「黄色い珍来」のラーメン、太くてシコシコ 珍来谷田部IC店@茨城県つくば市 [ 茨城県]
関東東部に多数の店があるラーメン店「珍來」めぐり。
今回はその矢田部IC店。
「手打ラーメン 珍来」の赤い看板。
店舗には「手打ラーメン餃子珍来」の看板。
看板が黄色いんで、「黄色い珍来」と一部で呼ばれています。
ここは、土浦市に本部がある(有)珍来のお店。
「珍來」ではなく「珍来」です。
「珍來」は(株)珍來総本店が商標登録してあって、直系以外は勝手には使えません。
なんてことは詳しくは後日、「珍來大研究」を記事にしようと思っています。
というわけで、ここは「珍來」ではなく、「珍来」のはずなんですが・・・
どういうわけか、「珍來」の暖簾が堂々と下がっています。
これは大きな謎です。
店内では、店長さん以下「珍來」と書かれた紙帽子をかぶているんです。
しっかり「珍來」と書かれています。
この紙帽子は、珍來総本店系のトレードマークなんです。
それを「黄色い珍来」のお店でも着用しているんです。
「珍来」のはずなのに、「珍來」を掲げる。
この不思議な事実はどうして起こっているのか?
推測なのですが・・・
(株)珍來総本店の製麺所からラーメンを仕入れているからじゃないだろうか。
ロイヤリティを支払っているのかもしれません。
そんなことはさておいて 。
さて、メニューです。
【創業昭和46年】「菜譜 珍来」と書かれたメニュー。
「黄色い珍来」の(有)珍来は、昭和46年(1971年)創業ということですね。
麺類:ラーメンは味噌がトップで、ついで塩、醤油なんです。
珍来らしく、ソース焼きそばもしっかりあります。
サービスセットは平日のみ。
炒め物類の定食も人気らしい。
手作りギョーザ(5コ)410円、ハーフ(3コ)270円など。
お店のオリジナルメニュー、鶏塩レモンラーメン・半チャーハン付850円。
麺の大盛無料ですって。
半チャーハン付きで麺の大盛なんて、ガッツリ系にはうれしいですね。
風除室にあった【日替りランチ】のメニュー。
矢田部IC店限定メニューのオール800円の8点は、これも平日のみです。
さて、珍来でのオーダーは決めてあるんです。
ラーメンと餃子、このコンビ。これで珍来各店の違いを比較しています。
本当はこれにチャーハンを加えたいんですけど、最近のとんちゃんの胃袋では難しい。
・・・っていうか、ダイエットのために断念しています。(´ρ`)
カウンターの薬味セットには、ブラックペッパーと辣油。
さらに豆板醤、生ニンニク、生ニラまであって、味噌系などをいただくにはグッドな助っ人です。
10分ほどで、まずはラーメンが登場。
◆ラーメン
玉渕丼に入ったラーメンがお盆に載っています。
シンプルなルックスです。
醤油色をした澄んだ清湯スープにチャーシュー、メンマ、ナルト、ネギのトッピング。
スープにはうっすら油玉が浮かんでいます。
鶏ガラベースに豚骨や野菜が加わった、スッキリした中華そば系のスープ。
麺は黄色いクチナシ色の中太麺。
カンスイが効いた多加水麺でシコシコした歯ごたえで、いい感じです。
チャーシューはモモ肉のようで、厚くもなく薄くもなく、薄めの味つけです。
枕木メンマも薄めの味。
ナルトが入っているのが黄色い珍来流みたい。
◆餃子
大きい餃子は珍来流。
大きくて、丸々とした餃子。
酢胡椒のタレでいただきました。
厚い皮に野菜たっぷりの餡がいっぱい・・・うん、旨い。
でも餡の味は薄いから、このギョウザには酢醤油が合いますね。
黄色い珍来はこの味だよね、と確認しました。
「珍來」の初代がラーメン店を開業したのは1930年代です。
戦後に店を再開して、2代目が暖簾分け店を開いたのが1968年、事業を会社化したのが1977年です。
「黄色い珍来」が暖簾分けしたのは1971年ということですから、かなり早い時期の創業です。
だからスープやトッピングはきっと昔の珍來のものに近いのかもしれません。
麺は、もともとの珍來は中細の多加水麺だったと思います。
「黄色い珍来」はいつのころか、それを中太麺に変えたんじゃないかと思います。
珍來を食べ歩いて、そんな細かなことに気がつくようになってきました。
ごちそうさまでした。
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