう。

野菜は茹でたてで、キャベツもモヤシもシャキシャキしていて、これまた旨い。
野菜増しにすれば良かったなぁ・・と反省しました。

と、ここでまた思い出しました・・・・ニンニクです。
二郎ラーメンはニンニクとの相性がいいんです。

「やっぱりニンニク入れた方が美味しいかな?」
ジロリアンK氏に聞いてみました。
「はい!ニンニクを入れるとさらに美味しくなります!」

テーブルの上にある大きい方の壺に刻んだニンニクが入っています。
どうしようか・・・臭くなるよな、と思いつつ、札幌ではいつも生ニンニクを必ず入れていたことを思いだしたのです。
そうだ、ここで入れなければ悔いが残るぞ!

ニンニク投入。
おろしニンニクではなくみじん切りのニンニクです。
おろしニンニクはスープに溶けてしまうが、みじん切りはそうはいかない。

ニンニクにまみれたラーメンをいただきます。
ぉぉおお!強烈なニンニク旋風が舌と鼻腔を駆け抜ける。
うまい!なんてニンニクに合うんだろう!
さらに続けてニンニクを投入しました。

ここでまた気がついた・・・辛くしてかなったよぉ。
このお店には、コショウではなく一味唐辛子が、小さい方の壺に入って置かれています。

一味唐辛子投入。
こういうラーメンに一味唐辛子をセットする発想には、まったく同感です。
札幌の味噌ラーメンには必ず一味唐辛子を使うのと同じでしょう。
コショウのようにその香りがスープの香りを邪魔することもなく、しかも辛さがストレートな一味唐辛子がピッタリだと思います。

さて、豚です。
スープと麺の旨さに気を取られて豚を忘れていたわけでありません。
大切な物は後に取っておく、そういう長男気質なだけです。
豚は肩ロース。

割り箸よりも厚さがある、分厚い豚。
トロトロではなく、豚肉の食感を残しながら、しかし柔らかい仕上がり。
大きく分厚い豚の味は薄め。
自己主張はしないながらも存在感のある重厚な名脇役を演じていると思います。

さて、とんちゃんを連れてきてくれたジロリアンK氏は、何を食べたのか?

らーめん大盛り・肉増し、でも野菜少なめ、です。
肉増しは、なんと豚が6枚も入っている。

丼は一回り大きい。そこに360g以上の麺と6枚の豚が堂々と入っている。
すごいボリュームです。
しかしKさん、難なく平らげました。さすがジロリアンだ。(拍手!)
でもKさんは野菜が苦手らしい。野菜もたくさん食べないといけないよ。(笑)

ここのラーメンは、実に旨かった。
これならきっと再訪しますよ。
ジロリアンK氏によると、二郎系のなかでも特に美味しいお店だそうです。なるほど納得です。
ちなみにここの店主は二郎上野毛店出身だから、二郎を名乗ってはいないが、二郎インスパイア系ではなくれっきとした二郎系。

ごちそうさまでした。

食べログ: らーめん 陸

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