気仙沼復興商店街でワンコインランチ 居酒屋まるきん@宮城県気仙沼市 [ 東北]
今年の3月のことです。
息子と一緒に東日本大震災の被災地をツアーしました。
とんちゃんは、弊ブログでもときどき記事にしたように、被災地に立ち寄っていました。
でも息子はテレビでの情報しか知らない。
その目で一度は見た方がいいよ、というので親子というか男2人旅をしました。
最初に立ち寄ったのは宮城県気仙沼市。
太平洋側の宮城県の一番北にあります。
気仙沼復興商店街へやって来ました。
東日本大震災発生後の2011年12月24日にグランドオープンした仮設商店街「気仙沼南町紫市場」です。
「紫市場」の名は、すぐ近くにある避難場所にもなった「紫神社」に因んで命名されたものだそうです。
ただしこの商店街は、区画整理のため4月末で閉所してしまいました。
7月に常設の「南町紫神社前商店街」が開いて、そこに移転した商店もあるようですが、詳しいことはわかりません。
ともあれ、ここでランチをいただくことにします。
いくつもの棟にいろんなお店が入っています。
東市場のイ棟とハ棟。
ニ棟にある「居酒屋まるきん」さん。
後で知ったのですが、この商店街の皆さんが被災当時に体験したことが、漫画になってネットで発信されていました。
⇒まんが「3.11 気仙沼紫市場物語」5.「居酒屋まるきん」鈴木光浩さん
「昼定食」がワンコインです。
安いし、旨そうなので、ここにしようよ。
仮設店舗の店内は広くはありません。
息子は焼肉定食。
ご飯は大盛りでなくていいの?あぁ、そうですか。
とんちゃんは焼魚定食にしようかな。
焼魚はサバとサンマがあるけど、春だからサバにする。
◆焼魚定食
味噌汁は野菜の具がいっぱい。
こういう具だくさん味噌汁、好きなんです。
焼きサバは脂が載っていて旨いです。
こういうサバは国産ではなく、ノルウェー産なんですけどね。
そして丼飯。
飯の量は普通盛りです。
ご飯大盛りは、プラス100円です。
白菜の漬物は自家製です。
自家製漬物が出てくるお店は、大好きです。
出来合いの沢庵とか柴漬けは、残念ながらほとんど残しちゃいますけど、こういう漬物は美味しいですね。
◆焼肉定食
息子の焼肉定食の「焼肉」はロース肉。
生姜焼き、というには大きな肉ですね。
どちらもワンコインでは申し訳ない料金です。
この仮設商店街は4月末で閉所され、7月に「南町紫神社前商店街」が開くとのこと。
でもこのお店は、そこに移転する計画ではないらしい。
仮設商店街閉店後もどちらかで営業されていることを願っています。
どうもごちそうさまでした。
この商店街は今は閉所したので、下記の地図は、訪問時点でのものです。
食べログ: まるきん
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被災地をツアーという表現は、地元の人に対して失礼ではありませんか?
by はち (2017-07-24 20:44)
> はちさん
ご指摘ありがとうございます。
「ツアー」っていう言葉は軽い感じがあるし、あるいは旅行業者によるビジネスの臭いもして、被災地の方々に失礼かもしれない、という気持ちはわたしも持っていました。
ではどういう言葉が適切か、記事を書く前に考えました。
物見遊山的な「観光」ではなく、「旅行」とか「たび」とか、あるいは「巡り」とか「見学」がいいか、単に「行く」がいいかとも思いました。
被災地旅行、被災地巡り、被災地のたび、被災地見学・・・。
目的とコースを決めた今回の旅行は、「ツアー」という言い方はありえると考えました。
今もまだ復興の過程にある被災地は、とにかく一度訪れて、その目で見てみよう。というのが今回の目的です。
被災地を何か支援するわけでも、被災地の実態をしっかり把握するわけでも、被災地の方々と交流するわけでもない、軽い目的です。
「ツアー」はそういう目的にむしろ合っているのかもしれないと思います。
by とんちゃん (2017-07-26 12:46)
> はちさん
とはいえ、気にはなるので、別のことばで記事を書いてみようかと思います。
by とんちゃん (2017-07-31 05:53)