SSブログ
 

酒と肴を堪能できる銘店は他言無用 主水@姫路市 [ 近畿]

P1040027

兵庫県姫路市での夜のこと。
日本酒と肴の旨そうな、銘居酒屋の臭いがするお店に向かいました。

P1040049

「主水」さん。
これで「もんど」と読みますよ。

「主水(もんど)」と聞くと・・・必殺仕置人シリーズを想い出します。
藤田まこと扮する同心の中村主水は、仕事場では昼行灯、家では婿養子で、公私ともに肩身の狭い、ウダツのあがらない生活を送っている。
しかしその実は剣の達人で、裏稼業で悪徳をバッサリと切り殺すというカッコイイ役でした。
今夜の居酒屋「主水」さんが、かの中村主水の名に因むか否かは不明です。

「主水」のシンプルな看板を目印に歩いてきて、さて店はどこかと探してみるが・・・わからん!

P1040048

店と店の間にある通路・・・ここなの?
とっても分かり難いロケーション。

P1040047

その奥に暖簾がある。
なんて書いてあるのか・・・・読みきれない。

P1040045

そして格子戸。

P1040046

【女性だけ 子供づれ お断りします】の張り紙。
かなり高飛車の警告です。
これのおかげで店に入れなくて臍(ほぞ)を噛んだ女子飲兵衛がたくさんいらっしゃるようです。

P1040044

店内は、入ってすぐにL字のカウンター席、奥に座敷。
ご主人と女将さんの2人がいらっしゃって、ご主人がお酒担当、女将さんが料理担当のようです。

P1040023

◆生ビール
まずは生ビール。アサヒスーパードライです。

P1040024

◆お通し
枝豆と小さな豆みたいなもの。
この豆みたいなもの、わかりますか?
「むかご」というもので、長芋や山の芋のつるにできる小さな芋です。
こういうものがさりげなく出てくるところに、この店の料理の奥深さを感じます。

P1040037

壁にメニューの札がいっぱい下がっている。
でもどれも値段が書いてありません。

コピー (3) ~ P1040037

肴もいろいろ。

コピー (4) ~ P1040037

行者ニンニク醤油づけ、いか醤油塩辛なんてのがある。
落花生豆腐は沖縄のジーマミ豆腐ですね。
「元気でる黒かんべえ」ってなんだ?
お通しで出た零余子(むかご)もある。
【2つずつふぐり下がりのむかごかな】だって。意味わかりますか?
・・・恥ずかしくて書けません。(*^^*)

P1040025

◆いか醤油塩辛
沖漬けじゃなく、醤油味の塩辛。
これ、いかにも日本酒向けのつまみですよ。

・・・ってことは、飲み物は日本酒に移行ですね。(*^▽^*)

コピー ~ P1040037

壁にズラッと全国の日本酒の銘柄。

コピー (2) ~ P1040037

ご主人が好みの銘柄を全国から集めている、ということ。
でもせっかくだから、兵庫の酒がいいなぁ・・・。

P1040029

【姫路の酒】は、龍力、白鷺城、八重垣、奥播磨、雪彦山など・・ 

P1040032

◆奥播磨播秋 山廃純米山田錦五拾五生
ご主人が冷蔵庫の中から一升瓶を取りだして、グラスに注いでくれます。
奥播磨は姫路市安富町にある下村酒造店のお酒。

P1040033

山田錦、山廃純米、生・・・と、いかにも旨そうな酒のタームが並んでいる。
播州産の 山田錦を使用したお酒。

P1040030

ホワイトボードにもつまみのメニュー。 
これが今日のオススメなんでしょうね。

小アジのタタキとナメロウがあるので、ナメロウをオーダー。

P1040028

◆小アジなめろう
小アジの刺身にタレがかかっている。
あれ?これってナメロウなの?タタキかも・・・。
まぁ、どっちでも、旨けりゃいんです。

P1040026

◆而今純米吟醸 千本錦火入れ
2杯目に日本酒は姫路を無視してチョイス。
三重県名張市にある木屋正酒造のお酒。

P1040027 

三重県の蔵元ですけど、広島県の酒造好適米「千本錦」を使った純米吟醸です。

P1040034

◆牛テールともやしの煮込み
ほかのお客さんがオーダーしたのが、ずいぶんと旨そうだったんです。
たっぷりのテールスープの中にトロトロのテールが入っていて、こりゃ旨い。
大きな丼に入っているので複数人でいただくのがいいですね。

P1040036

カウンターの上には焼酎がズラッと並んでいる。これまたいいですね。

P1040038

とんちゃんの好きな「三岳」があります。

P1040035

◆三岳ロック
コップ一杯に入ったロック。
想像以上に焼酎の量が多い。これはウレシイです。 
ほんのり甘い三岳、やっぱり好きです。

P1040040

焼酎をもう1杯。

P1040039

◆松露ロック
宮崎県串間市にある松露酒造の焼酎。
知人から地元の焼酎だと言って飲ませてもらってから、気に入ってます。

気になっていた「元気でる黒かんべえ」について、いったい何者なのか、女将に聞いてみました。
黒ニンニクだ、って言うんだけど、それがまたわからない。

P1040041

◆元気でる黒かんべえ
ニンニクの香りはなくてプルーンみたいな感じ。
姫路市の農家のおばちゃんグループが、黒田官兵衛にあやかって黒ニンニクを「黒かんべぇ」として2013年12月に商標登録したんです。
アルギニンやポリフェノールが多いから「元気が出る」ってことにしてるんですね。

P1040042

◆行者ニンニク醤油づけ
行者ニンニクって臭いんですよ。ニンニクというか、強烈なニラの香りという感じの臭いです。
醤油に漬けたり冷凍したりすると臭いが和らいで、食べやすくなります。
この香りが酒のつまみにいい。しかも強壮効果もある。
黒ニンニクと合わせて、今夜は眠れなくなりそうかもよ、なんて若い同行者を冷やかす、オヤジのとんちゃんでした。

P1040043

◆アラ汁
〆をお願いしたら、女将さんがアラ汁を出してくれました。
最後にこういうサービスってとってもウレシイです。

値段がなーんにも書いてないから、始めはちょっとドキドキしながらオーダーしてました。
そのうちにドキドキを忘れちゃいましたけど・・・。
3人で飲食して、1人4千円程度だったんで、めん玉が飛び出ないで済みました。

ごちそうさまでした。

食べログ: 主水
夜総合点★★★★ 4.0

関連ランキング:創作和食 | 山陽姫路駅姫路駅


 
nice!(9)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 9

コメント 4

ちょんまげ侍金四郎

つまみも酒もいくらか書いてないんですね(笑)
by ちょんまげ侍金四郎 (2014-10-08 14:16) 

とんちゃん

> ちょんまげ侍金四郎さん
値段書いてないんですよ。
こういうのって、一見さんはドキドキですね。
いつものとんちゃんとしては、やや高めかな?
by とんちゃん (2014-10-08 19:04) 

式守錦太夫

これはドキドキしますね。
あと、写真を撮るのもはばかられませんでしたか?
いろいろと一家言が多そうですもの。
牛テールともやしは、頼みたくなる一品ですね。
お酒を飲んでいると、汁もの飲みたくなりますもの。
by 式守錦太夫 (2014-10-11 00:03) 

とんちゃん

> 式守錦太夫
値段にもご主人の機嫌にもドキドキしました。
でもご主人は意外に(失礼!)優しくて、酒を注ぐ写真を撮ったりしました。
一家言・・・当然ありそうです。(笑)


by とんちゃん (2014-10-11 05:01) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。