岩手県大船渡市 碁石海岸での震災後の様子 [3.11以後]
岩手県大船渡市の宿に泊まりました。
東北自動車道の陸前高田ICから車で15分のところにある民宿。
「海鮮の宿ごいし荘別邸 海さんぽ」さん。
HP:http://umisanpo.info/
それで以前より高い場所に建物を再建して、「ごいし荘別邸 海さんぽ」として再出発しました。
その様子を紹介します。
宿のすぐ前は海。碁石海岸です。
なんで「碁石」なのかは、明日の記事で紹介します。
少し小高いところに宿があります。
震災後に新築された建物です。
大船渡市「碁石海岸遊歩道」より
19番の碁石浜のところに民宿があります。
フロント脇に、この民宿の震災後の写真があります。
東日本大震災で完全に破壊された「ごいし荘」。それを解体撤去。
以前の建物の後ろの山を造成して、そこに新しい「ごいし荘別邸 海さんぽ」を新築したそうです。
以前の建物は下の道路のところにあったそうです。
現在、オーナー夫妻は仮設住宅からここに通って来ています。
こうして建物が再建されたんだから、ここに住めばいいのに・・・なぜ?
実はここには居住できないんです。
大船渡市の計画では、碁石海岸のこの付近の住宅は移転することになっています。(図の左上の赤い部分へ)。
現在、オーナー夫妻は仮設住宅からここへ通ってきています。
将来はここから離れた移転先の住宅から通うことになります。
もちろん現在、夜はご主人が民宿に泊まっていますけど、それは居住ではなく、あくまでも仮眠しているだけ。
商業用建物は建てられてもそれを住宅としては利用できないからです。
なんとも複雑な感じです。
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