隅田川で納涼屋形船 屋形船竹内@浜松町 [ 東京飲みある記]
今年の梅雨はやたらに暑く、梅雨が明けたら雨が多い、ヘンテコリンな気候です。
とはいえ夏になると、暑気払いをするのが世の習い。
暑くなくても暑気払いをしてほしい、いつでも、何度でもしてほしい、というのがとんちゃんの希望です。
そんな希望を知ってか知らずか(きっと知りません)、とんちゃんの部署の暑気払いがありました。
しかも今年はちょっと変わったところでやろう、と幹事が提案。
なんと、屋形船で暑気払いをすることになりました。
とんちゃんが屋形船に乗ったのは、東京へ出てきて約30年間に、2回あったように思います。
なので、今回はたぶん3回目の屋形船乗船です。
ところで現在の屋形船の歴史は意外に新しいそうで、1980年代半ばには東京各地の釣り宿が屋形船業を兼業するようになったそうです。
そして現在は、都内で57の船宿が屋形船を出し、屋形船の数は200隻あるそうです。
この詳しい話は明日の記事にします。
さて、今回の屋形船の船宿は、浜松町駅南口から歩いてすぐのところ。
「屋形船 竹内」さんです。
竹芝ふ頭に河口がある古川沿いにある船宿です。
古川は、竹芝ふ頭から首都高の都心環状線、2号目黒線沿いにあり(正確には川に沿って首都高があり)、天現寺出入口のすぐ西にある天現寺橋までが古川で、そこから渋谷の宮益坂までは渋谷川と呼ばれます。
渋谷駅近くの稲荷橋から上流は、川に蓋をした暗渠(地下水路)になっていて、千駄ヶ谷に行く隠田川、そして井の頭通り下を流れる支流の宇田川に分かれます。
出発時刻にくれぐれも遅れないように、と幹事が念を押します。
もしも遅れたら?
泳いで舟に向かうしかありません。(無理!)
ということで、ギリギリに来た人もありましたけど、皆さんなんとか集合して出発です。
出発時刻になって、順番に乗船です。
舟は第2竹内丸か第3竹内丸のどっちだったか、忘れました。
舟の中は畳を敷いた座敷で、畳の上に座りながら宴会する。
そんなイメージでした。
ところが!
舟の中はテーブル席なのです。
これで悪くはないんですけど、座敷に座る方が風情がある感じがしますが・・・
でも高齢者にはこっちの方がいいし、料理を出す側もテーブルの方が楽なんだろうな、って思います。
舟が動き出してから、まずはビールで乾杯です。
目の前にあったのはアサヒスーパードライ瞬冷辛口。
スーパードライ発売30周年を記念した特別醸造で2017年5月30日から期間限定販売されているビールだそうです。
しかしこれ、ビール風味の缶酎ハイのような感じ。
ハッキリ言って嫌いです。
普通のスーパードライに替えてもらいました。
では、料理をいただきましょう。
さて、料理ですが・・・
◆フキのおひたし
◆船盛
写真の向きが悪いですけど、マグロ、イカ、カンパチ、サーモンなどなど。
やっぱり船の上ですから、お魚をいただきたい感じです。
・・・と言いながら。
◆ローストビーフ
ボリュームのあるこういう料理の方が今風ですかね。
◆卵豆腐
つるんとした卵豆腐。
刺身を適当につまんでいる間に、船は隅田川からレインボーブリッジをくぐって、お台場へ向かいます。
隅田川の上流にある船宿の場合は、いくつもの橋をくぐりながら河口へ向かいます。
でも今回の船宿・竹内さんは隅田川河口に近いから、短時間でレインボーブリッジに達します。
クルーズ船が見えます。
シンフォニークルーズのあたりでしょう。
そしてレインボーブリッジ。
お台場に到着して船が停まると外に出て、船室の上にある展望ブリッジから外の景色を眺めることができます。
レインボーブリッジ。
そしてすぐ近くにフジテレビ。
クルーザーで宴会しているグループもいます。
ペアで仲良く夜景を眺めるなら、長い時間ふたりで眺めていられるでしょう。
でも今回は会社の宴会なので、そんな相手はおらず。(いたら大変!)
なので、しばらく眺めたら宴会再開です。(*^^*)
屋形船の料理というと、やっぱり天ぷらです。
イカとキスの天ぷら。
揚げ立てのアツアツをいただきましょう。
サックリとした衣に包まれた柔らかい身のキスの天ぷら。
胡麻油の香りがする天ぷらが旨いです。
イカの天ぷらは身が締まった感じで、いい食感です。
エビや穴子の天ぷら。
海老は別にして江戸前の天ぷらという感じです。
ナスやシシトウの野菜の天ぷら。
やっぱり屋形船は天ぷらだよな。
変化がない、といえばそうだけど、それでいいんじゃないだろうか。
料理をいただいて、あとはしばらくご歓談タイム。
カラオケ大会っていうグループが多いのかもしれませんが、とんちゃんたちのグループはそういうノリノリの感じにはならなくて、それぞれまさにご歓談。
お酒は飲み放題。
ってことですが、正直言ってあんまり上等なお酒はないんです。
というか好みの酒を持ち込んで飲む、というシステムらしい。
残念ながらわれらが幹事はそこまで準備していない。(*´ο`*)=3
まぁいいや、ってことで、とんちゃんはもっぱら芋焼酎をロックでいただきました。
それでも満足できちゃうから安上がりです。
宴会の間は、ずっと船の上。しかも景色はずっと同じ。
こうなると、屋形船であろうが、普通の居酒屋であろうが、変わりはない。
まさに花より団子状態です。
さて、出発して1時間半ほど経ったところでそろそろ〆の時間。
〆にはお味噌汁。
宴会の初めから用意されていたおにぎり。
何種類かあるようですが・・・
とんちゃんがいただいたのは、魚のそぼろ。
鰹でしょうか、いい香りがして、美味しいです。
温かいご飯も美味しいけど、海苔を巻いたおにぎりって、郷愁を誘ってこれまた美味しい。
屋形船って、停泊地点に行った後は景色の変化がなくて、単なる宴会になっちゃう。
今回も、お台場に行くまではワクワクしたけど、その後は、単なる宴会。
だから初回の新鮮な記憶が残るけど、2回目以降はあんまり記憶に残らない感じがします。
せっかくの屋形船なのに、残念ですよね。
今回はこうして少しだけ記録に残したので、記憶にもとどまってくれそうに思います。
ごちそうさまでした。
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