早い安いかつ丼には訳がある 紅とん@虎ノ門2丁目 [ 東京ランチ]
やきとん屋が、ランチに「かつ丼専門店」になってワンコインのカツ丼を提供している。
先日、食べてみたら、そこそこだったんで、再訪しました。
初訪の記事:ワンコインでスピードかつ丼:http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2015-05-29
場所は六本木ヒルズの北側にある虎ノ門2丁目交差点の北側。
「紅とん」さん。
間口が狭くて奥に長い、ウナギの寝床のようなお店です。(写真は初訪のもの)
メニューは、かつ丼500円、大盛り600円、【かつ2倍、ごはん増量!】のかつ丼ダブル800円。
ネタとしては「かつ丼ダブル」が面白いんだけど・・・やっぱり、並盛りにしときましょう。(^^)
店の一番奥のカウンターで食券を渡すと、調理が始まります。
でもここのカツ丼は、オーダーを受けてから短時間で出来上がります。
というのも調理方法に秘密があります。
カツ丼の調理は3人でやっています。
コンロの前に立つ男性が、鍋に汁と火を通してあるタマネギを入れて、コンロで煮る。
配膳担当の女性がボウルで生卵を撹拌して男性に渡す。
男性が鍋のタマネギに溶き卵をかけて、タマネギの玉子とじをつくる。
鍋にカツを入れないんです!
別の女性が、丼にご飯を盛り、温めてあるカツを切って、ご飯の上にカツを直接に(!)載せる。
男性が、丼のカツ飯にタマネギの玉子とじを載せて、完成!
ってことで、「早い」の訳はここにあります。
◆カツ丼
ここのカツ丼は、カツの玉子とじではなく、カツ飯・タマネギ玉子とじ載せ。
タマネギの上にカツがある通常のルックスではなく、玉子とじの下にカツが隠れている。
しかも、カツは煮ていないから、元のままの姿で、玉子の下にある。
玉子をよけると、カツがまんまの姿で現れます。
で、そのカツですが・・・。
トンカツの場合、普通は「ロースカツ」とか「ヒレカツ」があるんですけど、そういう区別のない、単なる「トンカツ」は、豚の成型肉であるのが普通。
この店の「かつ」もまさに成形肉です。
「安い」の訳はここにあります。
みそ汁とお新香セルフです。
たっぷりワカメのみそ汁といただきました。お替りも自由です。
「かつ丼のタレ」もあるんで、かけてみました。
汁が多いほうが、ご飯が美味しくいただけますからね。
こうして安い、早いにはそれなりに訳があります。
いまや成型肉のカツ丼はコンビにでは普通。値段からするとしかたない・・・。
だからたくさんのサラリーマン氏(わたしを含む)がこのカツ丼を食べています。
とはいえ、本来の肉なのか成形肉なのかは、誤解の無いように表示して欲しいなぁ・・・。
ごちそうさまでした。
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