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めしばな刑事タチバナ [ めしばな刑事タチバナ]

TV東京で「めしばな刑事タチバナ」という番組を放映しているのをご存じだろうか?
水曜の23:58から翌日24:45まで
という、深夜の時間帯の番組です。

『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)に連載中のグルメ漫画『めしばな刑事タチバナ』(原作・坂戸佐兵衛、作画・旅井とり)のTVドラマ化なのです。
「めしばな」とはメシの話しのことで、メシの話題しかしない立花刑事が主人公。
毎回、メシの話しをするというグルメ番組なんだけど、でもグルメとは云っても「高級」とは全く無縁で、B級いやC級と云っていい大衆食について語っているんです。

wikipediaの説明では・・・
「従来のグルメ漫画と趣を異にするのは、素材・栄養・調理法などに触れることが非常に少なく、店のサービス体制や歴史、あるいはその食品のコンセプト・価 格・登場した時代背景や変遷に焦点をあて、さらには食べるシチュエーション・食べ方・食感にまで言及しておきながら驚くほどに味のことはに触れず、題材に なる食材への「愛情」を語り尽くす点にある。」
そういう意味で薀蓄好きのとんちゃんが嵌っている番組なんです。

TVの方は、4月10日が第1回で、 5月8日にもう第5回まで放映されている。
おっと、この番組も原作も「めしばな」だから、「第*回」ではな「第*ばな」と呼んでます。
その内容がどれくらいB、C級かは、そのタイトルから推測できると思います。
 第1ばな:立ち食いそば大論争
 第2ばな:袋入りラーメン大捜査線
 第3ばな:カンヅメ大舌戦
 第4ばな:カップ焼そば大捕物
 第5ばな:名古屋めし包囲網
今週の第6ばなは、ポテトチップス紛争です。

どれも実際の店名、商品名がモロに出てきて、その良さをアピールする。
なもんで、自分が好きな商品が出てくると、思わず「そうだ!」と力んでしまう。
袋入りラーメンの回でで「さっぽろ一番味噌ラーメン」が出て来たときがそうでした。
北海道にしかないカップ焼そば「やきそば弁当」は、湯切で普通は捨てる湯でスープをつくる、なんてのが出てくると、「そうだ!」と叫んでしまいました。
3回目のカンヅメ編では、以前このブログでも紹介した「いなばのタイカレー」缶が出てきます。

さらに薀蓄満載で、「えっ!そうなの!」という新たな発見がいくつもあります。

番組の内容はまた別の機会にして、まずはそういうグルメ番組があることを紹介しておきます。
すっかり遅れてしまった紹介ですけどね。(汗)

ところでこの番組は、キャストがなかなか面白い。
原作の登場人物によく似ていているんです。
特に主人公の立花は実に雰囲気が出ている。
立花警部の役は佐藤二朗さんがやっています。

漫画とTVのキャストを比較してみてください。

風貌が実にそっくり!

佐藤二朗さん自身、番組のHPでこんな風に語っています。

Q.立花刑事の役のお話が来た時、どう思いましたか?
まず俺でいいのか?と思いました。
ずっと脇役をやってきたので、勇気あるキャスティングだなと(笑)。
でも、原作を読んで即座に納得しました。
ちょっとメタボなところとか、粗野なところが似ていますね。
与えられたものをやるのが役者の楽しいところだと思うので、有難くお話を頂きました。

 

そして5月13日の読売新聞朝刊には佐藤二朗さんのインタビュー記事が掲載されている。

笑いを追わず 役に徹する
 警察署の取調室で、容疑者を前に激論を交わす刑事たち。語っているのは立ち食いそばや袋入りラーメンなどB級グルメについて。刑事もの仕立ての異色のグルメドラマで、めしの話(=めしばな)が大好きな立花警部を演じる。
 癖のある脇役に定評があるが、今回は主役。当初は「オレで大丈夫か」と戸惑った。「週刊アサヒ芸能」で連載中の原作漫画を読み、即座に納得した。「僕もB級グルメが大好きだし、メタボ気味なのも一緒」
 原作に忠実に、食にまつわる長ゼリフを乾いた口調で淡々と語る。時に粋な雰囲気を漂わせながら。「笑いを追わず、立花というキャラクターに徹しています」。えっ、と目を引くようないつもの演技とは対照的だ。
 韮沢課長(小沢仁志)とは「タレ派」「塩派」など好みを巡り鋭く対立するが、決してけなさない。「食全体への愛、懐の深さを表現したい。もしかしたら『もっと爆発しろよ。主演でひよったか』と、おしかりを受けるかもしれないけれど」
 抑え気味なのは、「自分好みの芝居ばかりしていると、何をしても『佐藤二朗』になってしまう」から。この役を「変わるチャンス」と受け止め、目立つ演技は小沢ら共演陣に譲っている。「こういう佐藤もいいじゃん、と思ってもらえたらうれしいです」
 小学校4年生の発表会で劇に出演し、芝居の快感に目覚めた。「脇役なのに一番せりふが多かった。お父さんお母さんが大笑いするんですよ。これは気持ちがいいなと」
 演劇ユニット「ちからわざ」では脚本も書く。映画監督にも挑戦している。「でも、やっぱり役者です。他には何も出来ないけど、役者であり続けたい」。今後も新たな一面を見せてくれるに違いない。(山田恵美)

メタボってのは同じ発言だけど、 「食全体への愛、懐の深さを表現したい。」ってのが、実に言い得て妙。
B、C級グルメへの愛と懐の深さ、これがタチバナ流なのかもしれない。

ところで、このブログにときどき登場する巨漢のHさん。
彼が、立花役の佐藤二朗さんに感じがとっても似ているんです。
それをある人が指摘したもんだから、それ以来、Hさんを見ると立花警部を思い出しちゃって、困っています。(笑)
ビデオをHさんに貸して、それを返してもらうときに、「似ているって言われてるよ。」って云ったら、「ひどいですねぇ。」って、淋しく答えてくれました。
当人は喜んでないです・・・。


 
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