老舗大衆居酒屋で昭和の良さを味わう やき鳥金富士酒場@札幌市 [ 北海道]
札幌の夜、ススキノへ。
以前に訪れた居酒屋の本店に向かいました。
⇒30年ぶりの再訪、主人は変われど同じシステムが健在 やきとり金富士
:http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2016-10-06-3
「男山直営」の「金富士」さんが目指すお店です。
階段を下りてすぐのところにお店があります。
昭和28年創業の居酒屋。
「やき鳥 金富士」さん。
店内は、うなぎの寝床のように間口が狭く、奥に長い。
左手にカウンター席。右手に3人掛けテーブル4卓、5人掛け1卓。奥に座敷があります。
カウンターもテーブルもすっかり満席です。
相席でいいですか?
そう聞かれたのでOKすると・・・
中年男女のペアが座っているテーブルに案内されました。
変則的な「5人掛け」テーブル。
長方形のテーブル、その片方の短辺が壁にくっついているので、5人掛けになっています。
先客の男女2人は長辺の壁際の席に、向かい合って座っています。
短辺の席は議長席みたいだから、女性の隣に座ることにしました。
なんとも居心地が悪い席です。
まずは、瓶ビールをオーダー。
◆赤星
瓶ビールは赤星こと、サッポロラガーです。
以前に入った支店と同じく赤星です。うれしいですね。
◆春雨サラダ
このお店は、酒類をオーダーすると、つまみが1品、サービスでついてきます。
とっても嬉しいサービスです。
相席の男女は、訳ありの関係・・・ではなく、会社の同僚みたいです。
同僚にも訳ありの関係がありえますけど・・・そこまではわかりません。
でもカウンター席が空いたので、そちらへ移りました。
改めて店内を見回すと「金富士」のラベルが飾られています。
かつて札幌に中川酒造という蔵元があって「金富士」という清酒を販売していました。
ここ「金富士」は、その直営店だったのです。
しかしその蔵元が1970年に廃業し、居酒屋だけが残った。
旭川の男山酒造の直営店になって、現在は独立しているようです。
日本酒は「男山」です。
上撰330円、佳撰290円、御免酒700円です。
つまみは、やっぱり焼き鳥ですよね。
◆タン
焼き鳥じゃなくって、ヤキトンです。
このポーションが3本で250円ってのは、安い。
肉の間に挟まっているのは、白ネギではなく、玉ねぎ!
札幌はタマネギの産地ですから、その玉ねぎを使うのが札幌流です。
美唄焼き鳥も玉ねぎを挟んであるけど、それと同じです。
七味唐辛子を振りかけていただきます。
◆日本酒・燗
佳撰を熱燗でいただきました。
淡麗な味わいで、スッキリと旨いです。
◆冷奴
お酒をオーダーすると、もれなくつまみが付いてきます。
しかも毎回、違ったつまみ。
2つ目は冷奴です。このサービス、ほんとにうれしいです。
◆焼き鳥
とりもも3本で260円。こいつも安いよ。
タマネギが挟まった焼き鳥に、これも七味唐辛子をかけていただきます。
日本酒をもう1本。
◆日本酒
男山上撰を常温でいただきました。
隣で飲んでいた常連風の男性が常温でいただいていたので、それに倣いました。
◆白菜漬
これもサービスのつまみ。
3つめは、自家製の白菜漬けです。日本酒に合いますね。(*^^*)
◆身欠きニシン
身欠き鰊を炙って、砂糖醤油を絡めたもの。
かなり歯応えがあって、脂がのっているから、口の中がギシギシします。
これが身欠きニシンの普通の食べ方。
子どもの頃、オヤジが酒の肴につまんでいたものが、これ。
そのご相伴に預かっていた記憶が甦ります。
ここに来ると、昭和の居酒屋の良さを味わうことができる。
ぜひまた来たいです。
ごちそうさまでした。
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