村中系ラーメンに客が集まる いおり@札幌市 [ 北海道]
札幌に行ったからには、ラーメンを食べねばなりますまい。
古い木造住宅風の外観のお店。
「下見板張り」という板張の外壁です。
「らーめん庵(いおり)」さん。
おや、壁に立てかけてある黄色いものは、雪かき用の「スノーダンプ」ですね。
北海道では「ママさんダンプ」という名称が通りやすいです。
松本ダンプのようにデブのママさん、という意味ではありません。
ママさんでも使えるスノーダンプという意味です。
入り口脇にメニューが張りだされています。
味噌、正油、塩のラーメンがどれも770円。トップが味噌ですね。
トップに味噌ってことは、味噌が一押しのようです。
っていうか、お店の外にまで、味噌とニンニクの香りがしています。
このお店は「村中系」と評されています。
村中明子さんが1964年にオープンしたお店「純連(すみれ)」。
札幌ラーメンの調理方法を踏襲し、こってりしていて深みがある味わいのラーメンが人気でした。
いまでは長男が「さっぽろ純連(じゅんれん)」を、三男が「すみれ」のお店を開いています。
その「純連(すみれ)」をルーツとするラーメンの系統が「村中系」とか、「純すみ系」といわれます。
今回伺ったお店は、その村中系ということらしい。
客待ちの席に座って順番を待ちます。
店内メニュー。
味噌、正油、塩のほかに、辛味噌、昔風正油と昔風塩があります。
味噌、正油、塩のどれがいいかは、各自の好みでチョイスすれば良し。
札幌だから味噌だ、なんてことはありません。
その間に店員さんがやってきて、注文をとります。
味噌にしようか、正油にしようか、やっぱ味噌にしようか・・・
悩んだ末に正油にしました。
◆醤油ラーメン
トッピングはモヤシ、2種類のチャーシュー、メンマ、青ネギ。
スープには溶けたラードがしっかり浮かんでいて、スープの味は焦がし醤油の香り。
どっしりした味わいの美味しいスープです。
麺は中太の縮れ麺で、硬めのゆで加減。シコシコと美味しい。
細切りの味が付いたメンマ。
チャーシューは2種類で、焦がした肩ロース。
こちらは、焦がしていないチャーシューの角切りで、柔らかい。
懐かしい感じにしっかり美味しいラーメンでした。
ごちそうさまでした。
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