台北のパワースポット艋舺龍山寺 [ 台湾旅行]
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カミサンと台湾ツアー。
3泊4日のツアーでしたが、この日が最終日です。
さて4日目の朝のこと。
朝食前に、ホテル近くにあるパワースポットへ向かいました。
艋舺夜市のすぐ東にあるお寺です。
「艋舺龍山寺」(ばんかりゅうざんじ)。
「艋舺」はここの地名で、「龍山寺」が寺の名。
清朝時代の1793年に創建されたお寺。
福建省から来た漢民族の移民によって創建されたものですって。
本来の本尊は観世音菩薩(観音様)で、仏教のお寺です。
でも台湾のお寺らしく、道教や儒教と習合して、いろんな神様が祀られています。
寺の前に立つ説明書き。
台湾で最初の本格的「廟」(お寺)で、台湾宗教百景に選ばれているそうです。
でもお寺の由緒は何も書いてない。
由緒好きのとんちゃんには、とっても残念。(*´ρ`*)
門をくぐって境内に入ると・・・
広場の左に綺麗な滝があります。
せっかくなので記念撮影。
立派な前門。
屋根の上には赤い球に向かって龍がいっぱい。
ここは、右手の「龍門」から境内に入って参拝し、左手の「虎門」から出てくるそうです。
「龍から入って虎から出る」って、どこかで聞いた話ですよ。
そう、高雄市の龍虎塔と同じです。台湾で広まっている考え方なんですね。
⇒高雄市のパワースポット蓮池譚の龍虎塔、犬もすごい!
1793年に創建された龍山寺は、大改修によって1924年に中国宮殿式の廟が完成しました。
それが第2次大戦終戦直前の1945年に米軍の空襲にあい、本殿が焼夷弾の直撃を受けて全壊。
ところが木像の本尊・観音菩薩像だけは無傷で残ったことから、霊験あらたかと信じられます。
現在の伽藍は、1953年に再建修復されたものですって。
本殿の中では読経が行われていて、信心深い台湾の人たちが大勢、手を合わせています。
香炉(香爐)に線香をたむけて祈っていますので、わたしたちも・・・。
龍山寺のお参りの仕方は、詳しい他のブログをご覧ください。
⇒龍山寺_図解_参拝手順
⇒龍山寺徹底攻略ガイド
⇒台湾最強パワースポットの龍山寺で復縁祈願をする方法
パンフレットに簡単に順路が書いてあります。
「香燭販売處」で線香をいただきます。
線香自体は無料で、お参りしてお賽銭を投じてください、ということみたい。
「線香は1人1本」と注意書きがあります。
以前は香炉が7つあって、1人で7本の線香を供えていました。
中には1人で21本も供える人もいたそうです。
さっき紹介したブログでも7本の線香を供えています。
でも線香の煙による大気汚染=健康被害が問題となったんです。
微小粒子状物質:PM2.5の問題です。
それで2015年に7つの香炉を3つにし、さらに2017年には1つになりました。
だから線香も「1人1本」と決められたそうです。
で、長~い線香を1本いただいて・・・
火をつけて・・・
1つだけになった香炉(観音炉)に線香を立てて、手を合わせました。(合掌!)
数々の神様が祀られています。
さて、読経が行われている本殿(円通宝殿)に祀られているのは、本尊の観世音菩薩(観音様)。 本殿には観音様のほかに仏教の神様が並んでいます。
本殿の後ろにある後殿には、道教の神様が祀られています。
向かって右には「文昌帝君」の文字。
髭を生やした中央の像が学問の神様・文昌帝君。
ここには文昌帝君に加えて大魁星君と紫陽夫子が祀られています。
左にあるのは、赤い顔の関聖帝君(関羽)です。
文昌帝君と関聖帝君は、台湾では最も人気のある神様ですね。
そして中央にあるのは天上聖母。
天上聖母は、航海・漁業の守護神「媽祖」の別名です。
孔子も祀られているんですけど、写真はパスです。
最後にお御籤を引きました。
56番がとんちゃん、47番がカミサンのお御籤。
お御籤の右側の句はよくわかりません。
左側の「交易 利」とか「婚姻 随意」というのは、意味がわかります。
「六畜」は畜産、「田蚕」は農業、「行人」は遠くの人、「六甲」は妊娠、「山墳」は墓、「訟詞」は訴訟、「移徒」は引っ越しのこと。
龍山寺の門前には艋舺公園があって、広場には十二支(?)の絵が可愛かったです。
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