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老舗の大衆居酒屋、短時間だけど素敵を満喫 升本@虎ノ門 [ 東京飲みある記]

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今夜は酒呑み大先輩といっしょです。
虎ノ門の「ととや」さんで飲んでからの2次会。

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ビルの1階と2階がお店。

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「升本」さんです。
向かいの酒屋が本業で、居酒屋も経営しているお店です。
酒屋の店先で酒とつまみを出したのが始まり、というから角打ちが居酒屋に発展したってわけ。

升本という酒屋は、都内を中心に多くの店がありますが、暖簾分けでできたもの。
大元は東京都新宿区筑土八幡町(御殿坂)にある種類卸(酒問屋)の「升本総本店」。
ここ虎ノ門升本は、その総本店から暖簾分けした「新橋升徳 升本本店」(升徳)からさらに暖簾分けしたお店です。ちなみに現在の会社名は株式会社マスモトです。
 升本総本店「各地の「升本」さん」:http://sake-masumoto.co.jp/masumoto/

店内は長テーブルに丸椅子で、雰囲気はしっかり大衆居酒屋です。

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飲み物は・・・やはり日本酒を燗でいただきましょう。
清酒の銘柄は「虎ノ門」と「霞ヶ関」。
地名がまんま、銘柄になっている。
こんな銘柄の日本酒がホントにあるの?・・・それはまた後ほど。

燗酒は、湯煎した銅製のチロリから注がれます。
うーむ、申し分なし。さすが老舗です。

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◆日本酒・虎ノ門
まずは安い方の虎ノ門をぬる燗で。
マスのマークが入ったグラスに注がれます。
ほぼ正一合入っているのではないでしょうか、それで1杯300円というのは実に良心的な価格です。
しかもこの日本酒は、バランスの良い味のお酒です。

この酒は「虎の御門」という銘柄で、升本のプライベートブランド。
京都伏見の北川本家が造るお酒で、中身は「富翁」の本醸造ではないでしょうか。

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お通しはゴボウとコンニャクのキンピラ。
手抜きのないアテです。

さてつまみ。

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「名物たこおでん」ははずせない、と先輩。
創業時からあるメニューだそうです。

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◆名物たこおでん
串に刺さったタコの足ではなく、ぶつ切りにされたタコブツのようなタコ。
注文を受けると、さっと 温めて出すようです。
澄んだ汁はカツオの香りがして、驚くことにはタコが柔らかい。叩いてありますね。

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メニューに鯨ベーコンを発見。(◎_◎)

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◆鯨ベーコン
くーっ!懐かしい鯨ベーコンです。
これから鯨はどうなるんでしょうか?

日本酒をもう1杯いただきましょう。

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◆日本酒・霞ヶ関
こちらは350円。

これも京都伏見のお酒で、「名誉冠」本醸造辛口
辛口とはいえ優しい甘さがあります。

元は伏見の名誉冠酒造のお酒ですが、同社がなくなって、2005年から「神聖」の銘柄で知られる山本本家が醸造しているお酒だそうです。
しかもこれ、ほとんど一般には流通していない幻の日本酒ですって。
その酒がいただけるお店は、京都の居酒屋「赤垣屋」と、ここ「虎ノ門升本」だけではないでしょうか。
しかもここでは「霞ヶ関」という名で密かに提供されている。

ところで、「神聖」というと、喜劇俳優の伴淳三郎のCMを知っている人はどれだけいるかな?
「かあちゃん、いっぱい、やっか」というテレビCMで全国的に知名度を上げました。
1962年のことです。

今夜は2杯でおしまい。
次回は、もっとじっくり腰をすえて飲みたいものです。

ごちそうさまでした。

食べログ: 虎ノ門 升本
夜総合点★★★★ 4.5

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