先代が逝かれてランチだけ営業しています 長寿庵@茨城県龍ケ崎市 [ 龍ケ崎市]
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龍ケ崎市にある老舗の蕎麦屋さんへ行きました。
「長寿庵」さん。
瓦屋根の立派なお店です。
紫色の暖簾をくぐって店内へ。
お店に入ると、2014年から昼のみの営業です、というお断り。
ご主人の具合が悪くて、しばらく休業しての再開。
後で伺うと、ご主人が他界されて、昼のみの営業に変わったそうです。
(ご冥福をお祈りいたします)
店内は民芸調の木造り。立派な作りです。
【常陸秋そば石臼挽き】のポスター。
ほほぉ、金砂郷(現・常陸太田市)の在来種を元にしたブランド品種・常陸秋そば。いいですね。
さて、メニューは・・・
温かいそば・うどん。
ミニそば・うどんやミニ丼もあります。
冷たいそば・うどん。
セットメニュー。
単品メニュー。
秋冬には、なべ焼きうどんね。
せいろとミニカツ丼にしようかな。
でもミニ丼は、天丼、玉子丼、カレーライスだけ。カツ丼はないのね。
そんじゃ、かつ煮&ご飯のついた「白寿ごぜん」にしましょう。
テーブル上の醤油差や唐辛子入れは、きれいな陶器製。
その脇に懐かしいおみくじ器があります。
100円硬貨を入れると、おみくじが出てくるんですよね。懐かしい・・。
さて、料理がやってきました。
◆白寿ごぜん
せいろ蕎麦、かつ煮、ご飯のほかに、いろいろとお盆に載っています。
長寿庵オリジナルの箸袋。
箸袋の裏にも、夜の営業をしていないという断りが書いてあります。
まずはサラダから。
冷奴もあります。
蒸籠に載ったお蕎麦は、少な目。
本鰹の出汁で、辛めのキリリとした汁です。
灰色の二八蕎麦。しっかり締まっていて、蕎麦の香りがして、美味しい。
この「せいろそば」の大盛でもよかったな。
蕎麦湯を注いで・・・
そば汁を割っていただきます。
かつ煮は、意外にしっかりしたポーション。
白飯に・・・
オンして、ミニかつ丼にしました。
カツが全部は載り切らず、余ってしまいます。
しっかりした衣にやや厚めの肉。汁の味が濃いめです。
濃いめの味のカツ丼。やっぱりカツ丼は旨いね。
ウリの自家製漬物。これ美味しい。
デザートにグレープフルーツと梨。
セットものは、少しづつ色々は料理があるのね。
せいろ大盛とか、せいろ&ミニ丼の方が、ガッツリいけるな。
このお店には、ぜひ見た方がいいものがあります。
1つは、店内にあるいろんなミニチュアのフィギア。いったいだれが作ったんだろ。
茅葺屋根の民家。料理器具や物干し。
箪笥の中には、着物に見立てた布がちゃんと入っている。
「長寿庵」の蕎麦屋。ジオラマもあります。
囲炉裏やタンス、食器棚。
背負い籠に長ネギ。
ケースに入った料理たち。
最下段には中華の点心。箸袋に「海洋楼」と書いてあります。
フィギアのメーカ海洋堂がセブンイレブン限定で制作したものらしい。
先代のご主人のご趣味だったのかな?
もう1つ、見ていただきたいのは、玄関を入ったところにあるこれ。
長寿庵の系統図です。
長寿庵は東京で最多の店舗がある系統です。
創業1702年の京橋「三河屋惣七」がルーツ。「采女会」「四之橋会」「十日会」「実成会」の4会派があるそうです。
ここの長寿庵は十日会系で、一番下にある竜ケ崎・堀越さんが、先代です。
蕎麦を楽しみ、店内も楽しませていただきました。
これからもがんばってください。
ごちそうさまでした。
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