民謡会館の居酒屋でなごやかに酒、しかも土産までもらって 了解@秋田市 [ 東北]
秋田での夜。
イタ飯屋でのパーティーに予定外の出席。
その後、立ち寄りたかったところへ。
おかげで予期せぬ1人二次会ということになってしまった。
場所は秋田駅近くにある「秋田市民市場」の界隈。
今回の秋田行では、この界隈を徘徊しています。
【義声庵】という大きな看板が掲げられている2階建ての建物。
太平洋戦争後すぐに建てられたような、すっごく古い建物です。
うーむ、まさにレトロですわ。(*´▽`*)
ここは【駅前民謡会館】という建物。
【義声庵】は民謡が聞ける、歌える、民謡酒場です。
さづが民謡王国・秋田です。
進藤義声氏は2014年に秋田県文化功労章を受章されたそうです。
その隣には【民謡会館】。
「民謡」を掲げる建物が2つも並んであるとは驚きです。
民謡会館の2階は、昭和レトロの感じ。
民謡酒場はないみたいで、カラオケのお店や小料理屋さん。
常連さんが通うお店なんだろうなぁ・・・。
1970年ころには、秋田市内には民謡酒場が3軒あったそうです。
1軒は県民謡協会理事長だった進藤義声氏の経営する駅前民謡会館の【義声庵】。
2軒目が、民謡日本一・田中アエ子氏が経営する民謡会館【ふなおか】。
3軒目は、津軽三味線の神様・白川軍八郎直門の秋元博氏が経営する【いなぐら】。
でも今は【義声庵】しかないようです。
というわけで、その義声庵へ入りました。
・・・ってことだと話がつながるんですけど・・・行かなかったんです。
実は1次会でワインをずいぶんと飲んで、かなり酔っていたんです。
そんな状態で民謡を聴くと・・・ねちゃうかも。
というわけで、別の方向を選択。
カラオケスナックというのも気が向かない。
そんな中で選んだお店は・・・
駅前民謡会館1階正面のお店。
ぐるっと回って、スタート地点へ帰ってきた。(^∇^)
「季節料理 了解」さん。
何が「了解」かわからないけど、正面のお店だから、ここで間違いはないでしょう。
店内は意外にも狭い。
カウンターと小上がり。ママさんがいらっしゃいます。
先客は小上がりで水を飲んでいる(?)おばさん。
お客というよりも、近所の人みたい。(^∇^)
カウンターに座って、燗酒を注文。
出されたお通しがこれ。
◆青菜のおひたし
これ、からしなだったかなぁ?
実はあんまり記憶にないんです。f(^^;)
◆燗酒
そこへ日本酒が登場。
お母さんが「熱いから」と酌をしてくれました。
ありがとうございます。
◆ゴボウのキンピラ
これ食べますか?って感じで出してくれました。
カウンターにこんなものが置かれているのを発見。
【秋田米とぎ唄】だって。
「米とぎの ヤーヨエ 始まるときは
鶴と亀 鶴亀がヤーヨエ
流しにおりて 舞い遊ぶ
(ヨエトコーリャ 舞い遊ぶ)
(囃子以下同じ)・・・」
という唄です。
米の秋田は酒どころ。
「米とぎ唄」は、日本酒の原料である精白した米を桶に入れて「とぐ」ときの作業唄。
酒造りは、厳冬のさなかに行われますが、そのときに歌う唄です。
ほかに酛すり唄、仕込み唄、櫂入れ唄、桶洗い唄などがあるそうです。
酒造りの作業をする杜氏や蔵人は集団出稼ぎする季節労務者でした。
彼らがこんな唄を歌いながら寒い中で作業を行ったんでしょう。
ところで、このお店も民謡酒場なんですか?
そうじゃなくって、唄いたい人が来るんで用意してあるみたいです。
ってことは、やっぱり唄う人がいるんだぁ。
◆いぶりがっこ
いぶりがっこがすきなんです、って言って出してもらった。
日本酒に合いますね。(*´▽`*)
ここのいぶりがっこは、フレーバーで美味しい。
これをつまみに、日本酒をもう1本ね。
ママさんといろいろ話ししたんだけど、何を話したのか全く覚えていません。
そのうちに、これ持って帰って・・・と大量の「ばっけ」をもらっちゃった。
きっと「ばっけみそ」のことを話したんだろうな。
「ばっけ」とは「ふきのとう」のこと。
小さなばっけがレジ袋にいっぱい。
そんなにもらっても処分に困るんだけど・・・・
と思いながらも、せっかくなのでいただきました。
なごやかに酒を飲んで、お土産までもらって、ホテル路につきました。
ごちそうさまでした。
さて、大量にもらった「ばっけ」。
帰宅してから、天ぷらにしたり、おひたしにしたり(これは激しくエグイ)していただきました。
重ねてごちそうさまでした。
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