コッペパンがロケットパンってなぜ?コッペサンドもいろいろ 小林パン店@茨城県土浦市 [ 茨城県]
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古いパン屋さん、コッペパンがあるパン屋さんめぐり。まだやってます。
今回は土浦市にある、県南で最も古いパン屋さんへ再訪です。
等覚寺さんの門前。
大手町通りにある立つ店舗兼住宅の小さなお店が「小林パン店」さん。
明治時代後期に創業した和菓子店が1921年にパン屋となったという老舗パン店です。
⇒茨城県南で最も古い土浦市・小林パン店の歴史を推測してみる
2019年に改築オープンし、毎週木金曜日のみ開店のお店です。
2方向にドアがあって、どちらからでもお店に入れます。
レジの上に、きな粉ドーナツ、ロールパンとロケットパンがあります(写真は前回のもの)。
このお店では、コッペパンのことを「ロケットパン」と呼んでいるんですよ。
なんで「ロケットパン」なの?
お店に立たれているご年配の奥様に伺うと、私が子どものころからそうだった、ということで理由はわからず。
とんちゃんが推測する理由をは最後に触れましょう。
記事では、ふつうにコッペパンということでご紹介します。
左側の棚にパンが並んでいます。
その中にコッペパンサンドが何種類もあります。
ツナサンド、ハムサンド、ポテトサンド、ハムカツサンド。
タマゴサンド、ヤキソバサンド、コロッケサンドがあります。
前回は、ハムカツサンド、ツナロール、カステラパン、アンドーナツ、甘食、そして海軍航空隊に納入していたレシピで再現した「航空パン」を購入しました。
⇒県南一古いパン屋さんのパンはやさしい味わい 小林パン店
今回はハムカツサンドとポテトサンドを購入。
ハムカツサンドは、前回とかぶってしまいました。f(^^;)
パンは1つずつ、しっかり封をしたビニール袋に入っています。
◆ハムカツサンド
コッペパンの大きさは、長さ20センチ×幅8センチです。
前回の記事で長さ17センチ×幅7センチと書きましたけど、それよりもやや大きいですね。
背割りしたコッペパンに、半分に切ったハムカツ2枚とキャベツがはさんであります。
パンは、気泡が小さく、ややリッチでふんわりした食感です。
やっぱハムカツって惹かれます。
◆ポテトサンド
ポテトそのものじゃなく、ポテトサラダを挟んだコッペサンド。
パンの大きさは、長さ20センチ×幅7センチです。
背割りしたコッペパンにポテサラがいっぱい。
ふんわりしたコッペパン、その中にしっとりしたポテサラ。
柔らかいサンドイッチですね。
さて、このお店ではコッペパンのことを「ロケットパン」と呼んでいます。
お店に立たれているご年配の奥様は、わたしが子供のころからそう呼んでいた、とのことで、ロケットパンの名の由来はよくわかりません。
ググってみたら、面白いことを発見しました。
昭和30年代に少年漫画で「ロケット」がブームになっていたようです。
1956~57年(昭和31~32年)に、藤子不二雄作「宇宙少年団 ロケットくん」(2回までは「科学冒険まんが 宇宙少年団」)が講談社の月刊漫画雑誌『ぼくら』で連載されました。
また1960~63年(昭和35~38年)には、横山光輝作「少年ロケット部隊」が集英社発行の雑誌『日の丸・少年ブック』に連載されました。連載時に集英社が募集した「少年ロケット隊員」の登録には10万人以上の応募があったという人気だったそうです。
第二次世界大戦時にドイツが開発したV2ロケットをベースにアメリカが開発したヴァイキングロケットが1950年に打ち上げに成功し、大気圏の観測を行う。そして1957年にはソ連が世界最初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功。そんな時代だったんです。
そんな子供たちの人気にかんがみて、ロケットパンと命名したんじゃないでしょうか。
ごちそうさまでした。
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