麹屋さん経営の酒屋で「月の輪」のもっきり酒 細重酒店@盛岡市 [ 東北]
岩手県盛岡市。
「角打ち」の平興商店に伺って、菊の司酒造の日本酒を明るいうちから3杯もいただきました。(^^)
盛岡では「角打ち」を「もっきり」と呼びます。
飲食店ではない酒屋が経営するのが「角打ち」。酒屋の片隅で、一升瓶の酒を1杯ずつ販売するもの。
「もっきり」は「盛り切り」のことで、酒を1杯ずつ売ること。
角打ちだけでなく、居酒屋でもコップ酒を出せば「もっきり」になりますね。
平興商店で見た雑誌の角打ちの記事に、平興商店さんより大きく載っているお店がありました。
ぜひ行ってください、と平興商店のお母さんに勧められ。
地図まで書いていただいたんですよ。
そりゃぁ行かないといけませんよね。(^^)
途中にあった東京駅・・・のわけがありません!
1911年に完成したかつての岩手銀行本店。
1983年に中ノ橋支店になり、2016年からは「岩手銀行赤レンガ館」としてオープンしました。
設計は、東京駅を設計した辰野金吾。だから東京駅によく似ているんです。
酔い覚ましに、少し中を見学。それからお店に向かいました。
そこは盛岡市の鉈屋町(なたやちょう)。
かつては鉈屋さんがいっぱいあったのか?
と思ったら、そうではなく、京都の富豪鉈屋長清が来て寺を建立したことに由来するそうです。
2階が格子になっている長い建物。
ここが「細重酒店」さんですね。
「酒類・食料品」を掲げる酒屋さんです。
盛岡の日本酒、「あさ開」、「岩手川」(倒産)、「菊の司」、「桜顔」が並んでいます。
早速、お店に入ってみましょう。
普通の酒屋さんって感じです。
「こうじ屋 細重酒店」と書かれた白い暖簾が下がっています。
家庭で味噌を作るのにも必要な麹を作る「麹屋」です。
(造り酒屋という情報がありますけど、違います。)
寛政年間(1789~1801年)創業だそうで、今でも麹を販売しています。
麹を買って塩麴でも作ればよかったかな?と今になって反省。
暖簾の向こうが角打ちのようです。
その奥には・・・おやまぁ!
商家の帳場。時代劇のセットを見ているような感じです。
上には立派な神棚もあります。
通い徳利(源蔵)が並ぶ棚。
ビールサーバーもありますが・・・日本酒にしましょう。
生ビール360円、コップ酒210円、ワンカップ220円ということなので・・・
◆コップ酒
やっぱりこれでしょう。
お酒は、紫波町の蔵元・月の輪酒造店の「月の輪」の普通酒。
これ、HPに載っていないんですよね。ちゃんと写真をとればよかった・・・。
⇒月の輪酒造HP:http://www.tsukinowa-iwate.com/
飲食店ではない酒屋が営業する角打ちですから、料理はもちろんありません。
缶詰や乾き物を買って、つまみにします。
つまみの定番「柿ピー」。
平興商店さんから数えて4杯目なので、ゆっくりペースでいただきました。
つまみのサービス。
いや、他のお客さんのお裾分けです。
明るいうちから飲み始めた角打ちのハシゴ。
すっかり酔ってしまいましたので、ここらでおしまいにしましょう。
ごちそうさまでした。
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