旨い焼きとんに常連になりたい雰囲気 関所@経堂 [ 東京飲みある記]
場所は小田急線の経堂駅近く。
そこに吉田類さんが紹介したお店がある。
経堂駅北口のすずらん通りにある「赤ちょうちん太郎」さん。
吉田類の酒場放浪記#485:http://www.bs-tbs.co.jp/sakaba/shop/485.html
ここはスリムなYさんと行って感動しました。
そのときの様子はここ:http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2012-07-28-1
でも、もう1軒、吉田類さんが紹介したお店があるんです。
62回目というかなり早い時期に紹介されたお店。
吉田類さんがまだ帽子をかぶっていないころに行ってます。
吉田類の酒場放浪記#062:http://www.bs-tbs.co.jp/sakaba/shop/062.html
場所は、反対側の経堂駅南側。
南口を出ると、正面には農大通りの華やかな商店街がある。
でもそっちじゃなくって、ずっと左の方。
巨大なピンが目印の経堂ボウルのビルの前から地味な通りがある。
本町通りという商店街。
その通りを進むと消防署のところで商店街が切れる。
まさにそのすぐ手前の角、商店街の最後にお店があります。
赤い暖簾の「関所」さん。
駅から本町商店街を抜けて自宅に向かうには、この関所の暖簾をくぐらないと帰れない、そういう意味でしょうか。(笑)
お店は小路の角にあるので、2つの通りに面して入口が2つあります。
奥まったところにある大きな方の暖簾をくぐりました。
お店に入ると目の前に大きなテーブルが1つ。
そのすぐ左にある焼き台にご主人が立ち、フロアは奥様と娘さんの2人。
8人ほどが座れるテーブルには、開店間もないというのに、すでに常連さんが1人、日本酒を飲みながらお店の方たちと語らっています。
お店の方々は、「関所」にいる怖いお役人様とは全く違って、とっても気さくな感じで、常連になる気持ちがよくわかります。
同行のDさんと2人、テーブル席に並んで座りました。
座席は、畳を敷いた長椅子。さすが元畳屋さんです。
お店の奥には畳を敷いた広い座敷もあります。
お酒は、本日2店目なので、燗酒をいただきましょう。
日本酒は、福島県会津の「ほまれ酒造」の「会津ほまれ」。
徳利は、ガラスの1合瓶。
しっかり熱燗で、アチチチと云いながら猪口に酒を注ぎます。
うーん、いいなぁ・・・普通酒の熱燗。
小皿に柿ピーがでてきました。
どこかでも出されたなぁ・・こういうお店は、これなのかな・・。
メニューは2つのホワイトボードに書き出されています。
女将さんが書いたんでしょうか、きれいな女文字で書かれています。
料理はいろいろある。
しかしここは、店のウリの「焼きとり」と書かれた「焼きとん」にしましょう。
赤枠で囲まれた中に書いてあります。
焼きとり1本140円(お土産150円) |
どれでも1本140円。
レバ、タン、シロ、ナンコツ、つくねをオーダーしました。
タレでお願いします!
ヒゾウなんていうのがある。チレですね。でも今日はない、って。
まずはレバが焼き上がりました。
魚が描かれた皿が1人1枚置かれ、女将さんがそこに焼きとんを1本置いてくれます。
まとめてではなく、1人ずつの皿に串を運んでくれるところにお店の優しさを感じます。
七味を振りかけていただきましょう。
熱々で、全く臭みのない、実に新鮮なレバ。
辛めのタレが味を引き立てている。
シロ。
串の中間にネギが挟まっている。
これをどう食べるのがいいか・・・。
シロ、ネギ、シロと3口で食べるか?1口目にシロだけ、2口目にネギとシロを食べるか?あるいは1口目にシロとネギ、2口目にシロだけを食べるか?
どれでもいいんですけど。(笑)
ともあれ、シコシコといつまでも弾力のあるシロに、シャッキリ感があるネギのとりあわせは、これはなかなかいい。
ナンコツ。
コリコリとしたナンコツの歯触りがいいですな。
サービスです、と高菜漬けを出してくれました。
つくね。
これは鶏肉です。棒状ではなく、一口サイズのつくねが2個、串に刺さっている。
「硬いのが大丈夫だったら、コツニクはどうですか?」とご主人。
まだ入れ歯じゃないから大丈夫ですよ、とオーダー。
コツニク。
「よく噛めば食べられますよ。」とご主人がアドバイス。
これはナンコツよりもさらに硬い。ほんとに硬い。
口にほおばってから、しばらくの間ガリガリ、コリコリと噛み続ける。
咀嚼は満腹中枢を刺激するからか、実際の量よりも満足感が大きいかも。(笑)
「アブラどうですか?」とご主人。
アブラ?メニューにないけど・・・いや、ないならさらにいいじゃないですか。
「お願いします!」
アブラ。
バラ肉じゃなくって、カシラのアブラの多い部分かな?
ちゃんと確認しなかったけど、ともかく旨い!
豚肉は脂肪にサラりとした旨味があるんだよなぁ。
今夜は長っ尻にならずにサクッと〆ましょうかね。
とはいえ、早い時刻からのハシゴなので、そこそこにいい酔い加減です。
表に出ると、家路に着くとんちゃんを「関所」の行灯がお見送り。
また、ふらっと立ち寄りたい、いいお店でした。
ごちそうさまでした。
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