元祖小倉トーストは甘いあんがトローリ 喫茶まつば@名古屋市 [ 東海]
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カミサンの発案で始まった2泊3日の名古屋旅行も最終日。そして最後の記事です。
ホテルでゆっくり朝食を済ませて、ゆっくりとチェックアウト。
カミサンの希望ですから。
名古屋駅の北にある「ノリタケの森」を観光して、東へ移動。
レトロな円頓寺(えんどうじ)商店街へ向かいました。
アーケードのない「西円頓寺商店街」を通り抜け、広い通りに出ると、向こうにアーケードが見える。
円頓寺本町商店街です。
角にある「ふわふわ玉子サンド」の看板を掲げる「玉ゆら」さんがすっごく気になります。
その商店街を抜けて、広い江戸線の先にあるのが・・
円頓寺商店街。
交差点の4隅には、なにやら像が立っています。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と水戸黄門の人物像ですって。
それら4体の人物像は、地元の不動産会社が商店街に寄贈したものですって。
日本美術専門学校(埼玉県伊奈町)の彫刻科学生が作った像だそうで、なかなかよく出来ています。
ちなみに織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のことを名古屋では「三英傑」と呼ぶそうです。
円頓寺商店街の東の端には、江戸時代の風情が残る四間道(しけみち)があり、そこをブラブラと観光。
以上は、長い前置き。
お目当ては円頓寺商店街にある老舗の喫茶店。
しかも名古屋名物「小倉トースト」ゆかりの喫茶店です。
「喫茶まつば」さん。
1981年(昭和56年)に建て替えしたお店は、まさに昭和レトロだったそうです。
それを2017年に改装してモダンなお店になっています。
でも外壁の感じは、かつてのレトロな雰囲気を残しています。
入り口脇には焙煎室があって、コーヒー豆の自家焙煎をしている。
量り売りもしています。
店内は奥に長くて、右にカウンター、左にテーブル席があります。
カミサンととんちゃんは、奥のテーブル席に座りました。
お店の経歴が書いてあります。
ここ「喫茶まつば」は、1933年(昭和8年)の創業の喫茶店で、現存する名古屋の喫茶店の中では最も古い。現在のご店主は3代目です。
名古屋名物「小倉トースト」発祥のお店は、今はなき「満つ葉」(まつば)さん。
中区栄町にあった喫茶店です。その後、若宮に移転して、2002年に閉店しました。
その栄町「満つ葉」から暖簾分けしたのが、ここ「まつば」さん。
1981年に建て替えしたときに、店名を「満つ葉」から「まつば」に替えたそうです。
「満つ葉」の味を受け継いでいるこの店は、小倉トーストの元祖ということになります。
メニューは・・・
自家焙煎のコーヒー。
サンドイッチ。
トーストのトップに、ありましたよ、元祖小倉トースト。
そしてモーニング。
ドリンクをオーダーすれば、無料でトーストなどが付いてくるのが名古屋式モーニング。
お店に入ったのが12時だったので、モーニングの時間を過ぎています。
残念ですけど、通常のメニューをオーダーです。
◆レモンスカッシュ
カミサンのオーダーです。
生絞りのレモンがたっぷり入っていて、しっかりと酸っぱいです
◆ブレンドコーヒー
とんちゃんのオーダー。
ドリンクにはもれなくスイーツがついてくる。
これが名古屋流です。
しかもここのは、ベルギーのビスケット「VERMEIREN」(ベルメーレン)です。
◆元祖小倉トースト
「満つ葉」伝来の元祖小倉トーストは、サンドイッチスタイルです。
トーストした食パンに小倉あんをサンドイッチして、3つにカットしてあります。
しかも食パンは、頭が山形の「山食」です。まさにオーソドックス。
ちなみに、よく見る頭が平らで断面が四角い食パンは「角食」と言います。
餡はやわらかくて、パンをつかむと、脇から餡がはみ出て来ます。
サクッとしたトーストの歯ざわり、そして小倉の甘み。
噛むとトーストのバターと小倉あんが口の中で混ざりあう。
甘党ではないとんちゃんには、甘さの強いあんです。
甘い小倉トーストには、ビターブレンドのコーヒーが合うんだそうです。
きっと、そうですね。
満つ葉さんは、元々は甘味処だったそうです。
だから小豆の形がしっかりあって、甘い小倉あんなんですね。
元祖の味を確かめて、よかった。
ごちそうさまでした。
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