夕食が予想以上に豪華で美味しい、だから人気の宿 ホテルニュー白亜紀@茨城県ひたちなか市 [温泉・旅館・民宿]
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9月下旬のシルバーウィーク。カミサンのお母さんや従姉とともに、ひたちなか・大洗の観光に行きました。
義母は97歳という高齢なので、あちこち行かずに、のんびりと温泉ホテルで過ごしましょう、という予定。ところが、ひたち海浜公園や那珂湊おさかな市場、めんたいパーク大洗や大洗まいわい市場でお土産を買ったりと、結局はいろいろ回りました。(*´ο`*)=3
宿泊先は、ひたちなか市の高台にある温泉ホテル。
酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)の前を通ってホテルへ向かいますので、ついでに参詣。触ると宝くじ当選のご利益があるという亀石像がありますよ。
「ホテル ニュー白亜紀」さん。
楽天トラベルアワード5年連続受賞という人気のホテルです。
「白亜紀」とは、奇妙な名前ですね。
アンモナイトや鮫の化石などがある約6,500万年前の中生代白亜紀の地層が、すぐ近くの海に露出していて、茨城県天然記念物に指定されているんです。それに因んでの命名です。
元は、1967年に民営(?)の「国民宿舎白亜紀荘」としてオープン。敷地は酒列磯前神社からの借地で、古墳群でした。その後、那珂湊市に移管されて那珂湊市営に。1990年に「ホテルニュー白亜紀」を開業。1994年に勝田市との合併で、ひたちなか市の所有となり、2015年からは指定管理者(株式会社オオシマフォーラム)が経営しています。
実は、国民宿舎時代の建物(廃屋)が、ホテルの隣に残っているんですけど、スルーしていました。
指定管理者が経営するようになってからでしょう、評判の良いホテルです。
料理が美味しい、ホテルの方々の接客がホスピタリティーあふれていました。
全室にミル挽き用のサザコーヒーがあり、ロビーではフリードリンクが用意。
女性客は、浴衣と帯が選べて、シャンプー&リンスも各種用意されています。同行した女性3人(高齢の義母、義従姉とカミサン)も嬉々として浴衣を選びましたよ。
わたしたちが泊まった部屋は、和洋室の広い特別室で、広い窓から太平洋が望めました。
幸運にも天気が良くて、ゆったりとした海を眺めながらくつろぐことができました。
さて、夕食は1階のレストランで、コース料理です。
今回は「親孝行セット」なので、料理少なめでお造りが多い「ミニ会席グレードアップ」になってます。ミニとはいえ十分な量で、美味しかったです。
お品書きは、こんな内容。
前菜3点、造里6点、温菜2点、主菜、お食事、香の物、水菓子。
お品書きの裏には【絶品茨城】。
このホテルでは茨城県産品を食材に使っているそうで、夕食では、大洗産生シラス、常陸牛、美明豚が、いろいろの茨城県産食材が使われています。
◆食前酒
食前酒に「ビワミン」と白ワイン、炭酸のカクテル。酸味がさわやかです。
「ビワミン」は、米酢とブドウ酢にビワ葉エキス、ハチミツなどをブレンドした健康酢ですって。ビワミンのHP⇒http://www.biwamin.jp/
生ビールを飲みながら料理をいただきましょう。
◆前菜3品
チーズ豆腐。
クリームチーズと豆腐を和えたものでしょうか。いい香りのチーズです。
粗挽きのブラックペッパー、ホールのピンクペッパーが利いています。
ふぐの皮煮こごり。
ツルンとした煮凝りの中にプリンとしたフグの皮。日本酒ほしいゾ!
鯵南蛮漬け。
赤いものは、なんと、赤蒟蒻(コンニャク)!
赤コンニャクは、赤い色のコンニャクで、滋賀県近江八幡市の名物です。
茨城で赤蒟蒻に出会ってビックリです。
赤コンニャクが、なぜ赤いのかの理由は不明。派手好きの織田信長が赤く染めさせた、という説もありますけど、根拠のない俗説です。
ちなみに赤い色の着色料は、「三二酸化鉄」(「三二」は、「ミニ」じゃなく数字の「32」)。酸化第二鉄とか三酸化二鉄(Fe2O3)とも言われる物質で、要するに鉄の「赤さび」の成分です。
◆月ノ井純米酒
大洗町にある1865年創業の月ノ井酒造店のお酒。
美味しいお魚にはやっぱり日本酒ですよね。( ^∇^)
端麗だけども旨みのあるお酒です。
氷を入れたポットで出されました。こんなに冷やさない方が好きです。
◆造り
これで2人前です。
ミニ会席は「3点盛り」ですが、グレードアップで「6点盛り」です。
上から、天使の海老、タイ、マグロ、イナダのたたき。
海老の仕立てに感心。尾付きの刺身だけでなく、旨味のある頭の部分は食べやすいように茹でてある。丁寧な仕事をされていますね。
「天使の海老」は、南太平洋のニューカレドニアで養殖された海老。「天国に一番近い島」の海老だから「パラダイス・プロン」という商品名。日本語では「天使の海老」。養殖だけれども抗生物質不使用で、高品質の海老だそうです。
大洗産の生シラス。
シラスはカタクチイワシやマイワシの稚魚です。
甘い味のシラス。
生でいただけるのは、この立地だからですね。
アワビはこれで2人分。キモもありますよ。アワビが新鮮なんですね。
これがとっても美味しいんです。( ^∇^)
揚げ物と温物。
◆秋鮭とアサリのココット。
ココットで作ったアクアパッツアのような料理。
フライドガーリック、ブラックオリーブ、ケッパーの風味が利いていますけど、あっさりした味です。
◆揚げ物3種
青すぎ海苔の素揚げは写真を撮る前に食べちゃいました。
茨城産のサツマイモの天ぷら。甘くて好きです。
海老・蟹・イトヨリ鯛の真薯(しんじょ)の糸巻き揚げ。
すりつぶしてあるので具材が何かよくわからないけど、美味しいです。
極細ジャガイモのパリパリした食感がなんともいいです。
◆月ノ井純米酒
常温はないので、冷やさずに出していただきました。でも冷たい。
ぬる燗にすればよかったかな・・・。
◆常陸牛と美明豚の石焼
常陸牛は、茨城県が誇る銘柄牛。きれいな霜降りの和牛です
美明豚は、霞ヶ浦に隣接する行方市の中村畜産が飼育するSPF豚。
水戸ネギは「柔甘(やわらか)ねぎ」と名付けて出荷されている軟白ネギですって。
シイタケ、ヤングコーン、シシトウもあります。
石板で焼いていただきました。当然ですけど、美味しかったです。
でも、女性たちの分も含めた焼き役になったので、写真を撮る余裕がありませんでした。
◆帆立貝の釜飯茶漬け
ベビー帆立がいっぱい入った釜飯。
1杯目は、そのままいただきます。小さくともホタテの香りがいっぱいです。
2杯目は、出し汁をかけて・・・
薬味を加えて・・・
釜飯茶漬け。
カツオ出汁が利いた茶漬けになって、とっても美味しい!
◆旬菜五種
香物5種ですね。長いもの醤油漬けが珍しくて美味しいです。
◆水菓子
レモンヨーグルトムースに芋羊羹と茨城メロン。
芋羊羹は自家製みたいで、硬めのプリンみたい。
メロンもサツマイモも茨城県産です。
料金から予想する以上に豪華な料理は、どれも美味しかったです。
接客も丁寧でとても心地よく料理をいただけました。
ごちそうさまでした。
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