東京の屋形船 [食文化]
昨日の記事は屋形船での暑気払いでした。
その屋形船のことを記しておきます。
現在の屋形船の歴史は意外に新しいそうです。
江戸時代に船宿や料理屋による「屋根舟(やねぶね)」で町人が舟遊びを楽しむようになりました。
それが明治以降にもありましたけど、戦争でなくなってしまった。
戦後は、釣り船がにぎわうようになります。
ところが水質汚染や埋立て工事などで釣りに陰りが見えた。
1970年代後半、一軒の老舗船宿が木造の屋形船を復活させた。
そしていくつかの釣宿が釣り船を改装して屋形船を始め、1980年代半ばには東京各地の釣り宿が屋形船業を兼業するようになったそうです。(「屋形船の歴史」:http://yakatabune.tokyo/history/)
屋形船を復活させた老舗船宿。
戦後の屋形船の先駆けとなった船宿がどこなのか、気にかかるところです。
こうして30年ほど前から屋形船が興隆するようです。
東京の屋形船がどれくらいあるか?
都内には、屋形船の組織が2つあります。
1つは旧江戸川沿いの17の船宿の江戸屋形船組合。
もう1つは隅田川、荒川、港湾地区の35の船宿の屋形船東京都協同組合。
2010年に両者が連合して東京屋形船連合会ができました。
屋形船を出す船宿は57、屋形船の数は200隻あるそうです。
(http://www.yakatabune-kumiai.jp/rengo.html)
以下は2つの組合の屋形船を出す船宿です。
江戸屋形船組合の船宿:http://www.edoyakatabune.com/
屋形船東京都協同組合の船宿:http://www.yakatabune-kumiai.jp/
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