表は艶やかで中はコシある美味しいうどん やまびこ弁天@つくば市 [ 茨城県]
カミサンとつくば市に行ったときのこと。
あのうどん屋さんに行きましょう!とカミサン。
そうそう、あのうどん屋ね!と車を走らせました。
そのうどん屋とは、2018年4月、田んぼの中に忽然と現れたお店なのです。
ま、ホントのところは、田んぼのど真ん中ではなく、広い田んぼのはずれに突如誕生したお店。
「京都伏見 手打ちうどん」と書かれたうどん専門店。
広い通りには面してませんから、お店に向かうのはちょっと大変。
肉のハナマサの脇にある小路を入ると・・・
お店の案内板があるので、それを頼りに向かいます。
「手打ちうどん」の幟が目印。
町屋風の和風の建物が目指すお店。
お客さんが何人も待っています。
入り口脇には、待合用の小屋があります。
「やまびこ弁天」さん。
待合用の小屋に、入店待ちの並び方が指南してあります。
開店前:待合室の中から順番に並んでください。
開店後:店内のボードに名前を書いて、好きなところで待ちます。
車の中で待っている人たちもいます。
待合室に「おしながき」があるので、待っている間にオーダーを検討しましょう。
扉には、こんなことが書いてあります。
京都の”酒どころ”伏見で店を構える人気うどん店「やまびこ伏見」の
店主が生み出したオリジナルの酒粕うどん
コクのある酒粕汁がたっぷりと麺に絡み 季節を問わず食べたくなる
京都でした味わうことのできなかったこの味が、ついにつくばへ
京の酒蔵から取り寄せた酒粕、京より直送の九条ネギ、選び抜かれた食材、
国産小麦をいちからブレンドしし熟成させ、作り上げるモチモチの手打ち麺
至福の一杯を、つくばのやまびこ弁天で
「酒粕うどん」ってのがイチオシなんだ!
どんなうどんなんでしょう?
食べてみたいですね。
さてメニューは・・・
【やまびこ弁天の看板おうどん】
酒粕うどん750円。これこれ!
牛すじカレーうどん、牛すじうどん。
トロトロごろごろの牛すじを辛目に調合したもの。
それをカレー出汁と絡ませたカレーうどんと、出汁と絡ませた牛すじうどん。
【京都を味わえるおうどん】
九条ネギうどん、にしんうどん、けいらんうどん、京風たぬきうどん、京風カレーうどん
「京風たぬきうどん」は、甘揚げ入りのあんかけ。
関東人はおや?と思うはず。
関東では、そばもうどんも、甘く煮た揚げを入れると「きつね」、天かすを入れると「たぬき」。
でも関西では、揚げを入れたうどんが「きつね」、揚げを入れたそばが「たぬき」。
そして京都では、その「たぬき」に餡がかかっている。
カレーおうどんが数種類。
つけ麺のおうどんもある。
鍋焼きのおうどん。寒い時期には、温まりますね。
【定番のおうどん】は、かけ、月見、肉うどんなど。
【昼3時までの限定お得メニュー】は、Wカレーうどん。
カレーうどんの下に、ごはん&とろろが入っている。
すごいメニューだ!( ̄□ ̄;)!!
具は、牛すじ、肉きざみ揚げ、肉、きざみ揚げ、から選べます。
お店の前には「冷たいおうどん」のメニューもあります。
さて、名前が呼ばれて、いよいよ店内へ。
お店に入ってすぐ右手にあるカウンター席に案内されました。
オーダーは、とんちゃんは、イチオシメニューの酒粕うどん。
カミサンは、な、なんと、Wカレーうどん、牛すじ入り。(◎_◎;)
夫と妻と逆じゃないの?って感じのオーダーです。
さて、カウンターの入り口に近いところの席は、実は、特等席なのです。
何が特等なのかっていうと・・・
うどんを打つご主人のを、目の前で見学することができるんです。
お若くイケメンのご主人は、休みなくうどんを打っています。
寝かせてあった生地を麺棒で延ばし・・
どんどん延ばして・・・
麺棒に巻き付けて延ばす。
延ばした生地を折りたたんで、切る。
ひたすら切る。
そして切ったうどんを茹でて、丼に盛り付ける。
この作業を1人で、何度となく、ひたすら繰り返しています。
こうして、打ち立て、茹で立てのうどんが出来上がります。
一度に打つ量が決まっているので、客が多い場合は、待ち時間が長くなります。
茹で時間だけでなく、打つ時間もかかるからです。
その待ち時間の間に、ご主人がうどんを打つ姿をぜひ、眺めましょう。
去年から発行されている「やまびこ弁天新聞」を読むのも、また楽しいかも。
1号には、酒粕うどんの酒粕が月桂冠の蔵元直送であることが紹介されています。
おすすめのトッピングだって。
酒粕うどん+お餅。あっ、なるほど!わかる、わかる。
カレー系うどん+温玉。そりゃ、そうだろ。
次回のオーダーのときに、検討しましょう。
【祝1周年記念 ★重要告知★】
3つの新たなチェレンジ!!
1.ゆかり販売
2.Wカレーうどん、めん大盛り・・・これはヤバイ!(^∇^)
3.夏季限定の冷たいおうどん登場・・・さっきありましたね。
そうこうしているうちに、うどんがやってきました。
黒い反高台丼が登場。
こいつぁ、うどんじゃなく、ラーメンみたいだ!w(*゚o゚*)w
◆酒粕うどん
中央には白い大根千切り、周りには赤いニンジン千切り、緑の九条ネギ、クリーム色のきざみ揚げ。
白い汁のに浮かぶ、4つの自然の色も美しい。
酒粕がしっかり溶け込んだお汁。
酒粕の甘みとコク、そしてまったりした味わい、その後から出汁の美味しさがジワーッとやってきます。
ふぅーっ、これは確かに美味しい。
酒粕というと甘酒や三平汁を思い出すんですけど、それらとはまた違う。
出汁の旨さに麹のコクが加わって、まったりと濃厚だけれども優しく深い味わいになっています。
この汁に、お餅もいいけど、ご飯ドボンもきっとあいますよ。
主役のうどんは、太くもなく、細くもない。
国産小麦を使ったうどんは、豪州産のASWを使った真っ白なうどんとは違って、少しクリーム色。
はじめに歯がすっ入って、柔らかいのかな?と思うと、すぐに、しっかりしたコシを感じるうどん。
讃岐うどんみたいに、ただ硬いだけじゃない。
喉越しはつるりとしています。
表は艶(つや)やかで柔らかなと思うと、その実、しっかりとコシとシンがある。
ぜひ女房にしたい女性のよう。(と言ったら、女性差別でしょうか。)
旨いうどんです。
そこに、まったりした酒粕の汁がからんで、実に旨い。
汁の中には、小さく切った鶏肉が潜んでいます。
酒粕うどんには、おろし生姜がついています。
この生姜を加えると、まったりした汁が、さっぱりとした味になってきます。
途中で加えて、味の変化を楽しむのがいいんじゃないかと思います。
◆Wカレーうどん・牛すじ入り
ずんぐりした黒い多用丼に入ったうどん。
トロトロのカレーの中に、牛すじとネギがいっぱい。
辛くてスパイシーなカレーに出汁が加わったカレー汁をからめたうどん。
これまた間違いなく旨いです。(*´▽`*)
うどんの下には、とろろと白飯。
カレーおじや風にいただく。想像通りに旨いです。(o^-^o)
うどんが旨い。
うどんは硬ければいいってもんじゃない。
博多うどんや伊勢うどんのようにヤワヤワうどんとは違う。
外はやや柔らかい中に、しっかりめのコシがある。
そして関西風の汁が旨い。
酒粕は味わったことのない旨さ。カレーもまたいい。
基本的に、行列して待ってまで食べるのは嫌いなんですが・・・
このうどんを食べるためなら、待ち時間を少々我慢してもいい、と思います。
また食べに来ようね。とカミサンとお約束しました。
ごちそうさまでした。
こんなの見たことありません!
みそ汁みたいな出し汁だなあと思ったら酒粕だったとは!
だけど、ぼくはカレーのほうに惹かれたなあ。
これは凄いね。間違いなく画期的だと思います♪
by song4u (2019-08-03 07:05)
> song4uさん
カレーはもう、ご想像通りの旨さです。
追い飯しなくてもいい。
それだけじゃなく、初めからカレーに沈んでいるライスが、カレーを吸ってさらに旨くなっている。
by とんちゃん (2019-08-03 07:13)