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打ちたて・茹で立て5.5割蕎麦が安い、カツ丼もいいよ ゆで太郎@茨城県牛久市 [ ゆで太郎FC全メニュー]

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新聞に「ゆで太郎 本日OPEN!」の折込チラシが入っていました。
おっと、ゆで太郎じゃないですか!
挽きたて、打ちたて、茹でたての「三たて」の蕎麦を売りにしている立ち蕎麦店です。
そして「そば」の蕎麦粉割合が55%だという、立ち蕎麦としてはかなり高い割合なんです。

「ゆで太郎」は、テレビ東京のドラマにもなった漫画「めしばな刑事タチバナ」の中で、重要な立ち蕎麦店として登場します。
主人公のタチバナ警部は原作・第10話で、ボソボソ感のある昔ながらの「立ち食いそば」に対して、この打ち立て、ゆで立てのシコシコした立ち食いそばを立ち蕎麦の新しいジャンル・「新本格立ちそば」と命名します。

ゆで太郎は、東京を中心に関東圏に出店しているお店です。しかし不肖とんちゃん、いまだ未食なのであります。
理由は、立ち蕎麦店には全く執着していないからなんです。(食堂には執着してますけどね。)
しかし地元に出来たとなると、事情は違ってきます。地元民として、これは食べてみないといけない。

場所は、408号線沿いのタップスイミングスクールやリサイクル店・ぐるぐる大帝国の向かいというと、ジモピーにはわかるでしょうか。

「ゆで太郎」は、本来は1979年創業の東京都大田区大森に本社がある信越食品(株)(水信春夫社長)のお店で、都内に直営店があります。その後、2004年に池田智昭氏が設立した(株)ゆで太郎システムが、首都圏を中心に北関東、東北、北海道へとFCの店舗を広げています。
というわけで、このお店はFC店です。

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【自家製麺 江戸切りそば】の看板と【320円】の幟が目印。
320円というのは、当然ながら「もりそば・かけそば」の値段です。

値段からすると、富士そばの280円、小諸そばの240円よりも高いです。
けれども蕎麦の量が、普通は200~220g程度なのに、ゆで太郎は250gだそうで、1~2割多いんです。

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店の前と横には広い駐車場がありますけど、たくさんの車が駐車しています。
「三たて」の蕎麦が安くいただける、っていうんで皆さん押し寄せているんですね。

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店内は、テーブル席やカウンター席で、立ち席はありません。
「ゆで太郎」は、立ち蕎麦店ではなく、安いセルフそば屋がコンセプトなんです。

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券売機で食券を買うシステム。

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どれにしようか・・・。
いつもなら「もり」か「大もり」なんですけど、近ごろ気になっているメニューがあるんです。
弊ブログの数少ない読者の方はもうお分かりかと思います。
そう、あれね。
「かつ丼」ですよ。(*^0゚)v
しかし蕎麦は外せないから、「かつ丼セット」で行きます。
650円。いい値段ですね。

食券を買って、フロア係りの男性に渡し、そばが「温かい」(かけ)か「冷たい」(もり)かを伝えます。
半券を受け取って、待ち客用の椅子で番号が呼ばれるのを待ちます。
今日は開店初日だから、フロア係りの男性がいたり、待ち席用の椅子があるのかな?

ところで、丼物のメニューがちょっと変っていることに気がつきました。
かつ丼セットのかつ丼は「ミニかつ丼」です。
「ミニかつ丼」があるなら「かつ丼」があるかというと、それが無い。
かつ丼だけでなく、丼物はみんな「ミニ」だけで、デフォルトの普通盛がないの
ただし「かつ丼」だけは、「Wかつ丼」500円ってのがある。
しかしなにが「ダブル」なの?
普通盛かつ丼がダブルの「大盛りカツ丼」という意味じゃなくて、きっと「ミニ」がダブルってことですよね。
しかしそういうのを「ダブル」って言うの?それって普通盛じゃない?
っていう批評は止しましょう。(もう言ったけど。)

後で調べたら、こういうメニュー構成はFC店だけで、信越食品の直営店では、デフォルトの「かつ丼」があります。
正確に言うと、九州地区のFC店にもデフォルトの「かつ丼」があって、Wかつ丼はないんです。

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右端にあるのは、茹で釜のある茹で場(っていうのかな?)で、ガラス張りになっていてよく見えます。
麺は茹で置きでは無く、注文量に応じてここで茹でています。

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その上に、ゆで太郎システム発行のゆで太郎【会員証】。
ゆで太郎フランチャイズチェーンの111号店です。

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さらにその右側には製麺室があります。
ここで一日に数回、麺を打つそうで、だから打ちたて、茹でたてってこと。

しばらくして番号を呼ばれたら、受渡口で料理を受け取ります。
受渡口の脇には薬味が色々と並んでいます。

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福神漬けに紅生姜。薬味のネギやワサビも増量可です。
醤油はヒゲタ醤油の本膳ですね。たぶんカエシの醤油もヒゲタ醤油なんでしょう。
東京の老舗蕎麦屋の多くはヒゲタ醤油を使うようです。

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七味、一味に輪切り唐辛子、そしてゆず粉。ごま、揚げ玉はモーニングタイムは使い放題。

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◆かつ丼セット
トッピング無料のクーポン券付です。
おや、蕎麦に海苔がトッピングされています。「かけ」じゃなくて、「ざる」なんだ!
かつ丼セット650円は、「ミニかつ丼」350円ざる370円とのセットで70円お得じゃないですか。
かけ320円+ミニかつ丼350円=670円よりもお得で、さらに海苔がサービスとも言えます。
やってくれるじゃないか!ゆで太郎!ヽ(^◇^*)/

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ざるそばは、細切りの白っぽい麺。しかも量がやや多い。

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細切りの麺は1.4mm幅(23番手)だそうです。
蕎麦の香りは少ないですけど、シコシコといい歯ごたえです。
この蕎麦の原料については、最後に詳しく書きます。

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そば汁は、すっきりとした辛口。江戸風なんですね。
ゴマを入れたのでその香りもいい。

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ネギはシャッキリしていて、ワサビはもちろん練りワサビ。

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ミニかつ丼

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カツを斜めにカットしてあるので、実際よりも厚く見えます。
でも生姜焼きの肉みたいに薄くはなくて、そこそこです。
しかも衣が分厚くないの。これはうれしいですよ。
汁はやはり辛めで、汁ダクではない。

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タマネギがあるけど、火が通りきっていないよ。
まだオペレーションが安定していないのかもしれません。
そば打ち室には中国産タマネギの真空包装のダンボールが積まれていたので、このタマネギは中国産でしょう。

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席にはポット入りそば湯が置いてあります。

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ドロドロじゃないそば湯をそば汁に注いで、仕上げです。

生麺の茹で立てそばはシコシコとした食感でいい感じです。
ごちそうさまでした。


最後に、ゆで太郎の蕎麦と汁について。
まず蕎麦の原料。
立ちそば店の中には、蕎麦粉1~2割のものを「そば」として提供するところがあるんです。
ではここ、ゆで太郎はどうなっているのか?

HPには、「原材料は国産蕎麦粉などの高級品を使用しているわけではありませんが、一般のお蕎麦屋さんが使用されている普通のものを選んでいます。」とあります。(http://yudetaro.jp/yomoyama5.html
輸入蕎麦粉や輸入小麦粉を使っているということでしょう。
さらに「風味のバランスの良い中層粉を中心に、石臼粗引きをブレンドして製麺しています。」ともあります。
http://yudetaro.jp/yomoyama3.html

これ以上詳しいことはHPにはありませんが、(株)ゆで太郎システムの池田社長がこう明言しています。
2番・3番という中層粉に、玄蕎麦から殻をとった「抜き」の石臼挽きをブレンドしている。
中層粉(そば)5・石臼粗挽き(そば)1・小麦粉5でブレンドしているので蕎麦粉比率は54.55%になる。2番・3番という中層粉に、玄蕎麦から殻をとった「抜き」の石臼挽きをブレンドしている。
池田社長のfecebook:https://ja-jp.facebook.com/yudeta1/posts/537972312969053

そば汁は、銚子の老舗の醤油に流山の本醸造みりんに、店で毎日、何回も煮出している焼津の鰹節や宗田鰹や鯖節からの出汁から作っているとか。

銚子の老舗とはヒゲタ醤油のこと、流山の本醸造みりんとはキッコーマンの「マンジョウ本みりん」のことかもしれません。
追記:みりんは、万上の「醇米」を使っているそうです。

5.5割蕎麦を安く食べるなら、ここに来るのがグッドでしょうね。

食べログ: ゆで太郎 牛久栄町店
夜総合点★★★☆☆ 3.2
昼総合点★★★☆☆ 3.2

関連ランキング:そば(蕎麦) | 牛久


 
タグ:ゆで太郎
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