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東松島市の様子について少し [3.11以後]

先週からの続き。
宮城県東松島市へ行きましたので、同市のことを少し紹介します。

P1070353
ランチをいただいた東松島市のメナージュさん。

クリップボード04
(写真はgoogle「未来へのキオク」から。)
震災前はこんなふうに緑豊かなところでしたが・・・
ここ立沼地区には最大2.3mの津波が襲いました。

クリップボード05
津波ですっかりなくなってしまった。
ここは建物は流されずに残ったのですが、地区内180世帯のうち大半の住宅が全壊・半壊したそうです。
それで集団移転が進んでいます。

そもそも東松島市はどこかっていうと・・・


宮城県の松島町の東にある。その東は石巻市。


赤いところが東松島市。
海岸近くには航空自衛隊の松島基地があります。

クリップボード01
3.11の大震災と津波による被害は甚大でした。
赤いところが浸水域、青いところは住宅の多くが流されたところです。

津波の浸水域は3,419ha。東松島市の森林を除く面積は6,982haなので、その半分が津波で浸水しました。
家屋の被害は、全壊・半壊が11,054戸(全世帯の約76%)、一部損壊を含めると14,564戸(全世帯の約97%)で、ほぼ全ての家屋が被災してしまった。
そして被災による死者・行方不明者は1,133名にも及びました。(2011年3月1日現在の住民登録は43,142人。)

写真の「+」のところが、ランチをいただいたメナージュさんがあるところ。

クリップボード02
東松島市では広い地域(赤い色の部分)を「移転促進区域」に指定しています。
希望者の土地を市が買い取り、居住者は集団移転することになっています。
メナージュさんがある地域(赤丸)もその対象になっています。

矢本西地区h26.10
東松島市HPより2014年10月現在)
ここ矢本西地区の移転先の造成が完成し、住宅の着工が行われているようです。
災害公営住宅(アパート)は今年着工かな?

二度と津波の心配がないように、とここに移転する人がいて、一方では従来の住居に住む人がいるのでしょう。
結局、コミュニティーが2つに別れてしまうのかも。
都市住民にとっては、コミュニティーなんて関係ないって感じかもしれないけど、いえいえどうして、とっても大切なものなんだと思います。

震災が起こって4年目になって、仮設住宅を出て、やっと自宅の再建ができるようになった。
これでも東松島市の復興はかなり早い方。
ほかの地域も少しでも早い復興を願ってやみません。


 
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