スープカレーのルーツ アジャンタ・インドカリィ店@札幌市 [ 北海道]
実家の札幌に帰省したときのこと。
札幌というと、ラーメンだべさ!これがとんちゃんの常識。
でもしばらく前から、札幌というと「スープカレー!」という人が、とんちゃんの周りにいます。
東京にもスープカレーはかなり浸透きているからだろうか。
「札幌でスープカレー食べましたか?」と聞かれることがあります。
しかし実は、札幌のスープカレーって一度も口にしたことがないんです。
というのも「スープカレー」という名をつけた料理が札幌で登場したのは1990年代のこと。
そのとき、とんちゃんはもう札幌にいなかったんです。
その後も、その新参者の料理を食べることなく、食べる必要もなく、今に至っているんです。
ところが、今回、帰省するに当たって、わが社の美女K子さんが懇願するんです。
「ぜひスープカレーを食べて来て、感想を教えてくださいね!」って。
K子さんたってのお願いだから、食べてみることにしました。
そしてもし美味しかったら・・・とんちゃんと東京でスープカレー・デートをする!って約束になった。(ウソ!)
さて、初めてスープカレーを食べるなら・・・・やっぱ、ルーツからでしょう!
ってことで調べた。
※スープカレーのルーツについては明日の記事に詳しく紹介してあります。
その結果・・たどりついたのがここ。
「 薬膳カレー」のお店だって。
場所は、南22条の市電のある通り沿い。
「アジャンタ・インドカリィ店」さん。
古い民家がお店です。
店内に入るとスパイスの香りが押し寄せる。
カレー風のスパイスに加えて、漢方みたいな不思議な香りも混じっている。
なるほど、これが薬膳なのね。
お店に入ってすぐのところに香辛料や漢方薬がたくさん置かれています。
手を触れないように、だって。
内部は住宅を改造してお店にしたようです。
カウンター席と大きなテーブル席。
奥の部屋もレストランになっているようです。
店内にはインドの装飾品がいろいろ。
天井からも下がっています。
お水とカトラリーが置かれました。
お店の人はみんな女性のようです。
メニューは壁に張った手書き。
この店では、スープカレーといわずに単にカレー(カリィ)です。
メニューは具の違いで、とり1100円、やさい1200円、とりやさい1800円など。
飲み物は、コーヒー、ラッシー、チャイが200円。
メニュートップの「とりカリィ」をオーダーしました。
これがデフォルトです。
メニューの写真もあります。
大盛りライス100円増です。
店内には、スープカレーのルーツであるこのお店を紹介した記事がいくつも掲示されています。
【土屋ホーム ジャンプチーム】の色紙がある。
葛西紀明さん、高橋大斗さん、そして吉岡和也さんのサインだ。
ソチオリンピックでメダルを獲得する2年前の訪問です。
しばらくしてから、カレーが運ばれて来ました。
◆とりカリィ
カレーとライスが別皿で登場。
その皿がシンプルで、皿が載っているお盆がれまた超シンプル。
カレーの具は骨付き鶏モモ肉が2本分、ピーマン。
ピーマンの下にゴロンとニンジン。
スープをすくうと、表面に分厚い油の層がある。
味見すると・・・辛い。辛いのは油の部分で、下のスープは辛くないけどスパイシー!
スープに、鶏の旨みとスパイス、しかも漢方っぽい不思議な香りです。
ライスは白米。インディカ米じゃなくって、ふつうに日本のご飯です。
ライスの脇にピンクのラッキョウ。ピンク色は梅酢みたいです。
では、いただきましょう。
スープカレーは、普通のカレーとは食べ方が違います。
普通のカレーはライスにカレーをかけていただきますよね。
でもスープカレーは・・・
スプーンにご飯をのせて、スプーンのままカレースープに沈める。
この食べ方は、このお店が起源です。
スープとライスをいただく・・・ゴホっ!
むせてしまった。(^^;)
カレーがスープだから、すすってしまう。
すすると、辛い湯気が気管に入って、むせちゃうの。
舌での辛さは問題ないんだけど、とんちゃん、気管が弱いんだよね。
あわてて水を飲んだんだけど、喉のイライラはなかなか引かない。(ヤバイ)
お店の人が心配して見に来てしまった。
いや、大丈夫です。問題ありません。ちょっと冷や汗です。
鶏肉はスープの出汁としてしっかり煮られているので、とても柔らかくなっている。
身を崩してライスといっしょにいただくのも、また旨い。
「辛さの調整はこのマサラをお使い下さい。」と出されている唐辛子。
マサラをスープに投入。辛さが増します。
スパイシーなスープが最後まで旨い。
鶏もしっかりいただきました。
すこしボリューム不足かなって思ったけど、この鳥のおかげでボリュームもしっかりあります。
口の中が辛くて・・・なにか飲み物をいただこうかしら。
カレーの後はラッシーをいただくことが多いですけど、季節が冬なので、温かいチャイにしましょう。
◆チャイ
牛乳で煮出したミルクティーは、熱い甘い。
チャイのコースターは模様の入った金属製。インド製かな?
お店のことを紹介した記事が掲示されいます。
ご興味のある方は明日の記事をご覧ください。
独特の香りがとても神秘的なカレーでした。
シャバシャバしたカレーとは全く違う、新たなジャンルです。
なるほど、これはクセになるかも。
ごちそうさまでした。
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