ペーパーフィルターよさようなら、今日からはフレンチプレスでコーヒーを淹れよう [食文化]
霞ヶ関の官庁街で開催されている「霞が関ふくしま復興フェア」。
http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2015-07-27
昨日は霞ヶ関コモンゲート西館2階(文部科学省)で行われていたんだけど、行きそびれてしまいました。
来週はぜひとも行ってみようと思います。
コーヒーから始まる朝。その苦さが眠たい目を覚ましてくれる。
そんな暮らしをしています。
ま、別に普通ですけどね。
早朝に、お湯を沸かしてコーヒーを落とすというコーヒーマスターはとんちゃんの役割です。
電気式のコーヒーメーカーも使いましたけど、電動ミルでコーヒー豆を挽き、ペーパーフィルターでコーヒーを落とす、というハンドドリップ生活を20年近くやってきました。
深煎りの豆を細目に挽き、じっくり蒸らして、ゆっくり落とす。
円錐形のドリップがいい、2分かけて落とすのがいい、なんて解説もあって、実行していました。
こうしてコーヒーを落としている間は、ずっと付きっ切りになります。
これも当然ですよね。
豆を挽く時間を含めて、その間約5分。
もう少し楽な方法はないものか・・・・と思っていました。
そしたらなんと、ドリップ式ではないコーヒーの淹れ方があることを(遅まきながら)知りました。
コーヒープレスとかフレンチプレスと呼ばれる方式です。 (米国やカナダでの名称)
喫茶店とかで紅茶を頼むとよく出てくるヤツです。
ガラスの筒型容器に紅茶とお湯が入っていて、時間がたったら金属のフィルターを押し下げて、紅茶を沈める器具。
あれがコーヒーでもあるんですって。
ちなみに紅茶用の器具はコーヒーには使えないようです。
金属フィルターの穴が荒くて、コーヒーの粉がろ過できないそうです。
で、そのフレンチプレスってのは・・・
熱湯を注いで4分待つだけなので、淹れ方が簡単。
しかもコーヒーオイル(コーヒーの油分)がペーペーフィルターに吸収されずに抽出できるため、コーヒー本来の美味しさを味わえる。
そしてペーパーフィルターを使わなくていい。
これはコストの問題よりも、フィルターを買い忘れたためにコーヒーを落とせない、というトラブルを避けられます。
簡単でかつ美味しいって言うことなら、こいつに乗り換えよう!
ということで器具を購入しました。
◆フレンチプレス
どこのメーカーのものを買うか迷いましたけど、結局はボダムにしました。
ボダム:http://www.bodum.com/jp/ja/
BISTRO NOUVEAU(ビストロ・ヌーボー)。
なんでヌーボー(新)なのか?
「ビストロ」は、1974年にボダムが初めて販売したフレンチプレス・コーヒーメーカーだそうです。
きっとその新タイプってことなのでしょう。
0.35 Lで3240円、1Lで4320円ですから、かなりいい値段(高い!)です。
実にシンプルなスタイルです。
これは0.35 Lのタイプです。
(ポダムHPより:http://www.bodum.com/jp/ja/)
ホントはこのBRAZILというのをネットでオーダーしたんです。
そしたら品切れだっていうんで、まぁいいか、ってんでビストロに変更したんです。
◆ミル
手動のコーヒーミルもいっしょに購入しました。
こっちはハリオのコーヒーミルを組み立てたところ。
セラミックコーヒーミル・スケルトンという製品。
臼はセラミック製。
コーヒーがたまるところがガラス製で洗いやすそうです。
さて、これらの器具を使ってコーヒーを淹れてみたんですが・・・
これが、すぐにはうまくいかないの。
それで記事にするのがすっかり遅くなりました。
(器具の購入は4月のことですから、わたしの怠慢も含めて、ずいぶんと時間がかかっています。)
以下、試行錯誤の結果を記事にします。
問題は、まずミルの調整です。
コーヒープレス用にはコーヒー豆を荒挽きにするんですけど、ミルのデフォルトの設定は細かいんです。
それで、豆を少し挽いては調整し、また少し挽いては調整し、ってのを何度か繰り返さないといけないの。
じゃぁ、どれくらいの設定にすれば目的の「荒挽き」になるのか、っていうと・・・実はよくわからない。
荒挽きでも中挽きでもいいんですけど、細挽きはいけません。
細かい豆を使うと、金属メッシュのフィルターの目をコーヒーの粉が通過して、粉っぽいコーヒーになります。
だから実際にコーヒーを淹れてみないと、加減がわからないです。
ということで、ともかくもミルを調整しました。
で、コーヒーを淹れるんですけど、これがまた簡単なようでいて、難しい・・・。
まずはミルで豆を挽く。
これはちょい面倒。(´ρ`)
フレンチプレスに・・・
豆を入れる。
お湯を注ぐ。
2回に分けて注ぐ方法も紹介されていますけど、1回にしています。
問題はここ。
コーヒー豆に熱湯を注ぐと空気が出てきますよね。
その泡にまみれたコーヒー豆が湯の上に浮かぶんです。
これでは気泡に妨げられて豆が湯に接しにくくなって、抽出の妨げになります。
なので、かき混ぜて気泡をなくします。
でも完全にはなくならないで、まだ豆が少し浮かんでいます。
この状態で蓋をして4分間待つ、ということになりますが。
でもコーヒー豆の泡が気になるので・・・
メッシュのついたプランジャーを少し押し下げて、泡とコーヒー豆とを分離させてみたりしています。
こんな方法はネットでは見たことがありません。
4分たったらプランジャーをしたまでゆっくり押し下げます。
このときに抵抗がある場合は、泡にまみれたコーヒー豆がメッシュをふさいでいるようです。
プランジャーを少し上下させたりすると、スムースに押し下げられるようになります。
これで出来上がり。
夫婦マグカップ。
以前の記事で紹介したDANSKのコベンスタイル・マグカップです。
コベンスタイル・マグカップ DANSKでお買い物@あみアウトレット:http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2014-01-19
コーヒーを注いで、完成です!
で、味なんですけど。
細目に挽いた豆をゆっくりドリップしたコーヒーに比べると濃くなくて、ずっとマイルドです。
薄いとも言えますがく、旨みは抽出されている、感じです。
コーヒーオイルの美味しさは・・・わかりません。
コーヒー豆がスペシャリティではないせいか、味わう舌のせいか。
とまれ美味しくいただいていることは確かです。
ただし、今回買ったフレンチプレスには、重大な問題が1つあったんです。
それは容量が350ccだってこと。
コーヒー豆を含めて350ccですから、それを2杯に分けると、かわいい量のコーヒーにしかならない。
要するに2人用には小さい!のです。
マグカップがデカイ分、コーヒーの少なさが痛い。
大きなプレスを買うかどうか、ちょっと迷っています。
大きいったって1Lはデカいでしょう・・・。ならば0.5Lのものかな?
どちらにせよプレスには目盛がついていないので、どんくらいのお湯を入れたかわかんないんです。
あまりデカいと湯の見当がつかないと思います。
最後に小ネタを1つ。
NHKの朝ドラ「まれ」。
パテシエになった希が横浜で両親と暮らしていたときのこと。
よくコーヒーを淹れてマグカップで飲んでいます。
そのコーヒーを淹れる器具がフレンチプレスです!
しかもさきほど紹介した、ボダムのブラジル1Lではないかと思います。
コメント 0