博多うどんに北九州の濃ーい味が追加 イチカバチカ@牛久市茨城県 [ 茨城県]
JR常磐線、ひたち野うしく駅近く、うどん屋さんが2軒あります。
1つは、かの「丸亀製麺」さん。
もう1つが、今日の記事にする「博多うどん」のお店です。
「博多」というとすぐに「博多ラーメン」の名が浮かびます。
でも地元では、ラーメン以上に「うどん」が食べられています。
その「うどん」が面白い。
細麺の「博多ラーメン」はカタゆでが人気。
茹で時間を短くした硬い麺をオーダーする人が多く、そのレベルもカタ、バリカタ、ハリガネ、はては粉落としまである。
「博多うどん」もそういう風にカタゆで、讃岐うどんみたいに硬いのかと思うと、これが全くの真逆。
うどんの腰が抜けるほどに、長時間茹でた柔らかい麺が特徴なのです。
ヤワヤワのうどん。
そんなうどんが旨いのか?
とんちゃんも知人に連れられて、博多でそれを初めて食べたときは・・・
こんなもん、二度と食うか!(x_x) ☆\( ̄ ̄*)
と思って、ただもう呆れてしまいました。
ところがその後、改めて「柔らかいうどん」をいただいてみて、驚きました。
これが、実に旨いのです。(*´▽`*)
とくに汁が旨いのです。
「うどんにコシはいりません。」
「うどんはコシではありません、ダシでいただくものです。」
というのは福岡出身の大物タレント・タモリの名言とか。
まさにそうなのです。出汁が旨い。
そして柔らかいうどんが、また旨い。
博多ラーメンは、全国にお店があって、本場物かどうかは別にして、いただくことができます。
ところが、博多うどんは、九州以外にはほとんどお店がありません。
なぜ九州以外に無いのかというと、柔らかい麺が九州以外の人には受け入れられないから。
・・・ではないんです。
長時間茹でる、という調理時間や麺の確保の問題から、九州外では出店しにくいのだそうです。
なのに、とんちゃんの地元に博多うどんのお店が出来たわけ。
だからときどきカミサンといっしょに博多うどんをいただきに行きます。
というわけで、博多うどんの「イチカバチカ」さん。
博多 一風堂を展開する(株)力の源カンパニーのグループ会社・(株)力の源パートナーズが運営するお店。
ここが1号店。高崎市の2号店は閉店してしまった。
でも、福岡発祥の「焼とりの八兵衛」とコラボした「うどん居酒屋」が恵比寿と吉祥寺にあります。
「一風堂」のラーメンを「博多ラーメン」としてどう評価するかは別として、いちおう博多関係の会社です。
外壁に新メニューのポスター。
【ダシが選べる!】「白だし」と「黒だし」。
黒だしって、なんだ!( ̄□ ̄;)!!
「博多釜揚げうどん」というのも新メニューです。
お店に入ると黒板に書いてあります。
「麺の固さが選べます!」
そうなんです。腰のある固い「カタ」と博多うどんらしい「やわ」があります。
「カタ」は普通の硬さ、「やわ」は博多流に柔らかい。
博多では、普通に柔らかいものと、すごく柔らかい「やわ」があるのとは、ちょっと違っています。
「カツ丼セット登場!」ってのもある。
ちょっと惹かれます。(^^)
店内は、大きなコの字型のカウンター席とテーブル席、座敷があります。
カミサン&とんちゃんは、テーブル席に座りました。
では、メニューを拝見。
「淡麗白だし」と「濃厚黒だし」がある!w(*゚o゚*)w
白出汁は、昆布・ホタテ貝柱・サバ節・焼きスルメ・玄海産いりこ・五島産焼きアゴ(トビウオ)の出汁。
従来からの出汁ですね。
黒出汁は、北九州のご当地うどん特有のガツンと来る醤油出汁。隠し味に牛すじの煮汁を加えている、濃い目の味、ですって。「北九州のご当地うどん」って・・・これは、また後で。
【博多式 淡麗 白出汁のうどん】は、従来からの博多うどんメニュー。
ゴボ天、丸天が、博多では人気ですよ。
「北九州式 濃厚 黒出汁のうどん」。
肉うどんがあります。
ふーむ!「北九州式」かぁ・・・
これ、以前は「博多肉うどん」というメニューだったんです。
それを「北九州」の肉うどんに変更したようです。
実はこの「肉うどん」は、博多発祥ではなく、北九州市の小倉発祥なんです。
そのことを以前の記事に書いたんです。でもそれをしっかり「北九州式」に変更したんですね。
とんちゃんの記事を読んだのか?(まさかぁ・・。)
⇒冬は鍋焼きうどんだ、この肉うどんは博多発祥か?
:http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2015-12-22
新しいメニュー構成では、「博多うどん」の汁と「北九州肉うどん」の汁の2本立てにしたんですね。
醤油の色と色がしっかりついた「黒出汁」が、関東人には受けるからでしょう。
トッピングがいろいろ。
新メニューの「博多釜揚げうどん」。
桶ではなく、なんとアルマイトの鍋にはいってる!
汁は「博多式」ではなく「北九州式」みたい。
しかも「並」は1玉、「大」は2玉!(◎_◎;)
「特大」は、なんと3玉!( ̄□ ̄;)!!
麺量の多い、つけ麺流のノリですよ。
博多式 最強のカツ丼 850円。
カツ丼の何が「博多式」なの?
【ジューシーな「豚バラ」を使用したドカッと盛られた博多らしいトンカツ】
へぇー!豚バラ肉のトンカツですか!
そいつは、ロースよりもボリュームがありそうですよ。
しかし、バラ肉とんかつは、福岡市博多区じゃなく、そのお隣の大野城市にある「狐狸庵」という、うどん屋の名物らしい。それを「博多式」なんて、大野城市民が聞いたら怒るかもよぉ。(^0^)
夜のメニューも充実してきたようです。
さぁて、何にしましょうか・・・
カミサンは王道のゴボ天、もちろん博多式の白出汁。
とんちゃんは・・・釜揚げ!大!
◆博多釜揚げうどん・大
ぉぉおおお!鍋入の博多うどんだ!
アルミ鍋に2玉の柔らかい博多うどん。
学生時代は、アルミ鍋でインスタントラーメンを作って、鍋からそのまま食ったなぁ・・。(遠い目線)
そんな心象風景が浮かんできます。
こっちは、つけ汁。
丼の中には、濃口醤油の濃ーい色のつけ汁。
揚げ玉が入ってます。
薬味の白ごま、生姜、ネギ。
その薬味をつけ汁へ投入して・・・
アルミ鍋の柔らかいうどんをいただきます。
・・・んー!旨い!o(>▽<)o
そして柔らかい!
博多式ではない、濃ーい味のつけ汁。
ほとんどつけ麺の世界ですね。
テーブルに置かれている天かす。関東流だと揚げ玉。
粗切りの唐辛子に柚子胡椒。
唐辛子をドバドバっと投入。
高菜の辛子漬けもある。
これ、なかなか辛いです。(^^)
辛し高菜も投入です。v(^^)
肉片なんかも入っていて、もう博多うどんの世界からは、完全にワープしてます。
これはこれで、なかなか旨い。
でもやっぱり、飲み干したくなる旨い汁の博多うどんの方が好きかな。
あくまでも個人的な感想です。
また来ますね。
そのときは・・・カツ丼もいいなぁ。(*^^*)
ごちそうさまでした。
コメント 0